6月の庭を後にして・・・

3年前に、夫の親友ご夫婦と南仏とスイスの旅をしました。楽しくって、帰り、また行きたいねという話になって、帰国したらすぐに毎月の積立がまた始まりました。行くなら、食事の美味しいスペインかイタリアということになっていました。
ところが、去年は、父が入院。3年目の今年は…ということになっていました。今年、5月の父の再入院はチョット心配しましたが、その後、体調回復、母も大丈夫だからと言ってくれました。息子に水やりを頼むことを考えて、梅雨時を選んだのですが、上手い具合に雨が降ってくれるといいのですが。

さて、行き先はイタリアということに。ツアーでイタリア経験のあるFご夫妻が行っていない所でと計画をたてたのですが、ローマは空港だけ、アッシジフィレンツェまで行くならウフィツィ美術館に行きたいという私の希望を夫もわかってくれて、フィレンツェ2度目のFさん達はサンジミニャーノ行きで、ここだけ別行動ということに。あとはナポリ、Fさんご希望のアマルフィ、そしてシチリア島タオルミーナパレルモというコースになりました。
脱原発の先輩国、イタリアですが、火山や地震もありますし、無事帰って来られるようにと願っています。
そうそう、サッカーの監督、ザッケローニさんを有難う! とイタリア人に会ったら言って来なくては・・・。
お陰様で?アウェイのオーストラリア戦も本田や川島、長谷部の活躍で引き分け、勝ち点1でした。

先日は、昼間電話のあったUさんの助言に従って、ウフィッツィの予約を夫が電話してくれました。
また、また、珍道中になりそうですが、今年はF氏も退職されて、ホテルは全部お任せで予約をお願いしました。
夫の方は、仕事の合間に、鉄道やバスの時刻表を調べてと大変だったよう。私は今回もコースの計画のみです。


"東日本大震災、とりわけ原発事故は、「最大の絶望」

あの事故をなかったかのように、気楽に音楽の話をすることなんて、ぼくにはできない。"

「あの事故をなかったかのように」という吉田秀和氏の言葉は、大阪にいる私たちにとっては、いつも心のどこかに引っかかっている言葉です。この言葉を紹介してくださった「Landscape Diaryランスケダイアリー」(http://blog.goo.ne.jp/toshiaki1982)さんは、あれから1年、原発問題が頭から離れなくなったご自分に、”それでいいのだ”という救いの言葉だったと仰っていました。
私も自分のブログが原発関連ばかりになるときは、確かに「3.12以後」はそれで普通ということを吉田先生に言われているようで救われる思いもしますが、逆に、では、「気楽に〜〜して」いいんだろうか・・・と後ろめたさを感じる自分もいます。
そんな時には、この言葉は戒めともなって・・・。
気楽にイタリア旅行へ行ってていいんだろうか…と少し心を疼かせながら、
東北とフクシマを胸に抱えて、土曜日、行ってきます。

  

           先日のヨガの帰り、ご近所のYさんのジャカランタの花!
            木がずいぶん太いです。我が家のはまだ数年かかりそう。


◎お薦めブログ:Various Topicsさん、6月10日「村田光平元駐スイス大使が細野大臣に送った書簡」(http://afternoon-tea-club.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/06/post_8d66.html
先日、カレイドスコープさんも村田元スイス大使を取り上げておられブログで紹介したところでしたが、心配して随分働きかけておられるようです。聞く耳持つ日本の政治家がいないのが本当に不幸です。ところで、Variousさんが田中正造の言葉を書いておられましたので、引用しておきます。

「真ノ文明ハ

山ヲ荒ラサズ

川ヲ荒ラサズ

村ヲ破ラズ

人ヲ殺サズルベシ」


「民を殺すは国家を殺すなり。法を蔑(ないがし)ろにするは国家を蔑(ないがし)ろにするなり。
皆自らを毀(こぼつ)なり。材用を濫(みだ)り民を殺し法を乱して而(しこう)して亡(ほろ)びざるの国なし。これを如何(いかん)」

 
■ 昨夜、NHKテンペスト」最終回でした。BSで放送された時は途中で見るのを止めてしまって心残りだったのが総合で再放送。
とてもよかったです。琉球王国の興亡史に、真鶴という女性が宦官の男性となって絡みます。琉球王国の存続のために、宦官として大和(薩摩)との、またアメリカとの政治交渉、真鶴として、最後には国王の寵愛をうけ琉球国王の王子を生んでという、宝塚のベルバラか、手塚治虫リボンの騎士(古い?)かというとてもスリリングな展開。
琉球王国は軍隊を持たない国として知られて、それを聞いた国が「そんな国があるのか?」と言ったとか。「命こそ宝」を守って戦わず明治政府に従い、鹿児島県の一部となった沖縄。その沖縄が外国の軍隊の大半が長年にわたって居座っている現状。気の毒ですし申し訳なく思ってしまいます。本当に先送りのつけがアチコチ。なんとかしなくちゃです。それでは、明日出発、行ってきます。