7・16「さようなら原発10万人集会」

旅行中の郵便物の中に「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」の茶封筒がありました。
中身をそのまま写真に撮りました。詳しくはコチラで:http://sayonara-nukes.org/2012/06/0716sayonara_nukes/


700万筆の署名はすでに第一次分として提出されているようです。
チラシの一部から:<「97歳になる叔母が浦和駅で集めました」とのお手紙と一緒に190人分の署名が届きました。本当に多くの方々の思いが詰まった署名だと思います>
日本のマスコミが無視できない数の意思表示が本当に必要だと思います。
今日のお勧めは[eirene's memories]さんのブログから、
核心対談:河野太郎衆議院議員)X小熊英二(慶応大学教授)『この国のかたちを考える』」より一部:

小熊 外から見る限り、原子力行政は内側の手続きで終始している印象を受けます。信頼の失墜など気にとめていないし、致命的な問題だとも思っていないように見える。たとえて言えば、旧日本軍の作戦のようなもので、あれこれ調整して参謀本部の了解も取ってしまったから強行するしかない、敵がどう動くかは重要な問題ではないと(笑)。


 これまでずっと関係業界と霞が関と永田町の中の手続きだけでやってきたせいなのか、原子力行政が社会からどう見られているかとか、社会全体がどう変化しどう動いているかということまで、見通しと計算が働いていないようです。


河野 要するに、ガバナンスが喪失しているんです。


小熊 ミッドウェーで敗れたのに、あれは何かの間違いだった、まだ取り返せる、と思ってガダルカナルに兵力を逐次投入している、という状態に見えます。全体状況からずれているのに、それに気づいていない。

河野 あれだけ安全だと言っていた原発がとんでもない事故を起こした。それなのに、暫定的な安全基準で良しとして稼働させてしまう。原子力ムラは本当に内向きの社会だと思います


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小熊 3.11以後の最大の変化は、国民の政治リテラシーが格段に上がったことだと思います。政治に対する危機感と関心、知識が急上昇した。原子力の問題は、日本という国のありようの縮図であると思った人は少なくないでしょう。  


それから、国民の政治参加が増えた。デモに参加した人は累計で十万人単位くらいでしょうが、政府の広報では信用できずに自ら情報収集した人は数千万人はいたでしょう。放射線を測ってみた人、役所に働きかけた人は百万人単位でいたと思う。広い意味で自発的な政治行動を起こそうという気持は、間違いなく上がったはずです。その意味で、日本の政治がここから変わる可能性がある

原発問題は日本の古い構造の象徴  以下略

全文は是非コチラで:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32875
慶応大学の先生のお話がとっても納得がいきます。