アジサイの苗と「意見募集(パブコメ)」について

昨日は午後3時を過ぎてから、旅行前に行っておくべきかで迷って結局行かずにいた髪の毛のカットに出かけようと日傘をさして外に出ました。
丁度、以前お招きいただいたYさんの前あたりで、ご本人のYさんと出会いました。手に持っておられるのを「これは・・・?」と訊ねたら、「ユーカリの木の葉なんですが、我が家のとは違って葉が細かいので、頂いてきたの」と。
垣根から覘いている八重のアジサイが珍しいので、「変わったアジサイが咲いていますね」と言ったら、「今、お買い物? よかったら誰かにあげようと苗を取ってあるので、帰りにでも」と仰るので、「いいんですか〜、じゃ、帰りに寄らせていただきます」ということで、ピンポンを鳴らしました。ロングスカートに自作の石とビーズの美しいネックレス姿だったYさんは今度はTシャツに着替えて手に2色のアジサイを持って出てこられました。
薄青い色とこれも薄いピンクの八重のアジサイです。どちらも同じ苗で、育った土で色が違って出て来たものだと言われました。
ありがたく頂戴して「梅雨時だから大丈夫だと思いますが、上手く育ってくれるといいんですが・・・」と私。
「大丈夫ですよ。石花と書いて”せきかアジサイ”という名前がついています」と教えていただきました。
ピンクの苗と一緒に手に持っておられた2色のアジサイも頂いてお別れしました。帰ってすぐ花瓶にさしましたが、切り花の方も挿して、北側の道路際と南の庭にも植えてみようと思っています。
ところで、この写真を撮ったカメラは先日、以前買った同じ店で同じようなタイプのものを4年前の半分以下の価格で手に入れました。
安くなっているのにビックリ! 撮り初めの花がアジサイになりました。

連日取り上げている政府のエネルギーについての意見を求めるパブリックコメントパブコメ)について、
昨日は、いつも集まっている学生時代仲間の連絡係で久しぶりに奈良のWさんと電話でお話。もちろんパブリックコメントは知らなくて、どうやったら一般の人は知ることが出来るの?という話にも。彼女はパソコンはやらないし、ファックスもないので、土曜日に会うとき、「郵送の分をプリントアウトして持って行くね」と。
祇園祭宵山だからと京都のMさんが言ってくれて、月末アメリカに行くAさんと4人でまた京都で会うことになりました。イタリアのお土産を渡す日になります。


「エネルギー・環境に関する意見募集(パブリックコメント)」については、どうもこれが「国民的議論」にあたるのか?と疑問ですが・・・
意見の出し方は、コチラ:http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120702/20120702.pdf
デモに参加できなくても、これは参加しないわけにはいかない・・・ですね。
それにしても、これが「国民的議論」にされてしまうと・・・・
ところで、政府の会議の3つの選択肢(最後の議事録)を読んでいると、不思議です。
3・11以前26%の依存度だったものを2030年までに20〜25%の依存度にするという第3の選択肢なんていうのは、あり得ないし、選択肢に入れること自体がナンセンスです。何もしないで、(老朽化した原発廃炉になるので)逆に頑張って原発を作り続けるシナリオです。原子力でお金を儲けたい人たちは選ぶかもしれませんが、それこそ福島を忘れた人です。
そうなると、15%(何もしない現状維持)かゼロシナリオかですが、政府の考え方では、ゼロシナリオの問題点を挙げて明らかにこれを否定しています。まず経済的な(お金がかかる=原発より石油の方がお金がかかるという計算の間違いについては何度も「そもそも総研」で取り上げられました)問題、化石燃料依存度が高く環境には悪いし、エネルギー安全保障の点でも問題ありと列挙しています。明らかに、原発維持の15%で行きたいが、あからさまに「誘導」したのでは、反動で「ゼロ」に傾きかねないのを恐れているという議論をしています。
原発依存度を下げて新しいエネルギーを今後どうするか、というのは、まさに新しいエネルギーをどう開発し、どのくらいのスピードで現実のものにしていくかというゼロシナリオをどう具体化するのかという取り組みであるはずなのに・・・と考えてくると、ゼロシナリオは脱原発であり、後の2つは原発維持の選択肢であることがわかります。
政府が考えるべき(今、日本が考えるべき)は、やはり、いかに脱原発に向かうか・・・なのですが、政府の議論を読んでいると、脱原発はいかに無理であるかをどうやって国民にわかってもらうか・・・という工夫に傾いているようです。
これは、3つの選択肢に無理があるので、脱原発を願う私たちにはゼロシナリオを選ぶしかないということになりますね。