昨日、小沢一郎氏の無罪が確定しました。
私がブログを始めた年の3月から始まった冤罪事件、晴れて無罪までの過程を見てきたたことになります。お蔭さまで苦手な政治に関心を持ち続けることが出来ました。
ブログをやってインターネットに親しんでいなかったら、私も、ここまで確信をもって無罪だと信じ続けることは出来なかったかもしれません。
それにしても、政権交代が真近に迫った頃に仕掛けられた事件であり、村木さん事件も元々は民主党の石井議員をねらったものでした。怪しいと思えば新聞、テレビだけのニュースでも気付けた事件ではありましたが、その後のマスコミのこの事件での報道ぶりは日本の言論界はどうなったの?とガッカリでした。そういう意味では、小沢さんが無罪になる過程は、3・11で日本の原発安全神話が崩壊したのを挟んで、日本のマスコミが一体誰に手を貸し、誰のための報道をしているのか…が分ってきた過程だったかもしれません。
今朝、カナダのSさんから久しぶりの電話があって、「日本どうなってる?」という質問に、「12月4日公示で16日選挙」「何の選挙?」「衆議院議員選挙」。
「小党乱立で15の政党が出来ている」「こちらでは尖閣を国が買い取って右傾化が心配って出ていたけど?」「石原慎太郎が都知事を辞めて、橋下さんの維新の会のトップになった。」「???」「右傾化といえば、自民党が安倍総裁になっているし・・・維新の会も石原さんが入って右寄りがハッキリしてきたけれど、それを国民が支持するかはわからない。それが、こんど分る選挙になると思う。昨日、小沢さんが無罪になって冤罪だってことに。日本は、今、小沢さんがリベラルを代表しているという不思議なことになっている」「そう、小沢さんがね〜。不思議ね〜」とこんな会話でした。
政治問題ではいつも共感できる記事に一緒一緒とうなずいて読んでいる「日本がアブナイ!」さんのブログも、今日は小沢氏無罪の記事です:「小沢一郎の無罪判決確定&会見を受けて思ったこと+ネットの力に感謝」( http://mewrun7.exblog.jp/19239607/)。
その中から小沢氏の記者会見の言葉をコピーしました:
3年7カ月余に及ぶ検察の捜査と裁判公判の日々でありましたが、本当に忍耐の毎日であり、たいへん厳しい試練の月日だったと思います。
本日、上告をせずということの、指定弁護人の結論で、無罪が確定したわけでありますけれども、この間、たいへん辛い年月のなかで、非常に多くの国民の皆さんから激励していただき、励ましていただき、私にとりましては、本当にありがたい、感謝の気持ちを持って過ごすことができましたが、そういった国民皆さんの支援、励ましがなければ、到底この重圧に耐えることはできなかったのではないかと思っておりまして、このたび、公正な、正しい司法の判断が確定いたしました機会に、ほんとうに、どんな時でも私を信じ、励ましてくれた多くの国民のみなさんに心から感謝を申し上げるものであります。
わたくしは、最初から、なんら身にやましいことはないと言い続けてまいったものでありますが、今日の無罪の確定を受けまして、まさにわたくしの主張が裏付けられたわけでありますので、多くの、私を支援してくれた国民の皆さんに対する、言葉では言いきれないくらいの最高の、そして最大の感謝を申し上げたいと思っております。
今日を機会にして、自分自身、研鑽に励みながら、自分の政治家としての人生を、そしてまた、人間としての人生を、自信と誇りを持って生き抜いていきたいと、そのように思っております。以上です」
そして、同じく政治問題で私が信頼しているブログの「生き生き箕面通信」さんは「小沢問題とは?」を今日のブログで記事にしておられます。その中から一部を:全文はコチラで:http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/fda3329c27014f112ccbacf80ff57829
・小沢一郎氏の無罪が確定――「人の道」が壊れつつある日本
小沢問題とは何だったのでしょうか。一人の卓越した政治家を、無実の罪で社会的に葬り去ろうとした「歴史的なえん罪」だったといえます。21世紀の日本で、白昼堂々と「陰謀」が仕掛けられ、国民の目の前で陰謀劇が延々と演じられました。この日本で、信じられない謀略が現実に起こったのです。
なぜ、そんなバカげたことが可能だったのでしょうか。昔から「一人が言っても信じられないが、100人が言えば真実になる」と言われました。今回は、検察がニセの情報をマスメディアに流し、マスメディアはそれを拡声器よろしく広く国民の頭に刷り込む役割を果たしました。繰り返し、繰り返し、「小沢は怪しい。小沢はクロだ」と流し続けました。
◎◎◎小沢一郎氏は今「国民の生活が第一」党の代表として< 原発問題は「いのち」、消費増税は「くらし」という、国民にとって直接、最も大切な問題です>と言って、失われた3年7か月を取り戻して新たなスタートを目指しています。
小沢氏の考えが良くわかるロングインタビューを見つけましたので、コチラで:<インタビュー小沢一郎氏「民主主義の危機!」>(http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/6751903.html)
(写真は、冬に向かって咲く赤い薔薇の花と葉を落とす直前のジューンベリー)