昨日のグランプリシリーズ第6戦、NHK杯のフィギュアスケート(宮城県利府市)は楽しめました。
浅田真央さんが、オレンジ色の衣装をつけ晴れやかな笑顔で軽やかなステップを踏むのを見るとホッとします。音楽と一体となった無理のない演技はとても美しく、首位の成績。これで自信回復、新しいスタートが切れたと思いました。鈴木明子さん、ベテランながら緊張からかジャンプのすっぽ抜けがあってショートプログラム5位スタート。
男子の羽生結弦(ゆずる)の演技はまた素晴らしい! 世界最高の演技をまだ17歳の高校生がいとも簡単にやってのけています。前回の世界記録を更新して95.32点でトップ。コーチは選手時代を知っているブライアン・オーサーとか。時代は巡るです。コチラももうベテランの高橋大輔、最初の4回転で手をついただけで後は表現力を活かした彼らしいプログラム。87.47点で2位。3位のスペインのフェルナンデスはコーチが羽生くんと同じオーサーで、羽生君の完璧演技に拍手を送る姿が映っていました。フリーの演技が楽しみです。
次の選挙で何処を選べばよいのか、町行く人たちもインタビューに答えて、経済とか年金とか子育てとかそれぞれ答えておられます。私は、やはり今度の選挙は、昨年の3・11の東日本大震災とそれに続く福島の原発事故の後に行われる初めての国政選挙なので、日本人の命に係わる原発問題を抜きには考えられません。福島(日本)はまだ現在進行中の放射能汚染のなかにあります。命あってのもの…です。そこで、先日「日々坦々」さんで知った「プロジェクト99%」の代表者の今度の選挙についての訴えをコピーして考えて見たいと思っています。
引用先:http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1758.html
マスコミでは、自民・公明vs民主。第三極として日本維新の会・みんなの党という構図で扱われます。しかし、実際には第三極として、国民の生活が第一、社会民主党、新党きづな、新党大地・真民主、減税日本、新党日本、改革無所属の六党一会派で形成する「民意の実現を図る国民連合」が存在していて、維新の会・みんなの党よりも現職国会議員数は格段に多いのです。
(※11/17現在、新党きづなは国民の生活が第一と合併して合流。減税日本は維新との合流を模索中のため政策保留)
自民・公明・民主は三党合意ですでに一体となっているので、原発維持派の「自民・公明・民主」 vs 脱原発派の「民意の実現を図る国民連合」の戦いと言って良いでしょう。
「民意の実現を図る国民連合」は脱原発・反消費税増税・反TPPを共同公約(案)として掲げています。
※維新の会は太陽の党(石原新党)と合流した時に原発ゼロの文言を外したため、原発維持派と見て良いでしょう。維新の会とみんなの党の共通点はTPP推進ですが、TPPに参加してしまうと国内で脱原発を決めても海外からの圧力で脱原発ができなくなる可能性があります。
「民意の実現を図る国民連合」は、すでに脱原発基本法案作成し、国会に提出しています。しかし議会では無視されました。また、マスコミからも無視され、ほとんど報道されていません。次の衆院選で「民意の実現を図る国民連合」が政権を取れば、脱原発はすぐにでも実行されます。
※みどりの風や亀井静香議員の立ち上げる亀井新党も脱原発・反消費税増税・反TPPを掲げているので、「民意の実現を図る国民連合」に加わるかもしれません。また、同じ脱原発・反消費税増税・反TPPを掲げる共産党にも、ぜひ選挙協力して候補者を一本化してもらうよう働きかけましょう→(http://project99.jp/?p=4154)。
つまり、小選挙区では「民意の実現を図る国民連合」に所属する議員、比例では「民意の実現を図る国民連合」に所属する政党を選べば良いのです。脱原発を目指している人でも、「民意の実現を図る国民連合」の存在はほとんど知られていません。
ぜひ、お知り合いの「原発いらない」と思っている人たちに、このことを伝えてください。
あと一ヶ月が勝負です。
日本を救えるのは、あなたしかいません。
※12月4日の告示日以前に、特定の候補者の個人名をあげて投票を呼びかけると投票依頼とみなされ公職選挙法違反になります。ご注意下さい。
2012年11月17日
プロジェクト99%代表 安部芳裕
http://project99.jp
手元に22日付の日経新聞で「自民党政権公約の要旨」があります。
安倍自民は、民主党の分裂に気をよくしてもう天下取りは成ったとばかり、危険極まりない公約が並んでいます。たとえば、憲法を改正して天皇を国家元首にし、国旗・国歌の規定を加え、自衛権を明記し国防軍の設置を規定するとしています。
安倍氏や石原氏の言う押し付け憲法論は、間違っています。今の憲法は、日本の自由民権思想に基づいた憲法草案をGHQがとり入れたものであるという事実が無視された一方的な議論です。(参照:蛙ブログ<光は辺境から…「自由民権 東北で始まる>2012年1/28,1/30,2/1)
とにかく日本を戦争が出来る国にするためには今の憲法が邪魔だということです。自由民権の活動家・苅宿仲衛を生んだ福島県の浪江村(町)は、今、5年間帰村の叶わぬ放射能汚染の地域になっています。自民党はその原発については、推進という言葉はさすが世論を気にして使っていませんが、日経新聞(22日3頁)ですら「自民公約 あえて曖昧」とタイトルをつけて、以下のように批判しています:
「全原発について3年以内の結論」と大ざっぱな表現にとどめ、反原発派と原発推進派がともに自分に都合よく解釈する余地を残した。
中長期的な原発の位置づけも棚上げした。
公約は「判断の先送りは避けつつ」と言いながら、原発、火力、再生可能エネルギーなどの電源の最適な組み合わせを決めるのに最長10年も掛ける。
本音では原発の活用を意識しているものの、世論に根強い「原発ゼロ」に配慮し、ほとぼりが冷めるまで原発の扱いをわざとぼかす戦略とも受け取れる。
これはソックリ維新の会にも当てはまります。
一方で、即ゼロの共産党ですが、言っていることは一貫して正しいのですが、「いつも正しい、一人正しい」という姿勢では、現実は変わらない、変えられない。変える気はあるの?と問いただしたくなります。私も現実政治に嫌気がさして、理念や正しさだけで共産党に入れるしかないか…と思って投票したこともありましたが、自己満足に過ぎず無責任だったと反省しています。
即時ゼロは、考えとして正しいし、理屈の上では可能だと思います。でも、現実には、「今直ぐゼロは無理」と考えている人たちや、経済界の心配(大企業だけでなく中小企業の)がある以上、即全廃をスローガンとして掲げることが<政治的>に「正しい」とも言えない気がします。また「即ゼロ」以外とは協力できないとする極少数派の共産党を支持することが、原発ゼロに近づく道であるとも思えません。
「即ゼロ」の共産党を支持しても、10年後にゼロになるでしょうか? それよりは、「10年後のゼロ」を掲げる「生活」や、即ゼロでも、他の党とも協力していくという姿勢=「国民連合」の方が、より現実的で実効力があるような気がします。共産党には一緒にやるべきだと呼び掛けている「プロジェクト99%」の考えに賛成です。即ゼロしかないと訴え続ける科学者を支持し続けつつ、また、日本が生き残るためには即時原発撤廃が唯一の道という意見は変えることなく・・・