「政治家のみなさんへ(小出さん)」と今朝のコーヒータイム

坂本龍一さんの「政治家のみなさんへ」で、小出裕章氏の記事を見つけましたので、コピーしました。

小出 裕章 京都大学原子炉実験所助教





原子力を選択することは、自ら無毒化できない毒物を生み出すことです。


それが環境に放出されれば、福島原発事故が示している悲惨な被害を生みます。



幸いに事故が起きなくても、下請け・孫請け労働者による日常的な被曝労働が避けられません。


そして、生み出した毒物は未来永劫の子どもたちに負わせることになります。




他者を踏みつけにしなければ成り立たないものは、そもそも選択してはいけません。



広く長くそして原則を踏まえた視野で物事を考え、行動する政治家を望みます。


今朝は冷え込みが厳しく、両親、特に父を呼ぶには室温が18℃以上ないと無理ということで、今朝初めてエアコンを使用しました。
20度に達したところで切って、この夏工事したガス床暖と灯油ストーブで室温維持ということに。コーヒータイムが終わった時点で暖房は切ることにしています。
ところで、今朝はテレ朝のモーニングバードを見ながらコーヒーを淹れたのですが、玉川さんの「そもそも総研」の頃、母が話し出すと見ることが出来ないので用心して録画をしておきました。母が昔の話をし出したので、録画は正解でした。少し耳の遠い母にとってはテレビの話題より・・・というところもあるのですが、今朝は大変でした。
まず、取っている新聞が読売新聞です。母は熱心な読者です。日経は経済が詳しいけれど主婦には面白くないはずと、読み終わった讀賣の夕刊を毎日私のために玄関に置いて行ってくれます。嘉田滋賀県知事の新党について、「原発だけでは政治はでけんわね〜」と言いますので、私が、昔は親に刃向うことは無かったのですが、「今はそれが一番大事」と口応えします。今度は、「寄せ集めの素人が経験も無くて政治は出来ない」といいますので、『経験のある自民党が何をやってきたの?』と言おうとしたのですが堪えました。どうも、これは、読売新聞を読んでその論調で言ってるんだな〜と思ったので、今日は止めておこうと思い直しました。
というのは、昨夜、電話世論調査というのを私が受け取って、大阪9区は民主、自民、維新、共産の4党しか出ないということがわかりました。母が投票するとしても共産党以外のどこかですので、私が何か言ったところで大勢に影響なしと考えました。この電話(主催者が分らない世論調査でしたが)、「未来」が加わっていましたが、まだ「生活」が残っていました。比例区は「未来」、9区は「未定」で答えました。
ところで、「そもそも総研」のコーナーで飯田哲也氏が取材を受けているのが画面に出るや母が「この人は維新の会の橋下さんの所に居た人なのに今度は嘉田さんとこに移って」と言うので、これは私が黙ってはいません。「この人は橋下さんが大飯原発再稼働をOKしたので、辞めた人で、変わったのは橋下さんの方よ」と私。「この人は橋下さんに裏切られたと言ってますよ」と夫が初めて加勢してくれましたので、「そうか〜橋下さんは石原さんと一緒になったしね〜」と母。父は一人で何も言わずに「そもそも総研」に集中しています。各党の脱原発政策を玉川氏が追求していました。
父の計測(体重と脈拍と血中酸素濃度)を終えてコーヒータイムをお開きにした後、パソコンを開いて「生き生き箕面通信」さんの今朝の記事を読んで納得でした。読売新聞は「日本未来の党 『卒原発』には国政を託せない」と言う見出しの社説で、嘉田「未来の党」をこき下ろしたようです。一部コピーです:(引用先全文はコチラ:http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/ca13bf96c11256880eb4a2db9b7fb930

書き出しは、「国力を衰退させる『脱原発」を掲げる政党に、日本の未来を託せるだろうか」と疑問を呈しました。「国力を衰退させる脱原発」? では、脱原発政策を現実にを進めているドイツは、衰退する政策にまっしぐらということでしょうか。アメリカでさえここ30年間、新しい原発は1基も建設していません。読売新聞は、根底からし事実認識に誤りがあります。


 「空疎なスローガンと、生き残りのために右往左往する前衆院議員たちの姿には、政治家の劣化を痛感せざるを得ない。嘉田氏が掲げる『卒原発』は脱原発と大差はない。それだけでは願望に過ぎず、無責任である」と、ぼろんちょんに筆が走っています。



 ここで、読売新聞の憲法である読売信条を見てみます。「読売新聞は責任ある自由を追求する。個人の尊厳と基本的人権に基づく人間主義をめざす。国際主義に立ち、日本と世界の平和、繁栄に貢献する。真実を追求する公正な報道、勇気と責任ある言論により、読者の信頼にこたえる」(2000年1月1日制定)。


 この読売信条自体が、欺瞞に満ちています。「責任ある自由」をうたっていますが、「国民の自由」はそっちのけに、「政府広報を広める自由」に徹しています。極めて偏向著しい論説、記事をたれ流して恥じることがない。「人間主義」は創価学会池田大作氏の得意の言葉です。「国際主義」とは、「米国中心主義」のことらしい。あるいは「社会の1%の金持ち層中心主義」とでも申しましょうか。  (後略)

母は社説の受け売りをしていたようです。「真実を追求する公正な報道」「勇気と責任ある言論」の讀賣新聞、盲信はいけません。選挙までまだ間がありますので母とはまた話し合ってみようと思っています。
ところで、モーニングバードの今朝のゲストのお二人、松尾貴史さんと高木美保さんはシッカリしておられます。「嘉田新党・未来の党に小沢氏の影」について、松尾氏は、小沢氏についてよく言われる「影」は実態があるのかないのかわからないし、影で何が悪い?という発想も大切という言い方。私も本当にそう思います。高木さんも、この方は農業をされているので環境問題には詳しいですが、嘉田さんの理念に小沢氏の政治力が加わって新しい形の合流、お互いが利用しあって大きな力が発揮できるのではないかという言い方。これも賛成です。
小沢氏がドイツへ行って学ばれたのは、こういうことだったのか・・・と番組を聞いていて思いました。ドイツの「みどりの党」に代わるのが嘉田さんの「未来の党」かな、とどなたかが言っていましたが、そうか〜!と納得でした。日本に「みどりの党」が出来ていますが、いかにもヒッソリですので、原発10年でゼロには今度の選挙で一定の国会議員が確かに必要です。「生活」はその捨石になる覚悟というか、脱原発に本気だな!と感じました。
新しい党に対して共産党の志位さんの発言は既成の大政党の発言と変わらなかったし、同じ脱原発勢力がまとまって大きくなったことに一言あっても良かったのにと一寸ガッカリでした。