★ 12日の金曜日、いつもの「特別な1日」さんから。ブログ主のSPYBOYさんはデモには「別件があって不参加」とのこと。紹介されている首都圏反原発連合のツィッターを覗いてみました。今月いっぱいで毎週金曜9年続いた抗議デモは一旦「幕を下ろす」ことになっていますので残り2回ですね。見届けたいと思います。昨日は398回目だったんですね:
🔲これもいわゆる「原発マネー」? 原発からの収入ゼロでも地域に貢献?
原発が動いていなくても 原電と関電、敦賀市に15億円:朝日新聞デジタル (asahi.com)
原電は発電した電気を東北、東京、北陸、中部、関西の5電力に売って収入を得てきたが、福島原発事故後に全原発が停止。現在は5社から受ける基本料金で主に経営している。基本料金は、電気利用者が5社に支払う電気料金から主に出されている。
原電の原発は敦賀1、2号機と東海第二(茨城県東海村)の3基。敦賀1号機は廃炉が決まり、2号機は11年5月に停止後、12年に原子炉建屋直下の断層が活断層の可能性を指摘され、約10年間再稼働していない。運転開始から40年を超える老朽原発・東海第二も再稼働のめどが立っていない。敦賀3、4号機は建設が止まっている。
原発が温暖化対策にならない5つの理由
原発が温暖化対策にならない5つの理由 - 国際環境NGOグリーンピース (greenpeace.org)
エネルギーチーム 鈴木
10月26日、菅首相が2050年までの二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロを宣言しました。
しかし、その具体策は、(相変わらず)原発を再稼働させることでした。
本当に2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを実現するためには、原発は動かさず、省エネと自然エネルギーの利用によるCO2排出実質ゼロをめざしましょう。
なぜなら、原発は、そもそも温暖化対策にはならないからです。その理由はたくさんありますが、主に5つにまとめてみました。
1. 省エネと自然エネルギーがますます遅れる
2. 原発はすぐ止まる
3 原発も温暖化を進める
4. 気候危機回避に間に合わない
5 原発は持続可能じゃない
2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロにするには
それでは、どうやって、二酸化炭素排出を実質ゼロにすればよいでしょうか。
実際に2050年二酸化炭素排出実質ゼロのためにつくられた「長野県気候危機突破方針」を見てみましょう。
- まずは省エネ。
- 使うエネルギーを3割に
- 再生可能エネルギーを3倍以上に
長野県の計画では、これで2016年度の総排出量1,450万トンのCO2を2050年度までに実質ゼロへ。
🔲想田氏のツィッターから「原発に依存しない社会、すでに実現している」から:
『サフランのミルフィーユ』と読書『ビジネスの未来』(民主主義のために税金上げろ) - 特別な1日 (hatenablog.com)
◎21世紀の5分の1を過ぎて、いよいよ地球上の人類が考え付くことは共通してきたようです。ちょっとオーバーですが、このまま環境破壊が続けば地球の未来は危うい、このまま資本主義を続けて行けばダメなんじゃないか・・・もう成長はいいんじゃないの、日本もこれからは人口減、経済成長よりは格差をなくしてみんなでもっと人間らしい暮らしを目指した方がいいんじゃないの・・・
★SPYBOYさんが読書で取り上げられた本の内容をメモ代わりに記事から引用です。山口周著『ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す」。
・・・たまたま読んだ、この本はちょっと面白かった。
何が面白いかというと、これもまたベストセラー、斎藤幸平が書いた『人新世の「資本論」』と同じテーマだからなんです。『資本主義はもう限界』という認識は水野和夫先生とも共通する。
マルキストの斎藤幸平とはある意味 反対の立場の人間が同じテーマを扱うって面白いじゃないですか。
★★内容紹介の見出しをコピーして並べてみます:
1.私たちの社会は明るく開けた『高原社会』へ軟着陸しつつある。
2.高原社会での課題は『エコノミーにヒューマニティを回復させること』
3.実現のカギとなるのが『人間性に根差した衝動』に基づいた労働と消費
4.実現のためには教育・福祉・税制等 社会基盤のアップデートが求められる。大きな北欧型社会民主主義国家を目指せ。
★★ 「著者が言ってることで2つ、面白い点がありました」の2点とは:
1つは『システムを取り変えることに注力するより、システムの中の自分たちを変えるほうが有効ではないか』ということです。
もう一つは、所得税や消費税など『税金を上げろ』です。
★★税金を上げるとどうなるかについては:
1つは税金を上げることで寄付の文化が高まる
2つ目は『くだらない仕事がなくなっていく』
3つ目は『人々の政治へのコミットメントが高まる』
◎以上箇条書き部分の見出しだけを並べてみましたが詳しくは「特別な1日」さんを直接訪ねて読んでみてください。
◎私が面白いなと思ったのは、読み終えた「経済成長なき幸福国家論<下り坂ニッポンの生き方>」に「現在の日本は『一寸下がった高原状態』なんじゃないかと思う」という表現があって、山口周氏の「明るく開けた『高原社会』」というのと同じ!だったことです。平田オリザさんと藻谷浩介さんの対談本「下山の時代を、より”おもしろく”」というこの本についてはまた改めて書いてみたいと思います。