”新年会”と「アメリカで進む廃炉と新エネルギー」

先週の水曜日のヨガの後は、両親と一緒に勝尾寺へ初参りでしたが、昨日はヨガの新年会。お一人体調不良でお休みでしたが、みんなで体をほぐした後、踏切向こうのイタリアンレストランへ。下見と称して何人かで12月に一度訪れていますので、私は二度目。オードブル風の前菜(豚のテリーヌ、生ハム、スモークサーモン、サラダ)とパンと、パスタ(エビとレンコンのクリームソース)、そして三種類のデザートにコーヒーで2時半ごろまで。(右上の写真はデザート)
予約席が二つ用意されていて別れて座ることに。私のテーブルでは、息子さんのお相手の実家へご挨拶のため東京へ夫婦で出かけたというSさんのお話で盛り上がりました。月末にシンガポール旅行を予定されている方も。孫がいる方たちは、安倍政権の祖父母が孫に教育費を渡す際には贈与税がかからないという件で、『やっぱり持ってる人の考えることよね〜』ということでした。
経済通のOさんは、『インフレで良い思いをするのは持っている人だけ』と、『結局持ってる人と持ってない人の差が広がるだけ』という人も。お爺ちゃんが孫を殺すかと思えば、孫が祖父母を殺すし、どうなってるの〜とも。世相は目まぐるしく変わるし、良いお話は少ないようです。
17日は阪神淡路大震災から18年目、箕面市では防災訓練を兼ねて朝10時までに各戸黄色いハンカチ(タオル)を玄関先に出すことになっています。班長さんで確認して報告の役目の方も居ました。「忘れてた、帰って探そう」という人も。今年初めての試みで私もタオルを半分に切ってヒモをつけて準備をしています。

さて、「おろじろうとらいるのひび」さんのブログ、最近の「アメリカの原発は次々と前倒しで廃炉へ」という記事からです。

アメリカの原発、次々と『前倒し』で廃炉


このニュースが書かれているのは『ほんとうの「今」を知りたくて、アメリカCNN、NBC、ABC、CBS、英国BBCドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。』という小林順一さんという方のブログです。

12月18日に アメリカAOLエナジーというところで紹介されたグレンS.K.ウィリアムズ さんが、書いた記事のようです。http://kobajun.chips.jp/?p=7141


ここでは、アメリカの各地の原子力発電所を具体的に紹介し、今やアメリカにおいて、商業用の原子力発電所が事業を継続して行くことについては、その見通しは極めて難しいものになっています。としています


本文は、上記記事を直接読んでもらうとして、


小林さんが、記事を整理して以下の理由でアメリカの多数の原発で『前倒し』の廃炉が検討され始めたとしています。


1. 経済的に採算が取れなくなったため、電力会社自ら撤退
2. 原発が立地している地方自治体が、廃炉の前倒しを要求している



アメリカは、新たな原発の新設を認め、福島事故後も、原子力発電推進国であるという話を時々聞きますが、そんな時は、上記の記事を思い出してください。

そして、『経済的に採算が取れなくなっため』という部分は、もし、『安全』ということを最優先に、あらゆる施設の見直し、そして、電力の自由化、送電線網の整備、総括原価方式の見直し、核のゴミ処分などの費用をきちんと電力会社がまかなうなどということがきちんとが行われるようになれば、きっと、これからの日本でも当てはまってくるはずだと思います。


自民党が、いくら『再稼動』『新設、増設』を叫んでも『現実のコスト』に押しつぶされる状況は、そんなに遠くない気がするのは、楽観的過ぎるでしょうか。

●全文はコチラで:http://blog.rairu.com/?eid=985

◎昨年の蛙ブログ8月1日でもGE社のCEOの「原発はコスト高」発言を取り上げました:こちらhttp://d.hatena.ne.jp/cangael/20120801/1343773327
◎「おろじろう」さんが引用された小林順一さんのブログで見つけた記事です。

巨大電力会社はもう不要!【 スマート・エネルギー社会へと変貌するアメリカ 】>という記事でフォード社の取り組みを取り上げています。
技術的なことについての記事は本文で読んでいただくとして、小林さんの”まとめ”を貼り付けて見ます。

ちょっと長い記事でしたが、要点はうまくつかめましたでしょうか?

電気自動車が単なる乗り物の範疇を出て、各家庭が上手に電力をコントロールできるようにデータセンターとしての働きをする、というもの。


そのエネルギー源となるのが太陽光発電による自家発電設備です。
家庭の電気製品すべてと電気自動車に電力を供給し、余れば売電し、足りなければ安いときに買う(アメリカの電力販売は自由市場なので)。
その指令を出すのが自動車のコンピュータであり、何かの都合でそれが使えないときには、クラウドシステムが代わりに働くことになります。


もちろん最先端のシステムですから、今すぐ巨大電力企業や大規模発電設備が不要になる訳ではありません。
しかし10年20年の間には普及が進む事になります。


なのに、これから10年20年もかけて危険極まりない上に、処理の目処が立たない高放射性核廃棄物を無限に作り続ける。 福島第一原発の事故発生による見直しにより、維持・運営には巨額の費用が必要とされることになり、アメリカ、そしてヨーロッパでは費用がかかり過ぎる事による「危険」も問題視されるようになっている。 そんな原子力発電所を、建設することはもちろん、稼働させる事もますますもって無意味どころか、この国の「発展」を損なうことになるでしょう。


世界のエネルギー事情は、急激な変化を続けています。
その事実から国民の目を逸らさせ、既得権益企業の利益を守り、長い目で見てこの国の利益を失わせる「エネルギー鎖国」をしない覚悟は、新政権にはあるでしょうか?

●全文はコチラで:http://kobajun.chips.jp/?p=7803
▽写真はイタリアンレストランにて:私が座った席の後ろにあった両手を広げたオブジェはバッグを掛けるのにピッタリ、頭にはコートを掛けて。本当は傘かけだとか。
▽カメラに付けている蛙のキラキラチャームは、来週店じまいというパティオというお店で半額で。オーナーの奥さん(同世代かな?)が「売りつけんかな」という欲が感じられず、時々フラリと立ち寄るのが楽しみでした。小物やセーターやベストなど何回か買ったことがあります。淋しくなります・・・