阪急百貨店13階のバレンタイン

昨日の木曜、バレンタインデー、私たち4人、18歳の頃に大学で出会って同じクラスで4年間、その後いろいろあって、半世紀、こうやって、毎年、会う様になって数十年、阪急梅田の紀伊国屋書店前で11時半に集合でした。一人がアメリカに行く前に・・・ということで、簡単に梅田で昼食を一緒にということになりました。去年、京都の友人宅で泊まって祇園祭を見て以来です。折角なので、新しくリニューアルオープンした阪急の最上階のレストランで食事をしよう、それなら、12時前に入った方が良いということで、急ぐことに。一気にエレベーターで目的の階まで。

昔のコンコースのシャンデリアやモザイク画の装飾が活かされているというレストランを探してそこに入ることに。
以前より近くでハッキリ見えます。シャンデリアの迫力も満点です。ここで、話を。
お一人、一寸悩みを抱えておられるので、主にその方のお話になりました。ある意味、今、人生の岐路。早生まれなので私の一つ下になりますが、それでも60代の後半、70近くなっての決断、迷って当然かもしれませんが、悩みは深いようで、助言しようにも一寸困ってしまうような状況。でも、会えてよかったと少し元気になられたのでホッとしました。

2時半ごろに場所を変えようと外に。屋上庭園の外は暖かい日差しに気持ちの良い空気。所々にベンチが配置されていて、ここでしばらく休憩して9階へ。
階段状の座席が付いた吹き抜けのホールのような所を取り囲む喫茶店のどこかに入ろうということで、和風喫茶のお店へ。私は「みつまめ」、お二人が「わらびもち」、一人はアイスクリームで、4時ごろまで。帰りはエスカレーターで1階まで下りて、JRへ向かうお二人と別れ、阪急電車組は阪急の地下で夕食の食材を買うことに。
宝塚線で話をしながら十三(じゅうそう駅)まで、そこで京都線に乗る彼女と別れました。東京で二人の母親のお世話をしているNさんを加えて5人、数えて50年です。

ところで、水曜日、映画を見終わって帰った夕方、昨年"年女"だった80代のNさんからお電話。私の知り合いでブログを読んで下さっている人の中では最高齢。この方とお話がしたくてブログを始めたようなところもありました。毎週水曜、PC教室で、先生方と一緒に蛙ブログを覘いて下さっているようです。政治や原発問題ばっかりと言われてNさんに悪いかな…なんて思ったこともありましたが、今では先生たちも慣れて?くださっているのでしょうか。一度素敵な先生方ともお目にかかれるOFF会を考えて見ようか…と思ったりもしています。
さて、その日のお電話は、別件の話が済んで、やおら、「原発もわかるけれど、安倍さんはどうよ? 九条の問題は? どう思ってるの?」とストレートでした。「このまま、私らの時代に逆戻りするんじゃないかと…私らは戦争、戦争の時代で、あんな時代は二度と嫌だからね。今の若い人たち、橋下さんや、石原さんを選んで何を考えているの? もうちょっと考えてから選んでほしい。麻生さん、何よ! 漢字も読めなくて引っ込んだ人が、何でまた副首相なの?」と。一一ごもっともですし、私だって同じ思いです。
「いつもSさんと、嫌な時代になったね〜、怖いね〜と言っているんです。だけど反対勢力もバラバラにされて、今はどこを選べば良いのかわからなくなっている、それが又大変ですよね〜。でも、Nさん、こんなんだったら、死ぬに死ねないでしょ、気になって〜」と私。「そう、私はいつ死んでも良いと思って生きてたのに、こんな世の中になるなんて・・・」と仰るので、「若い人の一票も年寄りの一票も同じだから、私たち高齢者が頑張らないといけないと思ってますよ」と私。「本当ね〜」と。
さすがNさん、あばら骨三本折れていても、お元気です。とっても安心しました。絶えざる好奇心と向上心、そして批判精神旺盛、若い私たちを叱咤激励されるその元気! Nさん、ありがとう! また、がんばります。早速宿題のNHKスペシャル「核のゴミ」仕上げます。