沢田研二「一握り人の罪」と枝垂れ桜に山桜

「特別な1日」さんの金曜デモのルポをご紹介するつもりでしたが、今回も充実した記事で一寸考えてみたいと…つまり間に合わなくて、午後の"平家物語"に参加、その後、先日のお喋り会のあと母に毛糸の肩掛けを編んだので花冷えの今日、明日、是非にというお電話を戴いて、阪急桜井駅近くのマンションへ受取がてら、お宅訪問、お喋りをして今帰ってきたところです。昨日お電話で”ターシャさんの肩掛け”と言われたので、私の持っている「ターシャ・チューダー」の本を取り出して見てみました。編んで下さったのはモスグリーンでフリンジがついていました。さっき届けてきたので、写真はヨーガの日に私用に戴いた赤いミニマフラーを写真に撮ってみました。ということで、今日は気になっていたジュリーの件を先に。


◎3月28日の「カリフォルニア・加州ラジオ草子」のMappleさんが「東北大震災が起こった3年前の3月11日に哀悼の意を表して、2014年3月11日に­リリース。震災をオマージュした楽曲構成。」と書いて沢田研二さんの「一握り人の罪」の動画を紹介。
そして「Mwenge Keikoのつれづれ日記」さんが4月1日のブログで、「私が大ファンの沢田研二は、最近『一握り人の罪』をリリースし、東北大震災に哀悼の意を表した。脱原発を訴え、震災復興を願ってやまない。ジュリーこと沢田は音楽活動を社会活動と結びつけ、何をも恐れない。すごいと思う。ますます大ファンになった」と書いておられます。
私も、つい先日、TBSの昭和の歌100曲4時間という番組を切れ切れに見て、デビュー当時の麗しい沢田研二さんのお姿と甘い声に接したところですので、新たに3年目の3・11に発表された沢田研二の「一握り人(びと)の罪」の歌詞を載せてみます。
沢田研二さんの歌が終わった後に子どもたちが続けて「は〜いろ、はいろ、輪の中へ、はいろ〜♪ は〜いろ、はいろ、皆、はいろ〜♪」と歌うわらべ歌のような歌がまたとても良いです。「はいろ」は「廃炉」の掛詞ですね。
歌声はコチラの動画で:http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7606280.html(歌詞引用元もコチラ)

【一握り人の罪/沢田研二



昔 海辺の小さな寂れかけた村に
東電が来て 原発速く作りたいと


国の肝入り工事は 直ぐに道路を通し海岸や丘を削って
反対意見は軽んじ
機動隊投入


東電も信じた 受け入れ側も信じた
安全神話鵜呑みに 一握り人の罪


海が命の漁師は 海が死ぬのを怖れた
村はいびつに裂かれた 一握り人の罪
嗚呼無情


いつか原発廃炉に 除染は何年先
東電は未来型エネルギーに無関心か



国もただこまぬくだけ 被災地に 僕たちに
復興延々と進まず 国は荒むよ


僕らに還して国を
原発に乞われた町
神話を流したのは誰 一握り人の罪


原発に怯える町 原発に狂った未来
繰り返すまい明日に 一握り人の罪
嗚呼無情


作詞/沢田研二
作曲/大山泰輝


◎写真はご近所のお宅の門の横の枝垂れ桜。木が伸びて、今年は真下に入ってカメラを上に向けて撮りました。花が降ってくるみたいです。
金曜日、運転経歴証明書(長年ペーパードライバーでしたが古希記念に免許証を返納することに)を受け取りに警察へ出かけようと外に出たら、丁度買い物に出る”枝垂れ桜主”のKさんと一緒になって、桜の話になりました。今年は開花から満開があっという間だったことと、染井吉野としだれ桜が同時開花には驚いた!という話になりました。桜のトンネルのところで二手に分かれましたが、春二番かと思うような突風。公園やメープルホール横の樟(くす)の木の葉が新芽と入れ替わる時期で、古い葉がドッサリ道路に落ちて吹き溜まりを作っていました。

ところで、「平家物語」の先生は「桜のトンネル、10年前は素晴らしかったけど、残念ね〜。切り倒されて歯抜け状態、花の勢いも今一つ」と。ソメイヨシノは寿命が80年とも言われ、そろそろ木の寿命も尽きる頃。古木になって、桜のトンネルを支える住民も高齢化。先生も「住宅街の街路樹に桜は向かないわね〜。一週間の花の季節は良いとして、虫(の糞)や枯葉は周辺の人たちには大変ですから」と。何事にも終わりがありますね。桜のトンネルも終わりが近いようです。(下2枚の写真は木曜日の唐池公園のヤマザクラ