井戸川元町長、この無念!「3・11は8日前にわかっていた」

時々、荒唐無稽なお話が載っていてドキッとする「カレイドスコープ」さんのブログで見つけた驚きの記事です。事実を知れば、井戸川元双葉町長の悔しさ、無念は、如何ばかりか…と。本来ならあり得ない話が実際にあったという点で、荒唐無稽な事実といえます。ではその事実を三枚の写真を並べて、端折りながら紹介です。引用元:「カレイドスコープ」7月24日:http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2261.html

[2013年7月16日(火)、新宿駅西口で演説する井戸川克隆・元双葉町町長]

「2011年、津波のあった年の3月3日に、地震津波のあることを日本政府は知ってました。 知ってたんですよ、8日前に。
地震津波の8日前に知ってました。

しかし、政府と東京電力東北電力と日本原電が発表を止めてしまったのです。 こんなことって許されますか?みなさん」。

そして、2011年3月に「巨大津波が襲う危険性」を、文部科学省の主導で「削除」されたのです。(下の新聞)
(井戸川元町長のホームページにも掲載されています)

要するに、2011年3月の地震直前、文部科学省東京電力東北電力日本原子力発電3社との間で、どんなやり取りがあったのかというと、下記の時系列のとおりです。

●2011年3月前から、文部科学省内に設置された「地震調査委員会事務局」は、巨大津波の危険を指摘する報告書を作成していた。

●しかし、地震の起こる8日前の2011年3月3日午前10時から正午まで、省内の会議室で原発を持つ東電、東北電力日本原子力発電から計9人の出席を得て行われた会議で、電力会社が「危険を指摘」というのはマズイと判断して、警戒を促す表現を変えるよう求め、文部科学省内の事務局が「工夫する」と修正を受け入れてしまった。

●東電、東北電力日本原子力発電からの要望を受け入れた文部科学省は、報告書を修正したものの、3月11日の震災が起こったため公表していない。

●調査委の委員を務める研究者らも知らされておらず、「信じられない」などの声が出ている。
つまり、「地震調査委員会事務局」のメンバー全員が知っていたわけではなく、極秘裏に文部科学省と電力会社3社との間で、なかば馴れ合い的に「削除」が決められた。

「巨大地震、巨大津波が近々、起こることが分かっていた」ので、文部科学省地震調査委員会の報告書には、最初のうちは「巨大地震の警告」と記載されていたのに、「そんなことを発表されたら、原発を止めなければならなくなる」と、東京電力東北電力日本原子力発電の3社が圧力をかけて削除してしまった、ということなのです。

これらのことから、「みどりの風の公認を得て、参院選に立候補した双葉町元町長・井戸川克隆氏が、7月16日、新宿駅西口で街頭演説を行った」:

2011年、津波のあった年の3月3日、3月3日に地震津波のあることを日本政府は知ってました
知っていたんですよ。8日前に、地震津波の8日前に知ってました。

しかし、それを止めたのは、政府と東京電力東北電力と日本原電が発表を止めてしまったのです
こんなことって許されますか、みなさん。



国民が知らなければならないのに、この電力会社によって、電力会社の都合によって、津波地震情報が止められたんです


 恐らく、死ななくてもいい人がいっぱいいたんじゃないでしょうか

これは、青森から千葉県まで、津波に遭って亡くなられた方のことを思うと、無念で無念でなりません。

もちろん、8日もあれば、東京電力は、地震津波への予防対策もできたんじゃないでしょうか。
それもしないで、津波のせいにして、原発が壊れたのは津波のせいにしてしまったことは許せないんですよ。


あの(3月)11日のときは、私たちはパニックでした。

本当に、どうしていいか分らない。
津波から避難する、原発事故から避難する、パニックの最中でしたけれども、3月3日、あの日の8日前に、地震津波のことを分かっていた。
そういうことに対して、みなさん、私たちは一方的に犠牲者にされたんです。


これは人災です。
青森から千葉県までの津波に遭った方、津波の被害を受けた方は、人災を受けたんです。


どうぞ、力をお貸しください。
みなさん、私に力を貸してください。

日本が、これ以上、嘘の社会でないように、嘘がはびこることのないように支えてください。
よろしく、お願いします。

…(中略)…


主権者は国民だと思います。
国民がこれほどの悲劇に遭って困っているのに、助けないで放置しておいて除染ばっかりやったって、除染をやる前に、福島の人たちを、とりわけ子供たちを避難させるのが人の道です。

◆詳しくはコチラ、<「3.11の8日前に知っていた」−井戸川元双葉町町長>http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2261.html