「レベル3に」、「オスプレイ導入」と「最高裁新判事会見」と足のマッサージ

●昨日の夕刊、日経にも読売にも一面に汚染水漏れの記事が載っていました。原子力規制委員会は危険度を上げてレベル3にしたという夕方のテレビのニュースでした。
カレイドスコープ」さん、今日のブログは必読です:「ドイツのシミュレーションでは福島の汚染水で太平洋は終り」http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2309.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter) 
記事の中の村田昭雄氏の発言の一部を:

政府の無関心を他所に、オリンピック招致についても「国が安全を保証できないところにオリンピックを呼び込むこと自体が不誠実だ。日本はオリンピックを辞退すべきだ」、という意見が高まっている。


福島第一原発事故の教訓は、核兵器に劣らず原発が危険なものであるということが分かったということだ。こうした認識が世界中に広がっている。


そういう中で、アメリカ自身も認識を深めて、今年3月11日には新しい原発建設の計画を却下した。

●●ところで20日の読売新聞夕刊のトップ記事(写真)は、政府が2015年度にオスプレイ自衛隊に導入するというニュースです。

 「オスプレイに関する調査研究費は、13年度予算でも800万円が計上されている。外部への調査委託費が主だった13年度に比べ、14年度は大幅に拡充し、米側から情報の提供を求めるなど運用をにらんだ具体的な知見を集める。
 購入機数については、20機程度として中期防に盛り込む案などが浮上しているが、1機100億円程度かかるため、政府内で慎重に議論を進める構えだ。
 オスプレイを巡っては米海兵隊が米軍普天間飛行場に配備しているが、安全性に対する懸念から地元住民らが強く反発している。政府は機体の安全性を説明しつつ、自衛隊に配備する方針だ。
 米海兵隊の運用では、オスプレイの定員は24人で、米軍はハイチでの地震など、災害時の救援にもオスプレイを活用している。国内でも最大マグニチュード9クラスと想定される「南海トラフ巨大地震」などの可能性が指摘されていることから、防衛相は災害対応への活用も検討している。
 自民党が5月にまとめた防衛大綱に関する提言でも、「長距離を迅速に移動する機動性能を有する」としてオスプレイの導入を求めていた。

◎読売の記事は政府や自衛隊の方針をなぞるだけですが、オスプレイの危険性について是非調べてほしいです。
ハワイでは住民の反対運動があり、配備をしていないはずです。また、アメリカ議会でも、事故が多発しているオスプレイの安全性が問題視され、多額の開発費を浪費したとの批判があったと聞きました。開発に資金を大量に投じたため、引くに引けず飛ばし続けるのだという話もありました。そういえば、「未亡人製造機」と言われているとも。
沖縄が危険だといっているものを、又その神経を逆なでするように、日本の自衛隊に危険なオスプレイを導入すると決める政府、本当に一体どこを向いて政治をしているのか・・・と呆れます。それも、災害救助に!? 1機100億円もするものを20機も買う余裕があれば、福島の事故対策費に回して一刻も早く汚染水対策や地震対策、健康調査や必要な除染を進めてほしいものです。
●●●水曜日の日経朝刊から、「集団的自衛権の行使について、政府は、解釈変更に前向きとされる小松一郎氏を内閣法制局の新長官に起用し、元長官の山本庸幸氏は今月8日に退任した」。その山本新判事が記者会見しました。

集団自衛権の行使 憲法解釈変更「難しい」
 最高裁 山本新判事が会見


 内閣法制局長官から最高裁判事に就任した山本氏(63)が20日最高裁で記者会見し、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認することについて「私は難しいと考えている」と述べ、「実現には憲法改正が適切」との考えを示した。
 最高裁判事が司法判断以外で政治的課題への見解を表明するのは異例。
 会見で山本氏は「現行の憲法で約半世紀維持されてきた解釈を変えるのは、なかなか難しいと考えている」とし、「集団的自衛権を実現するには憲法改正をした方が適切だろうと思う」と話した。「法令の知識を生かし、誠心誠意、ひるむことなく判断していきたい」と抱負を述べた。

◎安倍政権はやりたい放題と思っていましたが、天木直人氏によると、何もかも安倍さんの思い通りには行ってなくて、憲法改悪も国民の支持が得られそうにないので、憲法を触らないで、卑怯にも「解釈改憲」で念願の集団的自衛権行使をやってしまおうという魂胆なんだそうです。
そのための内閣法制局長官の差し替えでした。最高裁判事就任の記者会見で、山本氏が異例の言及をされたのも安倍政権のこうしたやり方に対する法の番人としての誠意からでしょう。

◎さて、今まで11時に行っていた病院でしたが、昨日は午後3時以降の面会時間に行くことにしました。
前日の火曜日、妹たちが病院に着く1時間ほど前から、病院内の地域医療室で介護認定の申請とその後の相談の話し合いがありました。
父の場合、食事が摂れないようになると、施設か療養型の病院に転院しなければならないとのこと。病院のリストや施設のパンフレットを見せられたり、ケアマネさんを選ぶリストを見せられたり。これは手回しが良すぎるというか、母にはショックだったようです。一寸先回りが過ぎるような気がして、その判断はいつですか?と聞きましたら、今日から一週間と言われるので、それを待ってからということに。97歳と言う年齢を考えると当然なのかもしれませんが・・・
妹たちが来て、孫の写真を見せたり、暫く話してから病院を出ました。家に着いてから4人で話したのですが、入れ歯を外して眼鏡も外した父を見たのは初めて、メガネが無くても新聞が読めるのね〜と二人が。酸素の管は外していましたので、少し前進。帰りにもう一度病院へ寄ってから新大阪に向かうと言ってましたので、6時頃、ケイタイで父の様子を聞きました。「水が飲めたと言ってたよ!!」 また1歩前進です。
水曜日、山から帰った夫の車で病院へ。父は、入れ歯が入って、元気そう! 車いすに乗って別室でゼリーをスプーンで食べる練習をしたとか。順調です。新聞を差し替えて、母や夫と話している間、私は先日のコメント欄で教えて戴いた足のマッサージに取り掛かりました。持参したクリームを塗って冷たい脚をこすり始めました。夫が訝しそうにしているので、”ブログで長期介護なさっていた方から教えてもらったの”と説明。「気持ちいい?」と訊くところが、未だ人間が出来ていません。これは、話し掛けなくてもいいし、喜んでもらえるし、本当に良いことを教えて戴きました!! ありがとうございます!!
(写真は、病院から帰って、山のテントを修理に出すため大阪都心へ向かう車窓から。右の電車は地下鉄御堂筋線千里中央から難波まで一直線。途中、地上に出て、千里中央の手前でまた地下にもぐります。淀川の橋の上から雲の峰と阪急インターナショナルホテルのビルが右手に。赤い観覧車:まさかこの炎天下、冷房付きで動いているのでしょうか? 大阪駅前、曽根崎警察と阪神百貨店の間、御堂筋の起点になる場所にステンレス製の給気塔群。梅田の地下街へ送り込む空気の取り入れ口。私が淀屋橋まで通勤していた頃からモニュメント風の斬新な光景でしたが、木が植えてあるのは新しいかな〜〜と思いました。向こうに見えるのは丸ビル。裾のツタが元気に伸びていました。)