8月のお茶のお稽古

火曜日の昨日はお茶のお稽古日。
少し涼しくなって最高気温も35℃以下の34℃止まり。爽やかな朝でした。
午後からの病院行きは初めてパス、夫と母に任せて、私はお茶です。
2時からですので、日傘をさしてロングスカートに足袋代わりの白いソックスを履いて出かけました。オシャレな人なら、サンダルを履いて、あちらに着いてからソックスを履くところですが、私は、歩いてすぐだし、面倒なので、そのまま靴を履いて出かけました。
お部屋に入ると今日はスッキリと床の間の真ん中にお花が掛けてあります。隠し鉤が仕込んであって、真っ白なムクゲと黄色の水引草が活けてある籠が懸かっています。香合は木彫りのホオズキ。お軸が無い分、略式かな・・・。
暫くして話し声がして、Noさんの松葉づえが見えました。先生には黙っていると電話で仰っていたので、「松葉づえが見えた」という私の声に先生は”誰が?”と驚いておられました。
ということで、お稽古は私とNaさんの二人が立礼式で、Noさんはお茶を飲むだけということに。何となく私から水屋に立つことになりました。
棗は黒漆に金彩で瓢(ひさご)が散らしてあるモノ(写真を撮るのを忘れています)。涼しげな白磁の透かしの蓋置を選んで建水の中に入れ柄杓をセットしました。お茶碗は青磁と萩のお茶碗を選びました。
テーブルの上に置かれていたのは、漆の黒い蓋をしたボッテリとした志野の水差です。
主菓子は、夏菓子の水羊羹をスプーンを添えたお皿に入れて先生が配って下さいました。
お干菓子の方は、先生も何時頃のモノか分らないと言われる器に、加賀紫雲石(しうんせき)という名前のお菓子。「ふっくら炊き上げた大粒の大納言小豆をしっとりやわらかな寒天で包んだ」和菓子です。
二服お茶を点てて、Naさんと交代しました。袱紗捌きをしたあと、何をするかわからなくなって、きょろきょろ、そうか、棗を拭くんだった・・・でした。そのあとは、意外とスムーズに動けましたが、やはりプロンプター役の先生が頼りです。茶筅通しも先生に促されてでした。Naさんが選んだ二服目のお茶碗は初めて見る小ぶりの変形お茶碗でした。片側は黒塗り、もう一方はブルーの釉薬がタップリかかっていて、外側には鳳凰が線刻されています。青い釉薬は裾のところで二雫の丸いガラス質に固まって光を透しています。一寸モダンな感じのするお茶碗でした。

ところで、お稽古に入る前に、私が、「先生のネックレスのリメイク見せて!」と急かせて、Noさんご自慢デザインのネックレスをテーブルの上に出していただきました。トンボ玉3つはロングのネックレスに組み込んで、小さなサンゴは黒い丸ビーズを足して、リメイクです。
ご自慢の自信作品は、彫りが施された象牙球と細長いいびつな淡水パールを組み合わせ、下のところで二連になっているネックレス。
そして、Noさんが”どこにもない”と言われるのは、紫水晶と水晶を市松模様に繋いだもの。これは水晶の一粒一粒がグラデーションになっているのでそれを並べ替えて一連に繋ぐにはなかなか注意が必要で難しかったそうです。他にも中国製で藍色の模様がついている陶製のネックレスをバラして間に色合の良いビーズを加えたモノなど。どれもこれもリニューアルされて素晴らしいネックレスに生まれ変わっていました。
先生の宿題は7月中に出来ていたんだとか。お盆の15日の朝、ご主人の実家の福井へ出発するので、水やりをしている時、足を引っかけて転んでヒビが入ってからは、出かけることもできず、今はビーズだけとか。目のお正月をさせていただきました。(どの写真もピントが合ってませんが…)