ジャズとシリアと汚染水と梅田スカイビルの快挙

●先週末、山の会の千里のメンバーさんが企画の一員になっておられるというキャンドルナイト・ジャズ演奏会のお声がかかり、夫に誘われてくっ付いて行きました。小雨降る中バスで少し遅れて到着。一階ロビーを使ってすでに演奏は始まっていました。懐かしいジャズのスタンダードナンバーを同級生仲間という男性団塊世代?メンバー4人とプロの女性ピアニストでの演奏です。休憩時間には千里ニュータウンの写真がプロジェクターで紹介されました。70年の大阪万博の頃に開かれた町ですので、40年にもなり、高齢化が問題にもなっている地域ですが、町おこしの一環の催しになっているようです。後半は荒城の月のジャズアレンジからスタート、良いひと時でした。モロゾフのプリンの空き瓶にロウソクの明かりがキレイでした。
◆土曜日(8/31)の読売新聞夕刊、一面トップ記事は『「シリア化学兵器1429人死亡」米大統領、限定攻撃を検討』という記事。これはその後、英国議会の介入反対決議を受けてイギリスがアメリカに同調しないことになりました。イラクの時と同じ誤りを繰り返さないという世界の世論の方向は大きな力となっています。強行すれば世界でも孤立しかねない状況で、オバマ大統領は決断を先送り、アメリカ国内の世論も無視できなくなり、議会承認を求めるという方針転換に踏み切っています。
日本では、それ以前の段階で、自民党の石破さんが、アメリカの決断を支持すべきと言ったとか。さすが軍事オタクと言われるだけあって、「好き」なんだな〜としか思えない発言です。「日本を取り戻す」チャンスですので、ここは安倍総理の決断を見守りたいと思います。

◆◆その間、失われつつある日本の国土の一部:福島原発事故現場では、汚染水漏れが深刻な状況になっています。
東電は31日には、「タンク4か所で最大毎時約1800ミリシーベルトを確認したと発表。これは4時間浴び続ければ死亡する線量に当る。接合部にゴム製のパッキンが使われている同原発内の同型約350基の安全性に対する懸念がさらに高まるのは確実。汚染水の保管は危機的状況が続いている。(2013/09/01-00:54 時事通信)」
ついで、また今朝の「shuueiのメモ」さんによりますと、「東電によると、毎時約1700ミリシーベルトの線量が確認されたのはタンクの北側。31日に同1800ミリシーベルトを確認したタンク南側は、1日は1100ミリシーベルトだった。計測されたのは主にベータ線で、保管中の汚染水に高濃度で含まれているストロンチウムなどの影響とみられる。(2013/09/01-21:46  時事通信)」
「日本を取り戻す」現政権、失われつつある日本本土の汚染された大地、空気、海を是非元通り取り戻すことに全力を挙げてほしいと思います。

●●話を読売土曜の夕刊一面に戻して、トップのシリアの記事の横に大きく取り上げられたビルについてです。
梅田は北ヤードの跡地にグランフロントが出来て盛況ですが、コチラ北区にある問題の梅田スカイビルは20年前のビルです。ツインビルの天辺が手を繋いだようになっています。真下に行くと真ん丸な穴が開いていて斜めにエスカレーターが懸かっています。珍しがりの私は、ナビオの上、ビルの間に出来た赤い観覧車と同じく、このビルも完成直後に友だちを誘って訪れたことがあります。スカイビルの麓(ふもと)には映画館が2つあってここにも1〜3年に1度くらい出かけます。地下はレトロな食堂街になっていています。梅田でポッカリ時間が空いた方は是非一度、おススメです。
で、そのビルが、なんと、「世界の20建造物」の第20位に入っているというニュースです。一位のタージマハールや、二位のトルコのアヤソフィア、三位のオーストラリアのオペラハウス、についで、世界の名だたる古今の建造物、例えばスペインの建造中のサグラダ・ファミリアギリシャパルテノン神殿、イタリアのコロッセオなどの後に梅田スカイビルが名を連ねているというのはビッグニュースではありませんか。

記事によりますと、空中庭園」で知られる大阪北区の梅田スカイビルで外国人観光客の姿が目立っている。20周年を迎えた今年、庭園にはすでに約8万人以上が訪れ、3人に1人が外国人という。
08年に、イギリスの高級紙『ザ・タイムズ』などに世界を代表する20の建造物として、『これほどスリルのある建物はない』と紹介されて以来、海外の観光ガイドで次々掲載されるようになった」のが要因だそうです。
昨年ビルを訪れた外国人観光客は少なくとも約9万8000人。韓国をはじめ、フランスやイギリスなど欧州、インドなどからも押し寄せている。
 「清水寺金閣寺と並んでガイドブックに載っていた。ビルの上に乗っかる庭園という発想がユーモラス。」 大阪、京都、奈良を巡るツアーの自由時間を利用して立ち寄ったというフランス人男性(56)は「建築物ファンにはたまらない」と喜んだ。韓国人女性(29)は、動画サイトで外国人が投稿した映像を見て興味を持った。「バンジージャンプのようなスリルがある」と庭園から街を見下ろした:と観光客の感想を紹介しています。