金曜官邸前デモとヤツコ氏とカルディコット博士の警告

金曜官邸前デモのレポートを続けてくださっている「特別な1日」さんのブログ:「『里山資本主義』と『内部留保』、それに『1004 再稼働反対!首相官邸前抗議!』」
今回もデモのルポ前の本の紹介と経済の解説が勉強になります。「NHK広島の取材班と藻谷浩介氏が書いた『里山資本主義』は実に面白い本だった」と紹介されている本の内容、時々見たNHKの番組が重なります。企業の内部留保の問題では、そういうことか!と目が開かれた思い。東電解体では、昨日丁度蛙ブログでもその問題を取り上げたところでしたので、わが意を得たりでした。
それでは、今週も官邸前のデモに参加です!コチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20131004/1380898599
◎デモの写真の中に小泉元首相の顔と言葉を書いたプラカードがありました。そこで、小泉さんの脱原発について。先日、お向さんに頂いた美味しい尼崎の「かりんとう饅頭」があるので、とお茶にお誘いしたSさんに、「小泉さんの脱原発どう思う?」と聞いてみたら、彼女は「信じられない」と言いました。「どうせ途中で投げ出すんじゃないの…」という言い方です。
私は、小泉さんが総理大臣時代に多度津の世界最大級の耐震テスト装置を廃棄処分した時のことが引っかかっていますので、”大歓迎とは言いたくない”と自分にブレーキをかけています。それと、小泉首相時代の卑屈なまでの対米従属姿勢が一寸許しがたい思いもあります。拉致被害者を取り戻すために北朝鮮に乗り込んだことで、アメリカに何か言われたのか(これは私が想像してのことです)、あれから態度がガラリと変わり、尻尾を振ってのポチ(あるいは日本名も投げ捨ててジョン?否ジュン?)ぶりだったと思っています。
今回の脱原発も貫こうとすれば小出裕章さんが指摘されているようにアメリカと対峙せざるをえません。山本太郎さんが盛んに言ってる日米原子力協定の問題が出てきます。その時、小泉さんは脱原発の旗を掲げ続けるか、それとも尻尾を巻いて…同じことにならないことを期待しています。それを見るまでは私は一寸「歓迎」とは言いたくない、と思っていたのですが・・・
「日々坦々」さんや「日本がアブナイ!」さんで小泉元首相の言葉を読むと、小泉さんの脱原発は、橋下徹氏の損得勘定込みの『脱原発ポーズ』とは、違うようですが。それに、息子の小泉進次郎氏が復興担当の政務官に登用されたことについて、「日々坦々」さんは、これ以上の脱原発発言を封じるためではないかという見方をされています。うがった見方をすれば人質?ともとれますね。息子の出世を望むならほどほどにという。
▼前NRC委員長のグレゴリー・ヤツコ氏が来日、都内での講演と日本外国特派員協会での記者会見の内容を読むことができます。
▽「田中龍作ジャーナル」の脱原発に踏み込んだヤツコ前NRC委員長」http://tanakaryusaku.jp/2013/09/0007909

9月23日都内で行われた講演の後の質疑応答で「日本政府が汚染水問題を過小評価していることをどう考えるか?」という田中氏の質問には、東京電力には対応する能力がないのではないかという懸念をますます高めたのではないか。なぜ政府がもっと早くから関与しなかったのか?再稼動の方にばかり関心を払いすぎていたと答えた。
▽翌日24日の東京・有楽町の日本外国特派員協会での記者会見では、「汚染水は制御不能」と断定。コチラで:【共同通信】(http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092401002188.html)

▽同じ内容を「IWJ Independent Web Journal」のコチラで: <2013/09/24 「現行の技術ではシビアアクシデントをゼロにすることはできない」 ヤツコ元米原子力規制委員長が断言>(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/103059

▼▼カレイドスコープ」さん9月29日のブログ:
[2020年、世界のアスリートを被曝環境に引き込む犯罪国家]

カルディコット博士が東京五輪の危険性をロシアのメディアで訴える。


終わりのない福島のカタストロフィー:
放射能汚染の脅威の下での2020年オリンピック
Endless Fukushima catastrophe: 2020 Olympics under contamination threat
(ロシア RT 2013年9月15日)

詳しくは「カレイドスコープ」さんのコチラで:http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2375.html
(写真は道端の芙蓉と、数日前の秋の空と、我が家の北側にあるアンデスの乙女)