老健1か月と「福島の作業員」と「琵琶湖近くにセシウム木片放置」

昨日の木曜日、夫の車で母と3人で父に会いに行きました。お風呂に入ったところで血色がよく元気そうな父です。先週、私が一人で会いに行ったとき、お習字の作品がありました。父の書道の字など初めてです。”無我夢中”と書いてあるのですが、それを持って帰ってきました。今週火曜日、母はその作品について話しました。父は、「あんまり覚えてない」と言いつつ、母に「無我夢中は自分で考えて書いたの?」と聞かれて、「気持ちは、そうや」と答えていますので、二人で十分通じているようです。
昨日は、父は六甲山の上に落ちてくる西日を背中に受けるコーナーで日向ぼっこをしていました。母が、今年の写俳展に出した作品が二枚戻ってきたのでと父に見せました。今年、万博記念公園に行って太陽の塔を撮った作品です。そうそう、我が家の玄関は父の写真のギャラリーになっているので、そこの写真をこの写真と入れ替えようということに(→)。今では4人部屋になった父の部屋に行ってみると、ベッド脇の棚に今度は「大同小異」と書いたお習字の作品が掛けてあって三重丸をもらっていました。戦争中の療養所時代はスッケッチをしていたので、母は、父が絵を描くはずと思っていたのに、「書道にしたの?」と父に話しかけています。
「外は暑いよ〜真夏並み」と言うと、「涼しくなったころに帰る」とか。「1日は早く過ぎる? それとも長くて退屈?」という母の質問に、「長いと思っても仕方がないし、短かいと思っても仕方がない」という禅問答みたいな答でした。母は中途半端で帰ってもいけないから、ここでしっかりリハビリしてもらって車椅子でなくても歩けるようになって帰ったらいいわね」と。父は「年内のつもり」でいると。
来週は在宅に向けてリハビリ担当の方やケヤマネージャーと一緒に一時帰宅、手すりの位置やリハビリの方針を決めるための家庭訪問があります。明日は老健に移って丁度1か月になります。父も母も夫も私も今の状態を受け入れて、あと2か月後の在宅介護に向けて準備を整えています。

さて、←昨日の日経朝刊です。記事では『福島第1原発では作業ミスによる汚染水漏れや機器トラブルが相次いでいる。東電の広瀬直己社長は福島県いわき市で「ヒューマンエラーがどうしてこんなに続くのか(原因を)洗わないといけない」と述べた。』
社長はご存じないようですが、ブログでは福島の原発作業員の素人集団化や環境が問題視されています。
「おとじろうとらいるのひび」(http://blog.rairu.com/?eid=1330)さんで知ったブログと本について:
「スパナって何ですか?」 いわき市議が告発! ド素人集団化している原発作業員の実態(http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7332324.html)

福島第一原発・元主任指導員の淺川凌著 『福島原発でいま起きていること』(おとじろうさんのブログに案内があります)

●「<福一作業員労災申請>膀胱と胃と大腸、転移でなく、それぞれの臓器で独立して癌発病。北海道新聞)」(http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3312.html

◎毎日、毎日フォローしきれない事が起こりますが、貼り付けておかないとと思った記事を:
原発のウソ(10/2)」さんで見つけた記事です。「琵琶湖近くにセシウム木片放置 民間ルートで全国に」(http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/7343854.html

琶湖近くにセシウム木片放置 民間ルートで全国に


琵琶湖近くの河川敷に、1キロ当たり最大3000ベクレルの放射性セシウムを含む木材チップが放置されていた。正確な出所は不明だが、福島原発事故で汚染された可能性がある。今回は偶然にも発覚したが、専門家は「氷山の一角」と警告する。(出田阿生)


福島原発事故で汚染 複数業者が介在


「1キロ当たり180〜3000ベクレルの放射性セシウムを検出した」。滋賀県がこの問題を公表して騒動となったのは、9月17日のことだ。

約500立法メートル分の木材チップが、同県高島市の琵琶湖に流れ込む鴨川河川敷に敷き詰められ、そのそばに土のう袋(1袋当たり約1立方メートル)77個が置かれていた。


実は、すでに今年4月、周辺住民が県土木事務所に通報していた。当時、チップから1メートル離れた空間線量を県職員が測ったが、「毎時0.1マイクロシーベルト程度で問題ないとした」(県廃棄物監視取締対策室)という。


しかし約5カ月後の9月、搬入に関わったという人物から「チップは放射性物質に汚染されている可能性が高い」との情報が県に寄せられた。あらためて調べたところ、汚染を確認。17日の問題公表となった。


同時期の台風18号の豪雨で鴨川が増水してチップが漬かったため、県はさらに緊急で水質検査を実施。その結果、河や琵琶湖への汚染拡大はなかったと結論づけた。しかし「住民の不安はまだ続いている」(地元関係者)。嘉田由紀子知事は「琵琶湖へ注ぐ河口に放置され、悪質で憤りを覚える。適切な保全措置を行い、行為者には厳しく責任追及する」と表明した。


ただし、こうした地元の不安感と、環境省放射性物質の汚染拡大防止策には大きな温度差がある。1キロ当たり8000ベクレル以下の放射性物質は一般ごみと同じく焼却したり、埋め立てたりできる。


放射性物質汚染対処特措法で、国が処分に責任を持つ指定廃棄物は、8000ベクレル超の場合だけだ。今回のケースが法律に触れるとしても、特措法違反ではなく、廃棄物処理法違反(不法投棄)や河川法違反(形状変更)に問われることになる。


同様の事例は他にもあるのだろうか。環境省適正処理・不法投棄対策室の担当者は「今のところ、他の自治体からは同様の報告はない」と説明する。


原発事故以降、汚染物質の拡大を調べてきた環境運動家の関口鉄夫氏は「滋賀の事例は、不届きな業者が放置して偶然発覚しただけで、水面下では同様の話が各地にあるはずだ。福島原発事故による汚染物質は、民間業者を通じて全国に拡散している」と指摘する。


関口氏によると、原発事故以降、福島県内の高速インター付近では、他県ナンバーの産廃業者の車両による渋滞が頻繁にあった。「特に金属は再利用しやすい資源。除染で出る枝や落ち葉も、焼却や生分解すれば熱源利用できるので、どんどん持ち出されている」。汚染物質は全国に広がっているわけだ。


業者が複雑に介在していることも、処分責任の追及を難しくしている。滋賀の例では、木材チップを河川敷に置くよう指示した業者と、それを運搬した業者、実際に河川敷に敷いた土木建設業者─と、判明しただけで複数いる。


関口氏は「もっと関心を持つ必要がある」と訴える。


「今の汚染は半減期が長い放射性物質が中心だ。全国に汚染が拡散すると、より深刻な影響が出てしまう。その意味でも日本中の住民に身近な問題だ」


2013年10月2日 東京新聞こちら特報部:ニュースの追跡より

(写真は、父の所へ行く直前、フジバカマを写真にとって見せようと思い庭に出たら、蝶が来ていました。慌てて撮った写真、二匹いるのはオスとメスです。2009年、このブログを始めた年の秋、フジバカマにアサギマダラを写真に収めて以来、まだ見ぬアサギマダラですが、その年ツマグロヒョウモンのメスとオスを見ましたので、アサギの方もひょっとすると再会があるかも!です。アサギマダラは蛙ブログの2009年10月12日(http://d.hatena.ne.jp/cangael/20091012/1255316850)、ツマグロヒョウモンは10月15日に。)