いつもなら「特別な1日」さんの金曜デモのご紹介から始める土曜日ですが、SPYBOYさんのお知らせによりますと、明日2日大規模集会が予定されていて昨日はお休みとか。それで、私なりの原発に関する記事を集めてみました。
まず写真です。(←)我が家の数少ないジューンベリーの実が、その名の通り6月に入って赤く色づいてきています。
(→)去年、植木屋さんが屋根を越しそうになったジューンベリーをバッサリ散髪。そのおかげで実は数えるほどになりました。でも、葉が茂って西日除けの役割は十分果たしてくれています。
原発関連に入る前に気になるニュースについて。
中国がTPPに参加することを検討している、それもアメリカが誘っているという昨日のニュースはビックリしました。夫は「面白くなってきた」と言っていましたが、どういう意味?か聞かずじまいで山へ出かけてしまいました。「日本はTPPに入らないわけにはいかない」と言っていた佐藤優氏の根拠は、「TPPは、経済問題ではなくて安全保障の問題」でした。そうなのかと思わせるのが安倍政権になってからの中国包囲網のような外遊訪問国でした。TPPに中国が参加すればTPP推進を唱えてきた人たちや安倍政権がとってきた対中包囲網は意味がありませんし、アメリカの見方を全く間違っていたということになります。歴史問題についで、又これも安倍さんの読み違いになります。
さて、原発関連ですが、今朝の日経新聞一面です。「原発廃炉 利用者が負担 電気料金に上乗せ」という経産省の方針。リード部分「経産省は廃炉を進めやすくするため、電力会社の会計規則を見直す方針を固めた。今は原発を40年超運転するのが前提で、途中で廃炉にすると巨額の損失が出るうえ電気料金で回収できない。損失を複数年に分けて計上することを認め、料金で回収できるように改める。原発の安全規制の強化で廃炉を迫られる原発が相次ぐことに備える」。(廃炉の積立金をキチンと積み立ててこなかった電力会社もあると聞きました)
本文途中では、「いずれも途中で廃炉にすることで一時的に膨らむ損失を、複数年でなだらかに計上するのがポイントだ。電気料金ではなく電力会社が送電線を使う時の利用料(託送料)で回収する案もある。今でも廃炉の費用はすべて電気料金で回収する仕組みで、総額で見れば料金に転嫁する費用は増えない。これらの変更は東電福島第1原発のような事故で廃炉となる原発には適用しない。ただ、電気料金への転嫁次第では反発が出る恐れもある」。
一面、もう一つの記事は左隅のウィーン発の国連科学委員会の報告です。
↑見出しにある通り、「被曝量は避難によって1/10に 福島原発事故 『健康に影響ない』 国連報告」
3面の関連記事はコチラ(→) リード部分は「国連報告は、福島県の復興計画に影響を与えそうだ。政府は事故で拡散した放射性物質の除染を進めて避難住民の帰還を促す考えだが、除染が計画通りに進まず住民の生活再建が滞っている。政府は健康影響がないとした報告を受けて除染などの計画を見直す方針だが、福島県内から反発が出る可能性もある」。
途中から、「見直しを検討する除染などの目標は国際放射線防護委員会(ICRP)が示す厳しい数値を採用。ところが1ミリシーベルトという目標達成は現実的には難しく、健康不安を抱く住民の帰還が進まない一因になっているという指摘も出ていた。」「除染目標の緩和は被曝による不安を和らげる効果は期待されるものの、放射線量が全国に比べて高い福島県の現状が放置されることになり、風評被害の解消が遅れる恐れもある。政府が除染費用を削減したいという思惑も垣間見える。」「政府は避難住民の帰還と除染費用などとのバランスを取りながら復興を進める難しいかじ取りが求められる。」<◎国連人権理事会の報告では「避難基準の20ミリシーベルト以下を1ミリシーベルト以下に抑えるべき」とのことでした(5/25の蛙ブログ)>
このほか「きょうの言葉」欄に「原発の廃炉」:「更地に戻すまで約30年」、そして社説の2つ目に「汚染水対策」について。
原発輸出の環境を整えるのに躍起とも取れます。その原発輸出については、今朝の「shuueiのメモ」さんからの引用です。
もし、原発を輸出したいなら福島で起きていることをすべてインドの人に伝えてほしい。
インド人です。インド人を強調する理由があります。インドの首相が日本に来て日本の首相とがっちり握手をしてインドに新しい原発を作ります。原発が日本からインドに行くとしたらすごく悲しいです。日本をインドに輸出したかったら、日本人のまじめさ、心遣い、気配りを輸出してほしい。もし、原発を輸出したいなら福島で起きていることをすべてインドの人に伝えてほしい。でも日本の政府はインドどころか日本にも今何が起きているのかを隠しています。汚染水がどうなるのか何も解決していない、福島の人たちは家に戻れません、こんな状況になってっも日本の首相がインドや世界中に原発を売ろうと思っているのは、それは犯罪です! 日本にいる私たちは断固止めなければなりません! <5月31日 48回目道庁前反原発抗議行動のスピーチより>
◆◆◆もう一つ是非ブログを訪ねて読んでほしい記事と見てほしい動画があります。
昨夜のNHKニュース、姜尚中さんが久しぶりに出演、大越キャスターのインタビューを受けていました。私は初めて知ったのですが、25歳の息子さんを3・11の1年10か月前に亡くされたとか。その後、福島を訪ね、息子さんの名前と同じ「尚大(なおひろ)」という名を主人公とする小説「心」を発表されたそうです。その姜尚中さんがドイツの廃炉作業現場と脱原発を訪ねる動画と、小海キリスト教会の牧師さんが改めて、「原発は何故ダメなのか」を「11か条」にして、それでもなお「廃炉」よりは「再稼働」を選ぶ政治について書いておられます。分っているようで、原発なぜダメなのかを今一度整理して・・・是非コチラ「小海キリスト教会牧師所感」さんで:http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20130530/p1
後半部分を引用です:
2.原発にはこれだけの不合理があるにもかかわらず、日本の政府と電力会社と関連会社がこれを維持することを希望している。
なぜだろうか?第一に、電力会社についていえば、総括原価方式という電力料計算方式が法律によって与えられているから、電力会社は、発電のための資産(原発施設・使用済み核燃料)と、宣伝費も含めてかかった全費用を、電力料金に含めることができるからではないだろうか。
逆に言えば、総括原価方式を改めれば、コストのかかる原発から撤退するであろう。実際、英国ではもはや民間企業は原発事業から手を引いてしまった。英国の電力料金算出方法はしらないけれど。
第二に、国家権力者の意図についていえば、歴代の自民党政治家、官僚たちの発言からあきらかなように、核兵器の潜在的保有国であり続けるためである。多くの国々の指導者たちが原発の導入を望むのも同様の理由であろう。
3.原発からの撤退コスト
もし国策として、原発から撤退すると決めたならば、廃炉と使用済み核燃料の保管という莫大な費用のかかる事業を、営利目的の電力会社が誠実になすとは到底思えない。この事業のためには、莫大な税金を投入するほかないだろう。
原発が日本の高度成長を支えてきたことは事実であろうから、一定の意義はあったであろうと思う。だが、放射性廃棄物問題の処理という原発が成立するための必須の技術もないままに見切り発車してしまったことの付けは、これから未来の世代と環境にとって、たいへんな重荷となってゆくことになる。
写真はバラとクレマチス。この白いクレマチスは最後の写真です。間違って枯れ枝みたいな茎を切ってしまいました。咲いていた花も蕾も全部枯れてしまいました。これで2度目です。クレマチスの茎は下の方では全く枯れているようなので、ついつい・・・。
斑入りの赤い水引草の葉。「和装組曲♪」(http://d.hatena.ne.jp/umryuyanagi104/)さんのブログでブログ主の着付けの先生umryuyanagiさんが「わらじ草」と呼んでおられました。そういえば鼻緒に見えます。我が家でも見たことがあると、この水引草を思い出しました。北側にある白い水引草にはこのワラジの鼻緒模様はついていません。小型の同じような模様の葉が目につきました。こちらはヒメツルソバの葉です。