金曜官邸前デモとアレコレ

木曜日の秘密保護法案反対の集会についで、昨日の金曜日は恒例の官邸前デモ。
いつもレポートして下さる「特別な1日」さんのブログの紹介から始めます。
山口県の上関(かみのせき)原発反対を30年前から続けている祝島(いわいじま)の人たちの参加についてです:

今日、嬉しかったのは祝島で上関原発の反対をしているおっちゃんたちが来てくれたこと。30年以上 毎週月曜に反対デモを続けている祝島の人たちは官邸前抗議の大先輩だ。30年だよ、30年。先輩たちの姿を実際に見ることができて、ボクはものすごくうれしかった。実際に顔を見ているだけでも、おっちゃんたちの素朴でまっすぐな感じが伝わってくる


祝島も先週書いた伊方も地元で原発に反対している人が居るのはずいぶん前から知ってたけど、正直言って官邸前で実際に反対している人の話を聞くまで、そこがどこにあるのか、どういう場所なのかすら、全然知らなかったよ。伊方の老婦人や若い人の話を聞くまで、知識はあっても全然わかってなかった(今もそうかもしれないが)。官邸前で実際に話を聞いてみると、現場の人たちの切羽詰まった気持ちが、ほんの少しだけでもわかるような気がする。

  

そして、毎回デモの様子の紹介の前に語られる今回のテーマは活躍する女性についてです。

・冒頭のホワイトハウスの例だけでなく、今やIMFFRBもトップは女性だ。今は世界的に男女関係なく優秀な人材がバンバン登用されている時代なのだ。日本だって凄い女性はいくらでもいるのに、それを生かさなくてどうするんだよ。日本には人材しか資源がないんだぞ!
・前にも書いたが、結局 日本の男が家事をしないことが日本を衰退させているのだ!
・女性が、家事をしないようなバカ男と結婚しなきゃいい、家事を押し付ける低脳な男との結婚をボイコットすればいい、という考え方もあるけれど、個人の好みの問題もあるし(笑)、いずれにしても少子高齢化は止まらないから日本は衰退の道まっしぐらだ

キチンと夕食の準備をしてデモに参加されているSPYBOYさんの持論は、「結局 日本の男が家事をしないことが日本を衰退させているのだ (中略) 男は家事やれよ(笑)。」ですが、是非コチラのブログを訪ねて全文を:「坂道を舞う紅葉:★1122 再稼働反対!首相官邸前抗議!」
http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20131123/1385169247
◆◆20日の蛙ブログのコメント欄に、「安倍夫人の考え方初めて知りました。意外と主婦感覚ですね。こういう人が自民党議員で多くいるとまた変わって来ると思いますが、高市氏とかトンデモない女性が多く残念です」と書いてくださったのはhatehei666さんです。「トンデモない女性」の中には筆頭の高市早苗氏以外に、小池百合子稲田朋美片山さつき山谷えり子、森まさこ氏らが入るでしょうか。
 

11月20日衆議院法務委員会で、結婚していない両親から生まれた婚外子の遺産相続を嫡出子と同等にする民法の改正案が可決された。これは9月に最高裁が、婚外子の遺産相続を嫡出子の半分と定めた民法の規定を違憲と判断したことを受けたものだが、野党が提出した戸籍法の「婚外子」の記載をなくす法案は、公明党は賛成したが自民党の反対多数で否決された。 この背景には、自民党内の保守を自称する政治家の抵抗がある高市早苗政務調査会長最高裁判決について「ものすごく悔しい」とコメントし、夫婦別姓にも反対して「日本の伝統を守ろう」と言う彼女の守ろうとする伝統とは何だろうか

JBpress 2013年11月21日

婚外子差別も夫婦同姓も「日本の伝統」ではない

歴史を知らない「保守」の劣化

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39239

・嫡出子か婚外子かという子供にはどうにもならない理由で差別するのは、個人を家に同化させようとする制度的な圧力だ。それが「日本の伝統」だという話は歴史的に根拠がなく、「家族の一体性を破壊する」という話は意味不明だ。婚外子を差別しなかった江戸時代までは、日本の家族は破壊されていたのだろうか。

夫婦同姓も日本の伝統ではない。中国や韓国では別姓が普通で、日本でも江戸時代までは別姓が普通だった(武士以外は姓を名乗れなかった)。北条政子源頼朝正室)も日野富子足利義政正室)も、夫の姓は名乗っていなかった

上記の記事は、「Various Topics」さんの「為政者が歴史を口実に使いだすときは全体主義化の始まり」(http://afternoon-tea-club.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/11/post_f28f.html)の中にあったもので、ここで紹介されていたブログからの孫引きです。是非「Various Topics}さんを訪ねて、読んで見てください。

◆◆◆最後は、私も半信半疑です。小泉元首相の脱原発に何やら裏があるとか、別の狙いがある、という意見をよく聞くことがあります。民放のニュース番組の街角インタビューでも女性が特に(?)こういう考えの人が多いように思いましたが、「カレイドスコープ」さんのも、その件です。
◇「秘密保護法案21日にも衆院通過か、そのとき自民党も終わる」(http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2484.html)より。

・ここにきて、突然、小泉元総理が脱原発を言い出したのも、小泉氏とブッシュとの間で交わされたと前々から囁かれている福島に核の最終処理場を造るという密約を果たすことが最大の理由に違いないのです。

・が、もう一つの隠された狙いは、こうです。

小泉政権の時、ブッシュに言われるままに福島第一原発安全装置を、わざわざはずさせたこと、そしてもこれも同じく原発耐震研究のための多度津工学試験所をわざわざスクラップにしたことを二度と穿り返されないようにするためであると考えるのは、うがった見方でしょうか。

〇私としては、小泉政権時代に、多度津の世界最大級の耐震検査装置をスクラップにしたことを福島原発事故最初の年に知ったので、ずっとひっかかっていました。「ブッシュに言われるまま」とか、「福島に核の最終処分場を造る密約」なんて、一寸信じがたい思いですが・・・・