話題のアニメ「Abita」とモートン・ハルペリンとチョムスキーと堤未果

昨日はブラジルW杯日本代表23名の発表がありました。大阪関連が10人とか、関西ローカルでも取り上げられていました。ブログ仲間の御親戚の長谷部キャプテンのもと1か月後のブラジルでの活躍を楽しみにしています。と言っても肝心のブラジルで建設が間に合うか、スタンドが音を立てて崩れる悪夢を見たりします。逆夢でありますよう。
テニスの西錦圭、念願の世界トップテン入りを果たしました。その前に卓球もありました。スポーツ界のガンバリは嬉しいですね! しばらく見ないうちに阪神のユニフォームが緑色の「らしからぬ」モノに変わっていてビックリでした。

◎さて、ここのところ、連休中に読んだ「あきつ・あんてな」さんのブログ、結構読み応えのある内容と量なので、どうやって紹介したものか…と四苦八苦。その内、え〜〜いっ! そのままやっちゃえ!と思い決めて、今朝パソコンを開けたら、その「あきつ」さんの記事が更新されていました。トラックバックのサインだったのですが、その記事の中に、何とも言えないアニメ作品が・・・・

それで、今朝は、「あきつ・あんてな」さん特集ということで、ずら〜〜と紹介してみます。
★まず、アニメについて:

〇「HARA SHOKO さんという(ドイツ在住の日本人)学生がつくったアニメで、国際的な賞を受賞しているそうです。」「このアニメのタイトルは「Abita(アビタ)」で、福島原発事故放射能汚染で苦しむ子供が主人公になっています。欧州だけではなく、世界中で様々な賞を受賞しており、色々な所で取り上げられているようです。しかしながら、日本ではマスコミが報道した痕跡が殆ど見られず、完全に無視されているような状態となっています。」
〇このアニメの後、昨日の蛙ブログで取り上げた「内田樹の研究室」からNYタイムズの社説にふれておられます。昨日のブログのコメント欄でhatehei666さんが、安倍総理の「積極的(平和主義)」を「proactive」と英訳しているのは"うまいな”と書いておられましたが、同じくこの「proactive」についてです:

文中で興味深いのは「積極的平和主義」を記事が what he calls proactive pacifism と訳している点。「彼のいわゆる先取り的平和主義」。まだ何も起きていないうちに「これはいずれ平和を乱すことになるかもしれない」と判断したら他国への武力攻撃を含む干渉を行う立場というニュアンスがこのproactive pacifism にこめられている。


語の選択に安倍政権が東アジアで戦争を始めるリスクファクターになりつつあることへの懸念が表明されている。

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「積極的平和主義」というわけのわからない語も、「先取り平和主義」というと、なるほどとわかる。

NTは、リベラル派ということですが、先日ここにあげたモートン・ハルペリン氏の精力的な活動を見ても

オバマ政権側にとって、安倍政権がアンダーコントロール化の危機にあると判断しているらしいことが伺えます。

世界戦略の問題でしょうし、権力闘争だから、オバマとかアメリカリベラル派が正義だとは素朴には考えないが、

われわれ一庶民からすると、生きやすいのは安倍政権ではまったくないことははっきりしています。

●4分足らずの短いアニメと全文はコチラ「あきつ・あんてな」さんの「権力は隠蔽する。ガラパゴス化をめざす安倍政権」http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20140512/1399919547


★上の囲みの記事に「モートン・ハルペリン」の名前を見つけてビックリです。これは、私にとっても忘れられない名前です。昨日、田中隆作ジャーナルで対談記事があったので是非紹介したいと思っていたところでした。
沖縄密約と言えば「運命の人」で西山記者を思い出される方も多いと思いますが、私の場合は、何年か前NHKの沖縄密約に関する番組で紹介された日本側密使(佐藤栄作首相の)の若林敬氏です。そして若林敬氏の直接の交渉相手が、当時国家安全保障会議NSC)のモートン・ハルペリン氏です。若林氏の『憤死』(と私は呼んでいるのですが)に至る経過です。(引用元:「密使 若泉敬 沖縄返還の代償」http://d.hatena.ne.jp/cangael/20100731/1280578806

1972年5月15日、沖縄復帰記念式典が行われ、「基地は段階的に縮小するよう努力する」と決められていた。

しかし、アメリカには当初から基本戦略があって、若泉はその「アメリカの狙いに気づいていなかった」。


それは、69年5月28日、合議文書の半年も前に決められていた。アメリカの国家安全保障覚書(NSDM13号)に記されている。アメリカはすでにどこからでも核ミサイルを発射できる態勢ができていた。沖縄に核を持ち込む事が目的ではなく、朝鮮、台湾、ベトナムへ出て行く拠点として沖縄を最大限自由に使用できる事が目的であった。

モートン・ハルベリンとは、このNSDM(国家安全保障覚え書き)の起草者その人。若泉敬が、”騙された”と思った人、”騙した”人です。
●「あきつ・あんてな」さんは10日のブログで、<「秘密保護法は21世紀中最悪の法律」元米NSC高官モートン・ハルペリン・・・IWJ緊急インタビュー>と言うタイトルで取り上げておられました。全文はコチラ:http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20140510/1399693384

先日、議員会館で公開勉強会がありましたが、岩上さんが単独インタビューをし、

その内容の重大さに、動画の一般公開を三日間するそうです。

以下のアドレス、あるいは、岩上チャンネルの1で視聴することができます。


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http://iwj.co.jp/wj/open/archives/138702


2014/05/08 岩上安身が元米国防総省高官モートン・ハルペリン氏に緊急単独インタビュー

「米国政府は安倍政権に懸念を抱いている」

 「21世紀に民主政府によって検討された秘密保護法の中で最悪なものだ」――。

 昨年末、安倍政権が国会で強行採決した「特定秘密保護法」について、痛烈に批判し話題となったモートン・ハルペリン元米NSC国家安全保障会議)高官が、2014年5月8日に来日。岩上安身の緊急単独インタビューに応じた。

 ハルペリン氏は米国防総省の高官時代、1966年から69年にかけて沖縄返還交渉に関わり、核密約などで日本側との交渉にあたった、外交安全保障の専門家である。ハルペリン氏はまた、情報公開と安全保障のバランスを定めた国際指針「ツワネ原則」作成に関わった、キーパーソンの一人でもある。

◎ついでに、「運命の人」西山記者とモートン・ハルベリン氏の対談記事です:田中龍作ジャーナル<沖縄密約、因縁の日米2人が語る「秘密保護法」
http://tanakaryusaku.jp/2014/05/0009315

★私が四苦八苦していた記事は「希望は組織された市民団体・・・by ノーム・チョムスキー」です。チョムスキーと言えば私たちの年代は文法学者でしたが、最近は社会運動家ですね。
ノーム・チョムスキーふくしまの声を聴く」から、<「残念ながら、似たようなことが世界で起きている。国家というものは、必ず市民にウソをつき、自分たちを守ろうとする。これを克服できるのは市民の力しかない。よい規模の大きな組織化をはかり、世界の大規模な組織とつながることだ」と勇気づけた>と紹介されています。
とっても長い内容で、「政府は必ずウソをつく」というチョムスキー氏の言葉に絡んで、『「政府は必ず嘘をつく」という著書を出した堤未果さんのインタビュー記事を紹介したい』とあって、堤未果さん。そしてしめくくりが、「原発は国家ぐるみの粉飾決算=吉原・城南信金理事長」のインタビュー記事です。●全文はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20140504/1399222563