なぜ急ぐ? と スズカケの黄葉

福岡でのグランプリファイナル、フィギュアの結果は、
女子、浅田真央さん優勝。男子は羽生結弦くん優勝、3位に織田君が入っていますね。
金妍児さんや安藤美紀さんもザグレブで滑っていました。
来年ロシアのソチ五輪まで、冷たい氷の上の熱い戦いに目が離せません。

2013年12月7日(土) 夜11時30分
【再放送】2013年12月14日(土)午前0時45分
※金曜日深夜 .

戦場で書く〜作家 火野葦平の戦争〜
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2013/1207.html

昨夜、夜更かしのついでにEテレを見てみると、これでした。翌日の午前1時まで。途中でペシャワール会中村哲氏が。そうでした。火野葦平の甥にあたるのでした。浅田次郎氏のコメントがとてもよかったです。
12月8日、日米開戦、パールハーバーの日ですね。今の政治は戦争前夜にたとえられますが、選挙公約にもなく、所信表明にもなかった、特定秘密保護法案を、これだけの反対や懸念の表明があり、国連や海外からも批判があるにもかかわらず、強行採決に次ぐ強行採決で決めてしまう。
なぜ急ぐ? 10月3日に2+2会議で秘密保護法を約束済み、そして集団的自衛権の行使についても検討することを約束しているから、というのは今朝の報道ステーションSUNDAYでの孫崎享氏の意見。(詳しくは蛙ブログのコチラ:http://d.hatena.ne.jp/cangael/20131024/1382603274
一方で、昨日ブログで取り上げた沖縄密約で活躍した元政府高官のハルペリン氏のような意見もアメリカにはあります。安倍政権誕生の時から歴史認識の問題をはじめ日本の右傾化を心配するアメリカです。
ハルぺリン氏は佐藤元総理の密使若泉敬氏の交渉相手であり、当時日本人がナーバスになっていた核問題を利用して沖縄の基地を自由に無期限に使用できるよう謀った。”謀られた”と若泉氏が愕然としたのは、アメリカ側の機密解除でモートン・ハルベリンのNSDM(国家安全保障覚書)の戦略全貌を知った時。(詳しくは蛙ブログ「密使若泉敬 沖縄返還の代償」:http://d.hatena.ne.jp/cangael/20100731/1280578806
そのハルぺリン氏は安倍政権の秘密保護法案を問われて、こう答えています:

・「世界の基本原則では、政府が持つ情報はその国の市民のものだ。安全保障など特別な目的で情報の秘匿は可能だが、非常に狭く精密な限定をかけねばならない

・「運用には司法の監視が必要で、開示による公益が勝る場合は秘密にできないという決まりも要る。法案にそれらの規定が全くない。秘密指定が解けた後に廃棄されれば『情報の所有者は国民』の原則に反する」
・「(自らが担当した沖縄返還交渉の)日米核密約も日本国民には知る権利がある。開示に不都合があるとすれば、日本国民が政府に政策を変えろと言い出すことかもしれないが、民主主義なのだからそれは物事を隠す理由にならない」
(引用元:http://www.47news.jp/47topics/e/247843.php

なぜ急ぐ? 急がなければ、この法律の正体がもっと広範な国民の知るところとなり反対を抑えきれなくなるから。今のうちに決めてしまえば、反対はそれまで、そのうち忘れられる。ということなら、私たちは忘れるわけにはいかないでしょう。
アメリカのいわゆるジャパンハンドラーと言われ、強固な日米同盟の下、アメリカと一体化した日本の自衛隊アメリカの意のままに動かして戦争の出来る国にしたいと思っているアメリカの一部の人たちと、その言いなりになってアメリカの戦争のお先棒を担ぐ、早く担げるような日本になる、日本にすることが日本の為だと思っている安倍一族のような人たちがいる、ってことですね。
それが日本のほんの一部なのか、大多数なのか、国民が意思表示できる機会は、金曜デモとか世論調査とか、国会議員への働きかけとか、3年後の選挙になるわけですね。
声を上げなければ、その責任は私たち自身にかかってきます。アジアでかつては日本は盾で米軍は鉾の役割を担っていたけれど、これからは日本が鉾、アメリカは盾。日本は自ら突っ込んでいく役割を担って、前に盾なく米中で手を結んでいるという場合も考えられるとか。(詳しくは「あきつ・あんてな」さんのコチラ「秘密保護法は売国法、アメリカの傭兵国家化・・・IWJ 纐纈氏インタビュー」で:http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20131206/1386361479
(写真は唐池公園のスズカケの黄葉。見上げるとスズカケの実がたくさん。そのうち落ちて来るでしょう)