「官邸前と十三の金曜デモ」そして「セルフ・クーデターと憲法違反」

◆「特別な1日」さんの昨日のブログは長いタイトル、「『グロバリゼーションの中のアイドル論』と『情緒と言う名の暴力』:★0711 再稼働反対!首相官邸前抗議! 」です。アイドル論は「パフュームとAKB48と”きゃりーぱみゅぱみゅ”」について:

昨年は一人でアベノミクス批判をやっていた感のある慶応ビジネススクールの准教授 小幡績が面白いことを言っていた。

Perfumeは愛を生み出し、AKB48は愛を刈り取り、きゃりーは愛を表現する。

何のこっちゃ?と思ったらブログを訪ねて・…余計にわからなくなるかも?
二つ目の『情緒という名の暴力』では、あのみっともない恥ずかしい日本の政治家レベルを世界にばらしてしまったあの元県会議員さんの話題ですが、安倍首相の集団的自衛権についての論理的でない説明も、新宿の焼身自殺未遂事件も、デモで抽象的なスローガンを叫ぶだけというのも同じではないか、という厳しい指摘です。これも是非、ブログを訪ねて。そして、台風明けの官邸前デモの様子を写真で:全文はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20140711/1405087391

◆「青空学園だより」さんの「十三デモ」については:

今日はTwitNoNukes大阪の関電前集会は十三デモと合流.関電前はなし.ということで大阪は淀川の北,十三の脱原発デモに参加してきた.昨年10月18日に同じ「原発いらん! 淀川-東淀川の会」主催のデモに参加した.そのときのことは「十三夜デモとIWJ」に書いた.その1ヶ月後に入院したので,デモはそれ以来.なんとか1時間を歩き通してきた.共産党大阪市会議員も3人ほど,そのうち2人はたすきがけできていたが,議論はしない.多くのさまざまの市民が,「原発やめろ! 安倍やめろ!」これだけのことを叫びながら大阪の下町をデモする.およそ100人のデモであった.

全文はコチラです:http://d.hatena.ne.jp/nankai/20140711
◆◆戦争と平和憲法集団的自衛権の問題などでいつも貴重な記事を載せて紹介してくださる「小海キリスト教会牧師所感」さんのブログで、今回の集団的自衛権行使容認について、解釈で憲法をなきものにする「セルフ・クーデター」だという記事がありました。
お願いしてコピーさせていただくことに。(引用元:「セルフ・クーデター」http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20140709/p1)

セルフ・クーデター



憲法9条1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。



憲法96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。



憲法98条 この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。

日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。



ニューヨークタイムズ社説も「憲法を個人の意のまま変えようとする安倍首相を最高裁で裁け」と警鐘

「為政者が憲法の全部または一部を停止もしくは猶予する行為」は「セルフ・クーデーター」と定義されています。

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(翻訳:酒井泰幸)

原文は

http://www.nytimes.com/2014/02/20/opinion/war-peace-and-the-law.html

戦争と平和と法


◆同じく「小海キリスト教会牧師所感」さんのブログで知りましたが、この問題を違憲確認で提訴する方が現れました。
中日新聞の記事から(http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014070390085800.html

集団的自衛権憲法侵す」 松阪市長、国提訴へ 2014年7月3日 08時58分


 集団的自衛権の行使を認めた1日の閣議決定は、憲法が保障する国民の平和的生存権を侵すとして、三重県松阪市山中光茂市長(38)が2日、違憲確認と損害賠償を求める国家賠償訴訟を起こすことを明らかにした


 山中市長は本紙の取材に「愚かな為政者の暴走で平和国家の原点が覆された。暴走を止めるため国民の声を結集したい」と述べ、全国から広く原告を募る考えを示した。
 

 平和的生存権は、憲法前文、九条(戦争の放棄)、一三条(幸福追求権)を根拠にする山中市長は「戦争への道が開け、市民の生命や財産、当たり前の幸せが侵害される具体的な危険が生じた」と主張。提訴の時期や訴額は未定で、フェイスブックで賛同者を募るほか、全国市長会でも呼び掛ける。特定のグループや政党に属さない集団で提訴を目指すという。

◎この松阪市長の山中茂氏をWikipediaで調べると、意外なことがわかりました。
松下政経塾の出身というのは意外ではなかったのですが、箕面市民としては、何年か前、全国最年少市長が生まれてすぐ破られたという事は記憶の隅にあります。その破った当時の最年少市長がこの松阪市の山中市長だったとは! (つまらないことではありますが・・・・)

三重県松阪市生まれ。松阪市立松江小学校、私立三重中学校、三重高校、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。1998年(平成10年)4月、群馬大学医学部に学士入学し卒業、2003年(平成15年)3月、医師免許を取得。
松下政経塾の出身であり、2004年(平成16年)からは「NPO法人少年ケニアの友」の医療担当専門員となり、ケニアにおけるエイズプロジェクトを立ち上げなどに関わってきた。その後、松下政経塾を終了後、民主党三重県支部連合や伊藤忠衆議院議員事務所の研修生として政治活動を始めて、後継者の森本哲生衆議院議員の秘書を務めた。2007年(平成19年)には三重県議会議員に立候補し、当選を果たした。
2009年(平成21年)の松阪市長選挙に「3回連続の無投票は許されない」として県議会議員を辞職し立候補した。出身である民主党の支援は受けておらず、渡辺喜美の支援を受けた。前任者である下村猛をおよそ8,000票の差で破り、当選時点で大阪府箕面市第15代市長を務めていた34歳の倉田哲郎を抜き、当時全国最年少の市長となった
2013年(平成25年)1月27日、再選。

(写真は北側の庭に咲く花:アジサイ、ひとり生えの虫取りナデシコチェリーセージ