沖縄知事選スタートと福島の今とフルート・リサイタル

◎少し古いニュースですが、見過ごせないのでメモ代わりに。

 政府が米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の運用停止について2019年2月までの実現を目指すと9月に発表したことに対し、米政府が今月2日の日米協議で「空想のような見通しだ」と反対を表明したことが15日分かった。米側は、同県名護市辺野古に建設される代替施設完成の時期を考えると「最も早くて22年」としている。米政府当局者が明らかにした。

 同当局者によると、日米外交・防衛当局の協議機関「日米合同委員会」が2日、都内で開かれ米側は「19年2月の運用停止という一方的発表に驚いた。米側と調整もなく発表したことは迷惑で、米国を困った立場に追いやる」と述べた。(共同通信14年10月16日)

◎これは、沖縄の知事選に関係があります。政府は、辺野古の問題は去年12月に仲井間知事がOKしたので、もう終わった問題だとしています。しかし、仲井間知事は知事になるための選挙公約で辺野古移設反対を公約していますので、公約違反を犯しています。また、辺野古移設の前提が普天間基地運用停止ですが、上の記事によればアメリカ側は「空想のような見通しだ」と言っていますので、選挙目当てにウソの時期(19年2月まで)を発表したことになります。
30日の沖縄タイムズでも、仲井間氏は「安倍首相から5年以内普天間返還の確約を得た」と言っていますが、それが「ウソ!」になりませんか?

普天間で違い 沖縄知事選立候補予定者
2014年10月30日 06:01


知事選に向けて健闘を誓い合う(左から)下地幹郎氏、仲井真弘多氏、翁長雄志氏、喜納昌吉氏=29日、那覇市久茂地の沖縄タイムス


 沖縄タイムス社は29日、沖縄県知事選に立候補を表明した現職の仲井真弘多氏(75)、前那覇市長の翁長雄志氏(64)、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、前参院議員の喜納昌吉氏(66)の4人を那覇市久茂地のタイムスビルに招き、討論会を開いた。争点の米軍普天間飛行場返還問題で4氏は異なる解決手法を展開し、立場の違いがあらためて鮮明になった。 <後略>

○以下それぞれの立場についてはコチラで:http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=88627

原発問題になると、金曜官邸前デモのSPYBOYさんの写真のプラカードを思い出します。「ひたすら 後始末だろ、オイ!」
ところが、それが、遅れに遅れています。
「shuueiのメモ」さんからです。
一つは六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場。そもそも「再処理をなぜ止められないのか?」ですが・・・。
もう一つは福島第一原発事故現場の核燃料と溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しです。
★「使用済み核燃料再処理工場 完成は再来年3月に」10月30日 21時21分 NHKニュース(http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20141031/1414705227

★「燃料取り出し準備難航、2年以上遅れに 福島第一1号機」http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20141031/1414704396
★さきほどのNHKお昼のニュースでは:

◎昨夜はフルートリサイタルがあってフルートを聞いてきました。
前日、夫から、どう?と誘われて、当日、昼間夫がホールへ行って手に入れたチケットで、6時半開場、7時開演のリサイタルに行ってきました。

久しぶりのクラシックでした。全席指定で、私たちは前から2番目の真ん中の席で聞いてきました。
ワルター・アウアー氏は、1971年生まれで、ウィーン・フィルの首席フルート奏者。
フルートと言えば、ベルリン・フィルのエマニュエル・パユ氏がお馴染みですが、こういう若手の方いらっしゃったのですね。入り口でもらったプログラムを読んで初めて知りました。
ピアノはパリ国立高等音楽院ピアノ科を最優秀で卒業、いろいろ活躍されて、桐朋学園大学非常勤講師という沢木良子さん。お二人の組み合わせは初めてのこととか。
ステージに現れたアウアー氏は、いきなり演奏を始めるのではなく、24金のフルート(CDのライナーノートにこの楽器との出会いが)を手にシューベルトの音楽について解説を始めました。少し英語で話して振られた沢木さんはビックリしたように小さな声の日本語で。打ち合わせはなかったようで、休憩後からは沢木さんにはマイクが渡されました。アウアー氏のお話では、シューベルトは、大きなコンサートは一度しか開かず、後はほとんどプライベートな音楽会だったというような・・・。

プログラム通りではなく、3曲一気に演奏され、休憩を挟んで、最後にフランクの”フルートとピアノのためのソナタ”とアンコールのシューベルトで終わりました。最後のフランクの懐かしいような美しいメロディが耳に残っています。
休憩時間に夫は、CDの一枚に、シューベルトの「冬の旅」から「おやすみ」が入っているのを見つけ、それを買い求めました。その時サイン会があることも聞きました。夫は、サインももらうつもりで、真っ先に列の先頭に。ウロウロしていた私も隣に立って待つことに。
アウアー氏、登場。若いせいか勢いをつけてテーブルの上に腰かけようとされて・・・コマ付のテーブルが動いて、思わずテーブルを押えて「アブナイ、危ない!」と私。アウアー氏、私たちに手をさし出されて握手を求められました。大きくてヒンヤリした手でした。椅子に座ったアウアー氏の方から「フルートやってますか?」と質問されました。夫は「いいえ。学生時代にオーケストラでフルートをやっていた友人がいます。良い音楽をありがとう」と、後ろに並んでいる人たちが気がかりで早々と切り上げてしまいました。

帰りは、ホール近くのマンション1階のイタリアンレストランへ寄ることに。
8時45分くらいでしたので、やってますか〜でしたが、OKでした。
きのこのカルボナーラとトマトソースのスパゲッティを一つづつ注文。
それに、生ハムと柿のサラダと赤ワイン。

良い音楽を聞いて、美味しいお料理を食べて、
本当にありがたいことです。
家に帰ると9時40分ごろ。
早速、CDの”Brilliant Flute"を聞きました。