10月になって沖縄と福島


◎先ほど、毎日放送の「ちちんぷいぷい」のニュースコーナーで沖縄の翁長知事の辺野古埋め立て取消の記者会見を取り上げていました。画面に「ジレンマ」という文字が見えますが、現地の方や大阪の大正区の沖縄出身の方たちに意見を聞いていました。
みなさん親戚に関係者が居たり、経済的な理由で反対できない立場の人や、とは言え、屋根の上をすれすれに軍用機が飛んで行く現実は本土では理解できないだろうしと、この問題はタブーという人たちが登場していました。
スタジオでは、基地が無くなればやっていけないと思っているかもしれないが…と、那覇市他2市の基地撤廃後の収入が何十倍にもなっている数字を出して、実際は逆に基地が無くなった跡地利用で収益を上げているという紹介がありました。今朝の沖縄タイムスです:

沖縄タイムス 2015年10月13日 09:25
辺野古埋め立て:翁長知事が承認取り消しを決裁
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=136903


 翁長雄志沖縄県知事は13日午前9時前、県庁に到着し、名護市辺野古沿岸の埋め立て承認取り消しに決裁した。沖縄防衛局が米軍普天間飛行場返還に伴う辺野古の新基地建設の根拠とする埋め立て承認を取り消す文書が正式にそろった。

担当職員らが嘉手納町の防衛局に届けるため、同日午前9時5分ごろ、県庁を出発した。防衛局が受理した時点で取り消しの効力が発生し、辺野古沿岸の作業はできなくなる。

翁長氏は登庁時、午前10時から記者会見に向け、「淡々と報告させていただきます」と話した。防衛局が対抗策を講じたことに関しては「これはまた」と述べるにとどめた。基地問題を担当する安慶田光男副知事は登庁時の記者団の質問に対し、「いよいよです」と答え、今後については国の対抗策に応じて対処する考えを示した。


◎福島の小児甲状腺がんについて、10月に入ってから岡山大学の研究者グループの発表がありました。「shuueiのメモ」さんから:(引用元はこちら:http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20151009/1444336199

福島の小児甲状腺がん「被曝による発生」〜医学誌に論文


<前略>


結果:最も高い発生率比(IRR)を示したのは、日本全国の年間発生率と比較して潜伏期間を4年とした時に、福島県中通りの中部(福島市の南方、郡山市の北方に位置する市町村)で、50倍(95%信頼区間:25倍-90倍)であった。スクリーニングの受診者に占める甲状腺がんの有病割合は100万人あたり605人(95%信頼区間:302人-1,082人)であり、福島県内の比較対照地域との比較で得られる有病オッズ比(POR)は、2.6倍(95%信頼区間:0.99-7.0)であった。2巡目のスクリーニングでは、まだ診断が確定していない残りの受診者には全て甲状腺がんが検出されないという仮定の下で、すでに12倍(95%信頼区間:5.1-23)という発生率比が観察されている。 <後略>

◎久しぶりに小出裕章さんの記事です。
こちらは8月の発表をもとにしたインタビューになっていますが、原点は、事故前の1ミリシーベルトが、事故後の今は20ミリシーベルト以下でも暮らしていけるとなっている問題です。20ミリシーベルトの実験場で防護服を着て働いておられた小出さんの主張はブレません。
小出裕章さんに聞く>子どもの甲状腺がん103人 原発事故との因果関係はナシ? アジアプレス・ネットワーク 10月7日(水)
☆コチラで:http://no-nukes.blog.jp/archives/8365432.html

◎沖縄の息子が今頃になって夏休みの一週間がとれるようになったと、東京から今晩我が家へ。昨日は、朝の散歩で夫が、「今頃は東京へ来ている」というのでビックリ。「来ているって? 大阪じゃないのに?」「沖縄から本土の東京へ来ている、という意味」「そうか〜そういう意味」でした。
2日間だけ日中家に居て18日まで、残りは関西在住の昔の仲間と約束があるようで夜中に帰って寝るだけ。17日からは夫が法事で加賀市に向かいますし、私は18日同窓会でお昼前から留守ですし、どうなりますか・・・・。というわけでもありませんが、庭の草取りで連日袋が一杯になります。主にドクダミと枯葉ですが、やっと少し庭がスッキリしてきました。先ほど置き薬の方が来られて3か月ごとの薬の入れ替えを終わって、次回は・・・「来年もよろしく」とご挨拶。早いですね〜、今年も残り3か月を切りました!