霜月の終わり師走を前に(沖縄は統一候補で衆院選も!)


(本日、<「原発再稼働は、実に愚かな選択」 小出 裕章さん>に次いで二つ目です)
いよいよ霜月、11月もお終いになります。明日から師走。
12月に一時は沖縄で家族4人で全員集合という話がありました。2か月ほど前、一番乗り気だった長男が仕事の都合がつかなくなったと言ってきました。自分の所為で流れたのではないと分ってから次男の方も実は・・・ということで、早々と沖縄の話は無くなってしまいました。つい先日、携帯で次男の方から来月31日に帰るという連絡。飛行機が取れたのでということでしたが、4日まで、お正月は箕面ということになりました。今年1月に沖縄に転勤以来初めての帰省となります。
6月末に私たち夫婦で沖縄に行ったとき、息子の会社の入っているビルも、マンションも新都心というところにありました。先日の翁長さんの話(そもそも総研)で、ここが元米軍基地だったことを知りました。翁長氏が出たついでに、沖縄県知事選をオール沖縄で闘った勢いのまま、沖縄では衆院選挙でも統一候補を立てて戦うということになったそうです。本土の新聞・テレビがほとんど伝えていないのが奇妙です。
◎「もうすぐ北風が強くなる」さんからの「沖縄の意志、圧勝した翁長陣営で衆院選を完全統一候補」から一部を引用です。(引用元:http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-2548.html


堪忍袋の緒が切れた沖縄の怒りは凄まじい。
知事選挙で、辺野古移設に反対する保革の違いを克服した統一候補が現職の自民党系知事を大差で破り圧勝するが、それだけには留まらず 何と、今回の総選挙でも沖縄県だけは例外で知事選挙で反基地で団結した野党側が統一候補を立てて自民党と一騎打ちになる。


1区が共産党、2区が社民党、3区が生活の党、(※ いずれも現職)、4区が知事選で除名された自民党県連の元顧問と、
翁長知事を推した各勢力が党派の違いを克服して候補を統一。連合も応援する

しかも、知事選を自主投票とした民主党県連も公明党県本も候補者擁立を見送り


12月14日投票の今回の総選挙ですが、丸っきり圧勝した知事選挙の延長戦の様な有様なのですから、これはもう、今から結果が楽しみです。

◎”報道の公平性”について11月20日に出した自民党の通達やっと明るみに出ましたが、そのことについて「自民党の"公平"圧力に『朝生』が屈服!じゃあ安倍首相の単独出演は公平なのか」(http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e8%87%aa%e6%b0%91%e5%85%9a%e3%81%ae%e5%85%ac%e5%b9%b3%e5%9c%a7%e5%8a%9b%e3%81%ab%e3%80%8e%e6%9c%9d%e7%94%9f%e3%80%8f%e3%81%8c%e5%b1%88%e6%9c%8d%ef%bc%81%e3%81%98%e3%82%83%e3%81%82%e5%ae%89%e5%80%8d%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%ae%e5%8d%98%e7%8b%ac%e5%87%ba%e6%bc%94%e3%81%af%e5%85%ac%e5%b9%b3%e3%81%aa%e3%81%ae%e3%81%8b/ar-BBg7ZbZ?ocid=LENDHP)より:

先日、リテラが取り上げた自民党による各テレビ局への「報道の公平を求める」通達の事実はその後、共同通信朝日新聞毎日新聞などでも報道され、識者の間で「報道への圧力」という批判の声があがるなど、大きな問題になった。

 ところが、その直後、テレビ朝日の『朝まで生テレビ!』が解散総選挙をテーマにした放映で、出演の決まっていた荻上チキ、小島慶子ら評論家、文化人を「公平性を担保できない」としてドタキャンしていたことが発覚したのである。(以下全文をぜひ!)(上記URLは文字化けではありません。省略の仕方を息子に習っておくべきでした!)


◎土曜日の午後、Sさんからお電話。先日のケアハウス訪問のブログを読んで、ケアハウスについての質問でした。その後、政治の話になりました。安倍さんのやってること無茶苦茶じゃない、それなのにどうして支持率が減らないの? どうしてイベントや流行のものを手に入れるためには大勢が詰めかけているのに、選挙になると行かないの? どうして日本人はモノを考えなくなったの? どうして、みんなこんな世の中で平気なの? と。私も同じ疑問を持っていますので、二人で”どうして?どうして?”と言い合っているようなものです。
そこで、私は、ドイツの「明日うらしま」さんで見た政治漫画と、中西輝政氏の講演で、真逆の「安倍外交の勝利」という話をしました。
ドイツの新聞のヒトコマ漫画については「明日うらしま」さんがこう解説しています:


タイトルは「地軸の構成」です。環太平洋をめぐって、習主席とオバマ大統領が両軸となろうと競っています。側からプーチン大統領と安倍首相も一緒にやりたそうにしています。 中国の股下を這いつくばっている日本の姿が、今回の安倍・習「首脳会談」で露骨に示されたのです。これが国際世論のが見た今の安倍内閣の日本の姿です。 一日でも早い退陣こそが日本の国益でもあり世界のためでもあります。(引用元:2014年11月13日木曜日<
274:安倍内閣の早期退陣を・みじめな日中「首脳会談」での醜態は首相として失格http://tkajimura.blogspot.jp/2014/11/blog-post_13.html

これは日本が余りに惨めで思い出すのも嫌な感じがしていました。でも、産経ニュースで読んだ京大教授の中西輝政氏の講演、習近平氏の仏頂面と笑顔の安倍首相が「日中の国家の品格の差を世界に見せつけた」というのは、本当に世界はそう感じたのか?大いに疑問、そして嫌な漫画を思い出しました。
産経ニュース(http://www.sankei.com/politics/news/141128/plt1411280061-n1.html)を貼り付けてとおきます:

「日中首脳会談は日本の外交的勝利」


長州「正論」懇話会の第6回講演会が28日、山口県下関市の市生涯学習プラザで開かれ、京都大学名誉教授の中西輝政氏が「激動する世界と日本」と題して講演した。

 中西氏は、安倍晋三首相が中国の習近平国家主席との首脳会談を実現したことについて、日本の外交的勝利だと指摘。「笑顔で握手する安倍首相と、仏頂面の習主席。これで日中の国家の品格の差を世界に見せつけた」と述べた。

 また、安倍首相が「法の支配」や「民主主義」など普遍的な価値観を外交で訴え、就任以来50カ国を訪問したことについて「日本は価値観の異なる中国や韓国とどう付き合っていけばよいか。その大きなレールを敷いたのが安倍外交だ」と語った。

 その上で「これが安倍政権2年間の最大の成果であり、今回の衆院選は安倍首相を信任するかが最大の争点だ」と訴えた。


◎阿部さんたち取り巻きさんはこういう自画自賛の世界に生きていて、これに反する見解はたとえ街角インタビューでも一国の首相が不快感を露わに示すということです。そして一片の通達で日本のテレビ界は報道の自由をやすやすと手放していく・・・ファシズムですね〜。
Sさんと二人、電話で本当に嫌な時代になっていくね〜と。止める手立ては…野党共闘はどうなってるの? 民主党と生活で話し合ってるという話もあるよ、とその時はまだ沖縄の統一候補の話は知らなかったのでした。
沖縄だって、統一できるまでに相当の苦難の過程があってのこと、本土はもう少し苦しまなくてはならないかも・・・
(写真は満開のカニサボテン。花の姿は飛翔を思い起こさせます。飛び立つ鳥みたいです。)