◎昨日、6月30日の水曜日は夫の右眼の白内障の手術日でした。2週間前に左眼をしたので、これで両眼の手術が終わることになります。前回と同じように10時半に千里の病院に着くように出かけ、お昼抜きで今回は2時半からの手術で4時過ぎ帰宅でした。右眼全体を手が触れないようにかなり大げさなガーゼを当てて絆創膏でX字に止めています。
夫は夕食が終わるといつもなら本を読んだり録画したテレビを見るのですが、この日は目が使えないので、古いレコードを聴くことに。私が別の番組をキッチンの小さいテレビで見る時は戸を閉めてイヤホンを使用していますが、昨日は私も付き合って解放音で聴くことに。とり出したレコードは1978年の箕面市民会館、現グリーンホールでの本番録音。大阪フィルで朝比奈隆さんの指揮のベートーヴェン第九の演奏です。合唱団はこのために募った箕面市民第九合唱団と大阪芸大の合唱団。
私たちは前年に神戸から箕面の実家に越してきて、実家の古い半分、八畳間と六畳間と広縁とサンルームを使って4人で住んでいました。この家を建てる前のことです。夫が合唱団に応募して夏ごろからか練習に家でも歌っていました。練習の時の指揮者は宇宿允人(うすきまさと)氏でした。
(当時の楽譜。参加費用2000円の領収書もありました)
その頃、角のKさんの奥さんは、途中から実家のある東京へ引っ越されましたが、その頃はピアノを教えておられました。ある時ご一緒することがあって、この辺りで第九を歌っている人がいる、玄人ではないし誰だろうと思ってたらお宅と言われました。
上の子が小学校2年生、下が幼稚園年長で、お父さんが歌うからと中央辺りに席をとったら、演奏が始まると寝込んでしまって、正面に座るんじゃなかったと悔やみました。合唱が始まる頃に、お父さんが歌うよと起しました。そんなことを思い出しながら懐かしいレコード盤とカバーの写真を見ました。ステージ上の全員の写真が写っているので、どれかな~なんて探して、どうもテノールのところに前の人の陰になってメガネが少し見えるのが夫らしいということに。
(3年後、宇宿允人指揮の第九にも参加)
市民会館はあれから音響が悪いと改修されてグリーンホールに名前も変わりましたが、2000人ほど入る大ホールとして数々のコンサートや映画や講演があり、私達もよくでかけました。中規模で音響の整ったメープルホールが出来るまでは文化的催しはこのホールが一手に引き受けてきたと言っても良いくらい。それから40数年、先日箕面船場団地で建設中のホールの前を車で通ってきましたが、あれが完成するとグリーンホールは役目を終えて解体されると聞いています。ファイナルコンサートはヴァイオリンリサイタル、チケットは抽選なので私たちも応募しています。
歩いて10分から15分で行ける便利なところにあったのですが、箕面の中心が阪急電車ではなくて車の御堂筋線と地下鉄の新駅のある東へ移動していますので、今まで私たちには好都合だっただけラッキーでした。住宅街が東に延びるしかなかった箕面としては当然の変化だと思います。7月末で一時代が終わります。
🔲菅首相の何が何でも五輪開催というのは計算があるはず。五輪が始まってしまえばメディアが各競技を華々しく報道してそれを見た国民は演出される感動シーンにコロナを忘れ、無為無策の政権のことも忘れて、秋の総選挙に有利という計算だろうと思っていました。平野氏も同じように考えて、その結果、一体何をしたいのか?と:
🔲竹中平蔵という方は本当にどれだけ利益を上げられるかしか考えない人なんですね。そこに働く人々のことには想像力が働かないのか無視できる人なのか。企業や国家がいかに効率よく利益をあげることができるか・・・ということしか関心がない人なんでしょうね:
🔲東京は昨日の感染者が700人を超えました。千葉や神奈川も増加傾向ですので関東圏としても危ない感じですが、人出は減っていないようですし、五輪開催で小学生の動員は止める気がないようです。英紙が「第5波」と指摘です:
🔲いよいよ『復興五輪』とは名ばかりになってしまいました。福島県では五輪期間中主催予定だったイベントをすべて断念することに:
「復興五輪」だったけど…福島県が五輪イベント全て断念 (msn.com)
福島県は28日、東京五輪の野球・ソフトボール競技の開催期間中、福島市の県営あづま球場で予定していたイベントの中止を発表した。県は、主催予定だった関連イベントをすべて断念したことになる。東京都も29日、被災地支援として県内で予定していたライブサイトの中止を発表した。県の計画では、競技がある7月21、22、28日の3日間、球場内のブースで県産品を販売するなどして、国内外に福島の復興をアピールすることになっていた。しかし、大会組織委員会のガイドラインで、新型コロナの感染拡大防止の観点から観客の「直行直帰」が求められたため、開催は難しいと判断した。
予定していた会場は暑さ対策の大型テントを設置するなど、観客の休憩所として活用するという。
内堀雅雄知事は28日の会見で「復興の発信、これからの復興への決意を示す場がすべて封じられてしまった」と無念さをにじませた。その上で「中止はやむを得ない。今後、どういう形で対応できるか、手段を考えたい」と述べた。