びわ湖ホールのギター・デュオと脱原発署名

昨日は、山の会でご自宅に招いてくださったFさんと、スウさんの脱原発小冊子を下さったIさんに誘われてびわ湖ホールで「村治佳織&奏一ギター・デュオ」を聞きに出かけました。オペラハウスとして建てられているびわ湖ホールへは合唱団の発表会で車で出かけたことはありますが、一人で電車でというのは初めてです。
大阪駅11時発の新快速に乗って大津で集合。2時からにあわせてどこかで食事でもというメールでした。
土曜日ですので、箕面駅は9時58分発に乗らなければなりません。阪急電車で梅田着10時半ごろ。11時大阪発新快速の乗車時間は約50分ですので、2時間以上前から家を出ていなければならないということです。大津で降りて、改札近くでお二人を見つけてご挨拶。新大阪からのFさんは座れたけれど、高槻からのIさんは立ったままだったそうです。の〜んびりゆ〜ったりし〜ずかな感じの駅前から、びわ湖で舟遊びを経験されているFさんのリードで歩き始めました。
村治佳織さんはテレビで話題になっているので知っているだけで本格的にステージで演奏を聴くのは初めて、弟さんがいて活躍されているのも初めて知りました。「秋の音楽祭」の初日だとかでIさんが電話予約したチケットを会場入り口で2000円払って受けとりました。
プログラムは盛りだくさん。バッハのプレリュードから、ソル、グラナドスのオリエンタル、ファリャのスペイン舞曲第一番を二人で。20分の休憩を挟んで、弟の奏一さんのソロでコダマ・スケッチ(NHK「街道てくてく旅」テーマ曲)とあと1曲。佳織さんはビゼーからギターのためのカルメン組曲とあと1曲。最後の3曲はデュオ演奏でP.ベリナティ:ジョンゴ、P.マッカートニー(ビートルズの):フール・オン・ザ・ヒル、そしてピアソラでタンゴ組曲(全3楽章)でした。
マイクを持ってトークあり、二人での姉妹トークもあって、和やかな感じのステージでした。3・11当時ロスアンジェルスにいた奏一さんはロスでの東北支援コンサートでもNHKのテーマ曲を演奏、義援金をロスの日本領事館に渡したお話も。演奏は、音響の良いホールでのギター奏法を駆使した見事な演奏だったと思います。一人ででも弦楽器に打楽器奏法が加わるギターですが、デュオでは、分担して打楽器としてのギターが加わるパートもあって表現も一層華やかで豊かになります。
ところで、開演前、ホールの近くのびわ湖に面した芝生の上に3軒の可愛いレストランが並んでいる右端のレストランの2階で食事をしました。勿論びわ湖が眼前に広がっています。比叡山から比良山、相変わらず比良山は雲を呼んでいます。白いヨットの帆がたくさん見えます。直ぐ手元には大き常夜灯という字が掘り込んである大きな石灯籠も見えます。湖岸の道路を歩いている人や自転車でゆっくり走っている人も。目が慣れてくると遥か彼方に丸い観覧車も小さく、真ん中が膨れ上がった白い琵琶湖大橋も見えるようになってきました。遊覧船のミシガンが何度も通り抜けても行きます。でも、目に見える湖面の範囲は琵琶湖の南端のくびれた部分だけで奥の広大な部分は視野にも入っていません。琵琶湖の大きさは、一目ではとてもわかるものではありません。
Iさんが、「昔、琵琶湖の水位が危ないから節水とか言われて大騒ぎしたけど、最近は、ないね〜」「ほんとですね〜。断水、節水、で大騒ぎしましたね〜」「いつも、テレビで、むき出しの水位計をよくみたね〜」と、琵琶湖の水の話になりました。福井県美浜原発で何かあって琵琶湖の水が汚染されたら近畿の水がめに頼っている大阪はアウトやから、原発はやめてほしいわ〜!」 福井県滋賀県京都府大阪府にまたがる、まさに広域にかかわる問題です。
東京都が天然ガス発電所を建設すると発表し、大阪もそれに続くと発表したとか? 東京の猪瀬副知事は送電については発電所を建ててから東電独占から自由化を迫っていくと。自治体が動き出せば早いかもしれません。古賀茂明氏も退職を余儀なくされ民間での活躍が期待されます。
今朝のコーヒータイムは、早朝からハイキングに出かけた夫抜きで3人。昨日は山の関係だったので署名用紙は持参しなかったのですが、今朝は、両親とも「脱原発自然エネルギー中心の社会を求める全国署名」、説明を聞くと喜んで署名してくれました。
署名用紙は<「さようなら原発」一千万署名 市民の会>の用紙をプリントアウトしました。呼びかけ人には、大江健三郎落合恵子坂本龍一鶴見俊輔澤地久枝瀬戸内寂聴鎌田慧辻井喬内橋克人
第2期は12月20日ですので、それを目指して集めようと思っています。
◎「さようなら原発1000万人署名」については:http://sayonara-nukes.org/shomei_faq/

▲今夜の番組:NHKEテレ10〜11:30「ETV 特集 日本原子力発電史(1)−安全神話の形勢から崩壊までの半世紀を検証」