曽野綾子さんへ南ア在住日本人女性の反論と「責任と影響」(内田樹氏)と尖閣棚上げスクープ

(「2月のお茶のお稽古」に次いで二つ目です)

◎「小海キリスト教会牧師所感」さんから、教えてもらった吉村峰子さんのブログ、「空の続きはアフリカ」の記事がおススメです。


南ア永住の日本人より曽野綾子さんへ

【2015.02.18 Wednesday 00:25】


曾野綾子さんが、アフリカのアパルトヘイトを見て、それからこういう考えを持つようになった、という記述があるので、日本に生まれ、その後、米国、欧州、アフリカ各地を生活した後、南アフリカを永住の地に選んでいる私からも、彼女のその意見がいかに現実を正しく“見ていない”かということを書いておくことにします。

★全文はコチラで:「空の続きはアフリカ」18日:http://yoshimura-mineko.sorairoan.com/?eid=43

◎同じ問題を「内田樹の研究室」では、海外の記事を通して、曽野綾子氏の今回の発言の影響と責任(国益上の)について書かれています。
内田樹氏のブログ18日の記事「アパルトヘイトをめぐるThe Daily Beast の記事から」はコチラで:http://blog.tatsuru.com/2015/02/18_0935.php
◎もう一つおススメ記事は「天木直人のブログ」の今日の記事です。
尖閣問題がおとなしいので、政府は中国敵視を辞めて、これからは中東に自衛隊を派遣する問題に集中するのかな…とか思っていたら、「尖閣棚上げ」をサッチャーさんに日本のトップが話していたということが、英国の機密外交文書で公開されたんだそうです。
★コチラ、本日の記事「日本が中国の尖閣沖侵犯に抗議しなくなった理由http://www.amakiblog.com/archives/2015/02/19/#003145
PS:

 【ロンドン共同】1982年9月、鈴木善幸首相が来日したサッチャー英首相(いずれも当時)との首脳会談で、沖縄県尖閣諸島の領有権に関し、日本と中国の間に「現状維持する 合意」があると明かしていたことが分かった。
 
 英公文書館が両首脳のやりとりを記録した公文書を30日付で機密解除した。「合意」は外交上の正式なものではないとみられるが、鈴木氏の発言は、日中の専門家らが指摘する「暗黙の了解」の存在を裏付けている。

 日本政府は現在、尖閣諸島問題について「中国側と棚上げ、現状維持で合意した事実はない」と主張、暗黙の了解も否定している。


デイリースポーツ 2014年12月31日