クリスマスローズ咲いて・・・土曜の昼下がり


◎昨日の土曜日は,午後から古典講座の「平家物語」でした。

先月はぎっくり腰もどきで、パスしてしまい、「小督」の途中からでした。
本題に入る前に、先生のほうから、オレオレ詐欺体験のお話が。ご主人が倒れて市立病院に運び込まれたからお金を持って病院まで来るように、という電話だったそうです。ところが、たまたま、ご主人は二階におられたので、バレバレ。「あわてて」という演技はできなかったけど、今から行きます、という返事をして電話を切って、そのまま固定電話で警察へ電話したそうです。反省点は、電話をケイタイに替えてすればよかったとか。すぐ警察が来てくれたそうですが、昨年一年、箕面市内でのオレオレ詐欺の被害額は9000万円だそうです。
先生のお話では、犯人たちは車に乗って家の近くで様子をうかがっているはずなので、警察が来たことも分っていただろう。失敗したことは分っているだろうけど、電話番号を調べられて見張られているというのが気持ちが悪いと。他にもお一人の経験者がおられて、身近に迫ってきている感じです。
◎昨日は、先生が謡(うたい)をやっている方に、お願いされて、「小督」の一部を謡っていただく企画がありました。二人の方が前に出て、私たちは、事前に渡された一枚のテキストを置いて聞くことに。一声が響き渡ると、これは胸に響きます。以前、ホームコンサートで目の前で歌曲を聞いたとき、声楽を学ばれた方の声は、よく手入れされた楽器そのものという印象をうけたことがありましたが、あの時と同じでした。素晴らしい声の響きです。一人で謡われる部分と二人で声を重ねて低く謡われる地唄の部分。これが又いいんですね〜。なるほど、こうやって平家物語の一言一句を楽しむこともできるのか・・・と日本の文学の面白さをまた教えてもらいました。

3時半に終わって、帰宅。すぐ隣に電話をして両親を呼んでお茶にしました。
最近は、父が水曜午後のリハビリ以外は家に居たきりで外出しないので、午後のお茶にもできるだけ呼ぶようにしています。
謡の話をしたら、母が、最近、謡なんか教える人、いるのかしら?と言いますので、中央学習センターで水曜日の午前中に謡の会をやって練習してる人を知ってるよ、と私。

すると、珍しく父が、「桜並木のところに謡の先生がいる」と。
「本当? どうして、知ってるの?」
「謡が聞こえてくる」と父。
母と私の話に入ってくることなどほとんどなくて、いつも知らん顔してテレビを見ているので、女同士の話は耳に入ってないんだと思っていました。どうして、どうして、聞いていたことが良くわかりました。
○上三枚のクリスマスローズは北側。下三枚の花は南の大株のクリスマスローズです。