一週間が速いです! 昨日は3月最初の金曜日、恒例、「特別な1日」さんの金曜デモの記事の紹介です。来週の木曜日で原発事故丸4年ですので、今回は4年目の最後の金曜デモでもありました。SPYBOYさんの今回のタイトルは、「更に下がった実質賃金と労働分配率、それに0306 再稼働反対!首相官邸前抗議!」。今週の話題の後に経済です:
さて、先月の賃金の統計(毎月勤労統計)が今週 発表されました。1月の実質賃金は前年比‐1.5%と、また前年より下がった。前年より下がったのはこれで19か月連続だ。
●アベノミクスが始まってからの名目賃金、実質賃金の推移(2013年1月〜2015年1月)
毎月同じことを書くのも飽きてきましたが(笑)アベノミクスが始まって半年後から、国民の賃金はずっと下がり続けている。マスコミは名目賃金アップとかデフレ脱却とかそんなことばかり言ってるけど、肝心の国民の暮らしが悪化すれば、そんなことは無意味だ。経済の目的は国民の生活の改善、経世済民なんだから。
◎「特別な1日」さんのブログで分らないながらも毎回経済問題を読ませていただいているおかげで、先日日経で取り上げられた記事については私でも突っ込んでおりました。
トマ・ピケティ氏の来日や、本の売れ行きもあって、ピケティ氏の指摘が多くの人たちに受け入れられては困るからなのか、大きく、ピケティ氏に反論する内容でした。分析も当らないし、解決法には疑問、日本には日本の事情があるという内容でした。(新聞、月初めの子ども会の収集日に出してしまって今は手元になく)
「1%が占める割合は、日本は他の国に比べて、ごくわずかで問題とするには当たらない」・・・これは、不勉強と言うか、ピケティ氏自身が、NHKのクローズアップ現代で、日本の場合は上位10%の占める割合が問題と仰ってました。SPYBOYさんも、その前に、ピケティ氏のデータを使って日本の問題は10%が40%を占める事と指摘しておられました。これが日本の事情ですから、記事の内容はそもそも的外れ。日経さんは、結局、上位10%の日本人のための新聞か…と思わせる内容でした。
★いつもながら読み応えのある記事です。全文はこちらで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150306/1425648137
◎「今週は日曜日に大規模集会があるということで今日の抗議は官邸前だけ」とのこと。プラカードの写真を一枚をお借りしました。
ところで、捨てられないで残しておいた、日経新聞(2/27)の切り抜きです。
リード部分:東電の原発事故の被害が続く福島県で、「公害の原点」とされる水俣病から学ぼうという動きが進んでいる。事故から4年を前に、水俣病関係者が福島の被災地を訪れるなど相互の交流も。熊本県水俣市の患者、緒方正実(57)さんは、公害病の認定などを巡り住民間の分断が続いた水俣病の歴史を振り返り「同じ過ちを繰り返さないで」と訴えている。
<前略>
緒方さんは「戦後復興を目指す中、経済を優先して水俣病は起きた。豊かさを求める中で起きた原発事故と根っこは繋がっている」と訴える。「福島は自分たちのためでなく東京のために電気をつくっていた。その犠牲になった人たちはどんなに悔しかっただろう。
被害の線引き 国は水俣病を公害認定後、厳格な認定基準を設定。設定から漏れた人々には場当たり的な対応で被害の「線引き」を繰り返したため、被害者は分断され続けた。
福島でも住んでいた場所の放射線量や第1原発からの距離で賠償額が決まり、住民同士の軋轢(あつれき)が生まれている。「住民同士が争ってしまったのが水俣病の過ち。決して繰り返さないで」。浪江町に隣接する南相馬市での講演で緒方さんはこう訴えた。
◎写真の左端の「汚染土搬入、来月13日から」というのは、環境省が2月27日、3月13日から汚染土壌を中間貯蔵施設に搬入予定していたが、双葉、大熊両町が「11日は県全体にとって鎮魂の日」とし、翌12日以降にするよう求めていたのに、対応してのこと。
★「ウィンザー通信」さんが取り上げておられた<「放射能は、貧困者に、より多く降り注ぎます」事故原発収束作業員・北島教行さん>という記事は、読んでいてとてもつらい記事です。
紹介されている「ウィンザー通信」さんのリード部分をこぴーして:
今から3年前の冬、原発事故が起こってから1年弱が経った頃に、福島原発の第一、第二で作業員として働いておられた方が語られたものです。
心がえぐられるような思いで読みました。
この時から3年経った今もまだ、同じような搾取や使い捨てのような扱いが改善させないままです。
そして東京電力は黒字を出した…。
こんな社会は間違っています。
★全文はコチラで:http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/7e361676020dd1e513c1b455a9be22c2