ETV特集「福島プロジェクト」と訪中後の翁長知事、安倍首相と初会談


◎土曜日の夜遅く、ETV特集で安斎育郎氏を見ました! 
何年か前の箕面での講演に私も参加。”正しく怖がる”という言葉で、放射能汚染問題について語られました。あの時、先生の著作を買って、サインを頂いて以来です。最近ではテレビで見ることもなく、どうしておられるのか…と思っていたら、お元気で、相変わらず、自説の実践を仲間とやっておられます。<NHKの写真:「福島プロジェクト」の5人(中央・赤いジャンパーが安斎育郎さん>
計測器で線量を測りながら、安全、安心な暮らしのための適切な指導や、掛かった費用は東電に請求という助言も。時には平均年齢66歳の仲間たちと、土を掘って入れ替え作業もしての除染まで。
NHKの番組名は「終わりなき戦い〜ある福島支援プロジェクトの記録〜」です。
25日の午前0時から(=金曜の夜中?)再放送があるようです。
番組内容はコチラで:http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2015/0418.html

◎翁長沖縄県知事と安倍首相との初会談(17日・金)がありました。
沖縄での菅官房長官との初会談の時に、翁長知事が要望していたものです。
翁長知事は河野洋平氏の訪中団と一緒に中国訪問をして、14日には李克強首相と会談しています。

★中国・福建省との経済交流促進を=定期便開設も提案−翁長沖縄知事【北京時事】
14日、北京の人民大会堂で中国の李克強首相(右)と握手する沖縄県翁長雄志知事(AFP=時事)


日本国際貿易促進協会(会長・河野洋平衆院議長)の訪中団に参加した沖縄県翁長雄志知事は14日、李克強首相との会談の席上、歴史的につながりの深い福建省との経済交流を促進したいと要望を伝えた。那覇市と福州市(福建省省都)の定期航空便の開設も提案した。


李首相と会談した河野氏から発言を促された翁長知事は「沖縄はかつて琉球王国として、中国をはじめアジアとの交易で栄えた。琉球王国はアジアの懸け橋となった」と説明。その上で「(約500〜600年前に)福建省から500〜600人の人材が帰化し、中国の文化・技術を伝えた」と述べるなど、同省とのゆかりの深さを強調した。 


さらに、福建省に設置される「自由貿易試験区」と沖縄経済特区との交流を推進したい意向を表明。李首相は「私は過去、何度も日本に伺ったが、沖縄には行ったことがない」と述べながらも、「沖縄を含む全ての地方に対して交流を開放している」と語り、地方交流の活発化を支持した。

(2015/04/14-22:29)時事ドットコムhttp://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015041400921

沖縄県知事が中国やアメリカと独自外交?を進めるというので慌てて? あるいは、アメリカ訪問を控えて沖縄とも『民主的な方法』での対話が続いているというアリバイ造りもあってか? やっと、知事誕生後4カ月にして初会談です。翁長氏は、また、28日の日米首脳会談で沖縄県民が移設計画に反対していることをオバマ大統領に伝えてほしいと要請しました。この件について、菅官房長官は、「安倍総理大臣は日米の同盟関係の話をするわけで、一つ一つということではない」、また「安倍総理大臣と翁長知事がたびたび会うことは、なかなか日程的に難しい。沖縄防衛局もあるので、事務的に詰めていくことも大事だ。」と述べた。(NHK15年4月17日)

★「琉球新報」(4月18日)の「翁長知事、首相に辺野古断念迫る 初会談」(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-241929-storytopic-3.html)の記事の中に「翁長知事発言骨子」がまとめてあります。
とても分かり易いですので、その部分をコピーで紹介です。(⇒)

●「世相を斬る あいば達也」さんの18日の記事「翁長捨て身、アイデンティティ勝負 安倍失墜の引き金にも」では、翁長氏を攻撃する勢力をグループ分けしています。

裏切り知事・仲井真弘多を破って沖縄県知事になった翁長雄志知事の辺野古新基地移設に関する動きに対して、様々な勢力から、様々な攻撃が加えられている」としてあいば氏が挙げているのは:

本土のお利口さんな人々は、“見ざる聞かざる言わざる”のポジションをキープしておくのが賢明と云う態度に終始している。
)あからさまにバカで愚かな行為をしているのは、在特会はじめとする旭日旗振りまわし、翁長知事に向かって「売国奴」と叫んでいた右翼の連中。
)次に馬鹿と云うか、陰湿で卑怯なのは安倍官邸である。「翁長沖縄知事は中国の手先」との情報工作(週刊ポスト)であり、「週刊文春」「週刊新潮」などの保守メディアは官邸からの依頼を受けたの如く、バッシングの動きを見せている。
)そして、最後に厄介な連中が、翁長知事の真意への疑念者たち。この人たちは、辺野古基地反対の立場は同じなのだが、翁長知事の方法論が気に入らないと云う人々だ。リベラル系な人々に多く見られる困った人たちなのだが、大同団結の妥協と云うものを知らないので基地賛成派の人々以上に厄介だ。

この4つのタイプの「攻撃?」に対して、翁長氏は正々堂々オール沖縄アイデンティティーで粛々と”沖縄の道”を進んでいます。
週刊ポストの『安倍政権 「翁長沖縄知事は中国の手先」との情報工作進める』の引用は「世相を斬る」のコチラで:http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/06741f9326501b7e3133ff84dfa94802