読売社説がマトモ!? 何があった?

写真は日経新聞の記事です。
安倍首相は70年談話について、村山談話河野談話を基本的に引き継ぐと言ってるのだから談話の中で戦争責任について一々述べる必要はないとのこと。
余程、認めたくないのか謝りたくないのか…ですが、意外や意外? 読売新聞が・・・

〇四国の自然を美しい写真と言葉で綴るランスケさんのブログで、少し前のことになりますが、木造校舎と桜の写真があり、紹介する記事を下書きしながらアップする機会を逃していました。今日、またブログを覗いたら、田んぼの真ん中に立つ古木の写真が。そしてコメント欄に読売新聞の意外な社説が紹介されていました。そこで、以前書いた下書きを:

「Landscape diary ランスケ・ ダイアリー」さんの13日のブログ「トロイメライの旋律が聴こえる」の写真、おすすめです。若い方で、実際にこんな木造の小学校で学んだことのない方でも、日本人なら懐かしいと感じる学校の原型とさくらの写真です。
  <省略> ということで、詩的写真の次は哲学的お話。コメント欄のランスケさんの言葉も是非コチラで:http://blog.goo.ne.jp/toshiaki1982/e/f45202aabb35d5f05ffe478ece9c4d97

◎この時は、内田樹氏のお名前が出ましたが、今回もコメント欄で、内田氏が翻訳して紹介されているニューヨークタイムズの記事を紹介した後、讀賣の社説を紹介されていますのでコピーさせていただきます。

何があったのか? (ランスケ)2015-04-22 14:22:21


安倍首相、訪米前にニューヨーク・タイムスから、その歴史観に釘を刺されていたが、


http://blog.tatsuru.com/2015/04/21_1622.php
(「内田樹の研究室」4月21日の「New York Times の記事から。安倍訪米を前に」)


なんと、今度は安倍首相の支持母体である読売新聞からも。


>今朝からTLで「話題騒然」の読売社説。
ものすごく真っ当なことを書いている、しかも読売が、
どうした、なにがあった、という意味の話題騒然
 /戦後70年談話 首相は「侵略」を避けたいのか : 社説 : 読売新聞 <


http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20150421-OYT1T50160.html?from=tw

★引用元「ランスケ・ダイアリー」さんの「田圃の神様」(http://blog.goo.ne.jp/toshiaki1982/e/27088aa25021a1e7e3bb70e6c9a69add


◎そこで、思い出したのが、先月の北岡伸一氏の発言です。

 戦後70年に合わせた安倍晋三首相による「安倍談話」について検討する「21世紀構想懇談会」の座長代理で、国際大学学長の北岡伸一氏は9日、東京都内で開かれたシンポジウムに出席した。講師の一人として参加した北岡氏は首相の歴史認識に関して、「私は安倍さんに『日本は侵略した』と言ってほしい」と述べた。

◎引用元:朝日デジタル(3月9日)<「安倍さん『侵略した』と言ってほしい」 北岡座長代理>:http://www.asahi.com/articles/ASH395JYRH39UTFK00M.html
◎JCASTニュース(3月10日)「安倍首相に『日本が侵略した』と言ってほしい」 戦後70年談話有識者懇談会・北岡氏発言が波紋http://www.j-cast.com/2015/03/10230014.html


北岡伸一氏で検索して出てきた「紙屋研究所」というブログの5年前の記事がとても面白かったので紹介です:

2010-04-21 読売新聞の保守論説はなかなかよい


北岡伸一「共同歴史研究 『侵略』認め、日中攻守逆転


 もう一つ面白かった論説は、18日付の北岡伸一・東大教授の「共同歴史研究 『侵略』認め、日中攻守逆転」だった。北岡は日中首脳会談で合意されてスタートした日中歴史共同研究の中心的人物である。
 北岡の議論の中心点は、侵略とか南京虐殺とかを否定するんじゃなくて、当然の前提として認めた方が、はるかに攻勢に回ることができる、というものだった

◎詳しくはコチラで:http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20100421/1271808306
◎読売新聞は、安倍首相のようなナショナリストの立場ではなくて、アメリカの立場(世界の常識)に近いのかもしれませんね。訪米を前に米議会演説でトンデモないスピーチになっては日本の恥ということなのかも・・・(花の写真はエビネ蘭)