映画「蘇生 Revival」


飯山一郎氏のブログで知った映画「蘇生」。今日が最終日、一人で行ってきました。
以前、Uさんと一緒に十三(じゅうそう)のセブンシアター(第七劇場)で原発事故の映画「朝日のあたる家」を見る時に、二人で迷いながら辿りついたおかげで、今回は大丈夫。どうせ地球交響曲の時みたいに少人数で観ることになるんだろうと思ってエレベーターで五階へ。なんだかチケットのあたりが混雑。並んでるみたい。でも狭いから…と思っていたら、何の何の、私の一人前の白髪紳士のところで、「あと4,5人、立ち見になりますがいいですか?」。ヒェー!です。補助いすもいっぱいで後は立ち見。白髪紳士は、「ま、見れたらいいです」と。私がもらった番号は50番。あと3人のみ立ち見です。この紳士も、私も、一人後の若い方も揃って「少人数で観ることになると思ってきたのに…」。「最終日だからでしょうか…」と私。私はブログで見て知ったんだけど、みんな、どうして知ったのかな〜と聞いてみたくなりました。バイオ学者の肩書で飯山一郎氏も熱く語っておられました。
2,3週間前から、母が長年続けているカスピ海ヨーグルトの菌をもらって、我が家もヨーグルトを作って毎日食べることになりました。何回か更新して成功しています。今は室温で十分なので、続けてみたいと思っています。それで、微生物が体に大事という事は、よくわかっていたのですが、放射能にも効く?とこれは、飯山一郎氏のブログで知ったことですが、半信半疑、で、映画を見ました。地球交響曲の姉妹編のような映画だろうと思っていたのは当たっていました。地球=ガイアはそれ自体が一つの生命体という考えを、今回は科学的に微生物を通して描いた映画です。
サイトで見つけた感想を貼り付けてみます:


「人は何故祈るのか」をテーマにした前作『祈り〜サムシンググレートとの対話〜』が静かなブームを呼び、ロングランを記録した白鳥哲監督の新作『蘇生』のテーマは「人類は地球をどこまで汚染し続けるのか」。
監督自身が福島県内を撮影中に強い危機感を覚えた原発事故による放射能汚染問題が起点となり、一つの解決策として辿り着いた「微生物による蘇生」を徹底的に取材した正に「入魂の一作」です。試写会の冒頭で白鳥監督は私たちに熱く語りかけました。


環境問題、食糧問題などが深刻化しているのに、「自分さえ良ければいい」「人間さえよければいい」と72億を超える人間がこのまま暴走し続けていいのでしょうか?いろいろ考え方に相違はあるでしょうが、一度頭を空っぽにしてこの映画を見てください。確かに、見終わったあと救いの道が存在することを知り勇気が沸いてきた。白鳥監督はじめ、多くの登場人物たちが、ある意味で映画の主役である「微生物」に敬称をつけて「微生物さま」と呼んでいるのが印象的だった。そしてもう一人の主人公、有用微生物群研究の第一人者である琉球大学名誉教授・比嘉照夫さんの素敵な笑顔にも魅せられた。


NHK衛星映画劇場 支配人 渡辺俊夫 



白鳥哲監督の言葉より:

放射能への挑戦。


それは福島から始まった。
2011年5月、短編映画「フクシマ」の撮影で福島県へ。
ガイガーカウンターの数値は、美しい景色とは裏腹に、現実の厳しさを物語っていました。
私達人類は地球に対して、大変なことをしてしまっている。
そう実感しました。


どうすれば良いのか? 何をすれば良いのか?

その答えを探し求めていたときに、「微生物による蘇生」を知ったのです。
そこから、希望の道筋への探求が始まりました。調べれば調べるほど、実際に微生物によって放射能問題が克服されているだけでなく、他の様々な環境問題の解決の糸口となる知恵と技術が日本にあることがわかってきました。



今、人類は想像を絶するスピードで、大気や海、山、川を汚染し続けています。そして、この地球に生きる多くの生命を奪い続けているのです。種を根こそぎ絶滅させる勢いで破壊を繰り返しています。


「自分さえよければいい」「人間さえ良ければいい」


どこへ行っても、お金・・・紙切れ(紙幣)と金属(コイン)のために、
72億を超える人間たちが暴走を続けています。



私たち人間は、人間だけでは生きていかれません。
動物や植物、空気、水・・。全ては命の「恩送り」で繋がっているのです。


その事を無視して突き進むことは、自滅を意味します。
なぜなら「いのち」のバトンは、受け取るだけでなく、与えることで成り立っているからです。捧げあうことで成り立っているのです。


そんなことを思い出していただきたい・・・。

そして、後から続く子孫たちのためにも、全ての生命が共存出来る地球にしていきたい・・・。


ひとりひとりが、それぞれの立場や考えに固執してお互いを攻撃しあって対立する前に、この地球に育んで頂いている家族の一員として、尊重し合って、助け合って生きる喜びを分かち合いたい・・・。

そんな想いからこの作品が生まれました。

この地球に生を受けた一地球生命体として、共に地球蘇生へ向けて行動していきましょう。

◎この科学的見地の成果は日本より、海外(映画ではタイでの取り組みが紹介されている)で顕著であることが取り上げられています。福島でも、そんな馬鹿なと、試してみようとしないのは問題だと、飯館村(だったかな?)の元副村長さんが言っていました。”そんな馬鹿な”でやってみようともしないのは、”非科学的”だと思いますが。この映画、最後のナレーションは坂村真民さんの「あとから来るもののために」でした。これはとってもピッタリでした。ここで、涙、です。(坂村真民さん:2013年6月24日蛙ブログより)


あとからくる者のために

苦労をするのだ

我慢をするのだ

田を耕し

種を用意しておくのだ



あとからくる者のために

山を川を海を

きれいにしておくのだ


あああとからくる者のために

みんなそれぞれの力を傾けるのだ


あとからあとから続いてくる

あの可愛い者たちのために

未来を受け継ぐ者たちのために

みな夫々自分でできる何かをしておくのだ

☆映画「蘇生」公式サイト:http://officetetsushiratori.jp/sosei/