金曜デモと経産省の電力コスト計算とベースロード電源60%のウソ

◎昨日、5月1日金曜日、
朝8時半ごろの芦原公園。
図書館の裏にある一本の大木。
スッカリ緑の葉に覆われました。
他の木々より芽吹きが遅れていましたが、
昨日は、緑滴る姿に変身していました。
空は雲一つない快晴の青空。
気持ちの良い5月のスタートです。
◎この日の官邸前デモの様子を「特別な1日」さんの「3月の実質賃金と電力コスト試算、0501 再稼働反対!首相官邸前抗議」から。

株価が2万円を超したとか、賃金アップとか、新聞には景気が良いのかな〜、自分のところに届かないだけかな〜と思うのですが、SPYBOYさんのグラフを見ると、なるほど、下がりっぱなしなんだと納得です。

今朝、発表になった毎月勤労統計調査、3月の実質賃金はまた前年より下がった物価変動を加味した実質賃金の前年割れは21か月連続になる。(現金給与総額、3月は0.1%増 残業代の2年ぶり減少響く  :日本経済新聞。)名目賃金は前年比+0.1%だが、名目・実質共に賃金の低下傾向が続いている。 


アベノミクスが始まってからの実質賃金、名目賃金の前年比推移

前月と比べても実質では前年比-2.3から-2.6%へと下落幅が広がった。名目では前月から横ばい。グラフを見てみると年末にボーナスで多少は持ち直したものの、賃金の低下傾向は一層ひどくなっている。どこが賃上げなんだよ!4月からは消費税上げの影響が消えるから一時的に持ち直すかもしれないが、国民の実質賃金が2年近く下がり続けた事実は変わらない。

◎二つ目のテーマは、経産省が発表した電力コスト。どうせ、「原発が一番安い」という事にしたいための計算だから…と思っていましたが、案の定の結果。SPYBOYさんは、キチンとその計算のゴマカシを追究されています。

さて、2030年のエネルギーミックスの決定に先だって経産省が再度 電力コストを試算した数字が27日に発表になった太陽光発電 30年7%に 電源構成で経産省方針  :日本経済新聞。また『原発の方が安い』と言いたいらしい(笑)。

経産省による電力コスト試算(キロワット/時)

*素人のボク以外にも避難&テロ対策、廃炉の費用などで原発のコストは経産省の試算より遥かに高くなる(20〜40円)と言っている人が居た。確かに避難やテロ対策のコストは入ってない。(日経ビジネス電子版に載った村沢 立命館大大学院客員教授の試算)」★詳しくはデモの様子ともどもコチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150501/1430491301

参加者の年齢層が高いなあ、とは思っていたが、今日はいつも来ている老婦人が隣の爺さんに『現役の人たちは忙しいから、私たちリタイア組が頑張らなきゃねえ』と言っているのに出くわした。成るほど、そういう考えもありましたか
◎ここで紹介したものか、迷いつつ、SPYBOYさんが経産省の計算のごまかしを暴いておられるついでに、こちらも。
☆「ウィンザー通信」さんが書き起こしされた「そもそも総研」(4/16)は、河野太郎氏の解説で、「2030年にベースロード電源60%以上にすべき」はゴマカシという内容です。長い内容の書き起こしです。
これは是非知って、誤魔化されないようにしないといけないと思いますが、日本の政治は、自国民を騙し、誤魔化しながら、いかにアメリカの世界戦略に協力し、盾突かない範囲で自国の利益を求めていくか…というのが長年の官僚の腕の見せ所という習い性ですので、問題は複雑怪奇になっています。それを一つ一つ、解きほぐして、理解して、最後は、「だったら、正直に言えば!!」になりますね、どんなことも。
是非、読んでみてください。そうなります!(書き起こし、ありがとうです、「ウィンザー」さん!)★コチラで是非全文を:http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/4b61ee76a4cd595c19200c2f1cd41868

2030年には、ベースロード電源は国際的な水準の60%以上にするべき」は原発新設の為の真っ赤な嘘!
2015年04月19日



いやもう、なんとかして誤魔化して、これまでのように粛々と、コソコソと、原発を新設できるようにしようではないか!という、経産省デマゴーグっぷり!
これでまた、国民はまんまと騙されてくれるに違いないと信じているのでしょう。
癪に触りませんか?
ばかも〜ん!と、鉄拳を食らわしてやるべきではありませんか?


そもそも “原発新設” は、いつのまにか “既定路線” なのだろうか

◎なぜ「正直に言って議論しないのでしょうか?」。議論したくないから? 議論になれば負けると分っているから? 本当のことを国民に知らせて、メリットもデメリットも、リスクもすべて明らかにして国民が決めるという事にしないと、いけないでしょうに・・・