金曜デモと「9条を抱きしめて」(アレン・ネルソン)

昨日土曜の午後、いつも山の友のクッキーを焼いて届けて下さるSさんとお茶の時間。前日、珍しくケイタイに電話が。しばらくブログの更新がないし家の電話はつながらないしと心配してのお電話でした。金曜夕方の私の検査結果も大丈夫、しばらく薬なしで様子を、ということで夫の心配も解消。あとは私のパソコンの故障だけということで、今朝はハイキングにお仲間と出かけた空きに仕事部屋のパソコンの前へ。
ヨガ仲間やSさんとの話で、これからの私たち高齢者の生き方は、健康でなるべく医者や病院の世話にらず(国の負担にならず)に暮らすこと。そして、身内の世話は期待できないし、いずれ皆一人暮らしになるので、何かあった時、警察や病院に連絡してもらえるような仲間づくり、ご近所づくりをしておくこと、となっています。そんな話から、今日の大阪市住民投票まで色々話していたのですが、夜になって訪ねた「特別な1日」さんのブログの内容と重なりました。
◎15日の金曜デモのご報告を「安保に関する『ニュー・スピーク』と読書『中間層消滅』、0515 再稼働反対!首相官邸前抗議」で。毎回のことですが、デモの様子に入る前段のテーマ、今回は、現政権の言葉遊び「ニュー・スピーク」と、反対する側での言葉の問題。同感、共感するところ大です。そしてもう一つは最近読まれた「中間層消滅」という本について。そこでSPYBOYさんが書いておられる、この部分:「技術の変化やグローバル化に対応するためには労働者保護規制を強化するだけでなく、個人でも新しいスキルや知識を身に付けて行かなければならない。それを堤未果のように大企業や政治家だけに責任転嫁しても、結局 バカを見るのは自分だ。そのためにはピケティ氏もライシュ氏も言うように教育を強化するしかない、と思う。」がSさんと話していたことと重なります。
Sさんと私に共通するのは孫世代がいないため、今の学校教育がどんなふうになっているのかがわからないこと。以前教科書が薄っぺらになって、分数や九九ができない人が増えているという話は聞いていました。そういえば、地域の或る会議で、中学校の校長先生が、小学校で教えることは全部教えて卒業させてほしい。入学した時点で落ちこぼれている生徒は後が大変だと話しておられました。息子たち以後は、塾が当たり前の時代になっていましたが、今はどうなんでしょう? 小学校から英語を習って、大学生になれば英語が話せるようになるのでしょうか? Sさんの息子さんは今仕事でシンガポールに滞在することが多いそうですし、沖縄の息子も、社内通達は英語になったということです。否応なく働き方は変化せざるをえません。さて、日本の未来の子供たち、その子供たちが、来週、「こども110番」の顔合わせで我が家を訪ねてくれることになっています。
◎「特別な1日」さんのブログはコチラ:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150515/1431699162
最後に「今日の写真」をコピーです:

怒ってもしょうがないとは思ってるんだけど、さすがに今週はボクは頭に来ているんですよ、安倍晋三を筆頭にしたバカ政治家と低能マスゴミに。スピーチを聞いても道端の会話を聞いても今日来ているのはそういう人ばかりだった気がする。勿論 怒ってるだけじゃ屁のツッパリにもならない。怒りの分だけ勉強しなくてはいけないと思った。

あ、あと大阪の人たちは住民投票に行ってくださるようお願いします。改憲に積極的な橋下のようなアホを国政に引き出さず、大阪だけで檻に入れておいてください。大阪の皆さんの良識に期待しています。

●今日の写真

◎15日は1972年、今から43年前の5月15日、沖縄が本土復帰した日でした。
沖縄タイムスの調査が発表されています:http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=115547
沖縄タイムス琉球放送(RBC)が4月に行った県民世論調査で、日本に復帰して「よかった」と回答した人が86・1%を占めた。一方、復帰当時に県民が描いた「基地のない平和で豊かな島」には「あまり・まったくなっていない」が65・6%で、「十分・ある程度なっている」の31%を上回り、なお続く基地負担が浮き彫りになった。」
◎今朝のサンデーモーニング。ゲストの森本聡氏は、沖縄の戦略的軍事的重要性は増す一方。世界情勢、特にロシアと中国のことを考えるとアメリカのリバランス政策に日本としては協力すべきだし、今回の安保法制は現憲法で許される最大、最後の変更と、一人現政権を擁護。昨日の報道特集での山崎拓氏、今朝のこの番組での古賀氏と、自民党の重鎮だった方たちは「憲法改正をして国民に信を問うべき問題」と警告。山崎氏は「へたってきた世界の警察アメリカの番犬になるだけと言ったが、ある意味当たっていた」、また「11の法案を一括審議させる、一法案一年として11年分を一挙にという今の安倍内閣のやり方は、法治国家でもなければ、民主主義でもない」とも。
安倍独裁を許している今の自民党もここ10数年でずいぶん変質したんだな〜と思います。特に、今回、『自民党・大阪の判断を非難?する中央?自民党に、涙する松井大阪府知事』なんていうのは、本当に嫌なお芝居を見ているようで気持ちが悪い。その点、公明党も同じですが。今日の大阪市民の判断、間違えないでほしいと願っています。

◎10日に再放送されたBS日テレの「9条を抱きしめて」を見ました。
こういう方がおられたのを知らなかった。それも、夫や両親の故郷、加賀市のお寺に眠っておられるというので驚きました。
黒人兵としてベトナム戦争で戦い、帰国後、PTSDからホームレス。あるきっかけから子どもたちを前に戦争の話をするようになり、「あなたは人を殺しましたか?」という質問に絶句。そして、沖縄の米兵の事件をきっかけに沖縄再訪、そこでの憲法九条との出会い・・・というご自身の体験が平和教育の素晴らしい内容そのものという感じです。日本でマンガになって紹介されたり、千何百回と講演して回っておられたことなども初めて知りました。先月見た地球交響曲、見終わった映画館のロビーで、同じ年頃の方と、「こんな映画こそ学校で子どもたちに見せればいいのに〜」と言い合ったものですが、今回の番組も見終わって、同じことを思いました。
「戦争を知らない日本の子どもたちこそ幸せ。9条で守られたあなたたちこそ、今度は9条を守ってください」というアレン・ネルソンさんの言葉、素直に受け取ることができます。
★見逃した方は、ウィンザー通信(5月8日)さんが全内容をたくさんの写真を添えて文字起しされていますので、ぜひお訪ね下さい。
コチラです:「多くの政治家が憲法から第九条を消し去ろうと躍起になっています。断じてそれを許してはなりません/九条を抱きしめて・元米軍海兵隊員が語る戦争と平和NNNドキュメント’15】」:http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/c9321a56bde91d2f76225e8c05db251d