スペイン旅行(3.グラナダー3)ホテル移動とアルハンブラのアルカサバ

6月26日(金)今日はパラドールからホテルへの移動日でもありますが、アルハンブラ宮殿をじっくり鑑賞する日でも。反対側の丘のアルバイシンからアルハンブラ宮殿を眺めるとよいと書かれていたアルバイシン行はあきらめることになりそう。
朝8時半。朝食を求めてパラドールを出る。パラドールの夾竹桃のある門を出ると左手にブーゲンビリアが咲き誇り「AMERICA」という看板を出しているホテルがあります。そこを下っていくとアルハンブラ宮殿の中心部、そこだけ異質の大きな建物の壁面を通り過ぎて左手の高い門(葡萄酒の門)をくぐると雰囲気が全く違います。城壁や背の高い城塞がまじかにあり、開けた広場自体が古い時代のもののようです。ここから川の向こうにアルバイシンの街が見えます。広場の六角形のお店が朝食と飲み物を売っています。私はトーストパンにカフェラテを。囲いの石垣に腰かけて食べることに。


パラドールに戻る途中で、小さな一風変わった建物に入る。星形の穴から朝の光が差し込んでいます。案内板を写真に撮ったので、それを読んでみてビックリ。スチーム・バスと書いてあるので、蒸し風呂のこと! ムハンマド3世(1302-1309)時代に宗教目的だけでなく衛生目的でも使用されたとか。
パラドールに戻ってパッキング。いよいよホテルを後にする準備です。その前にパティオで一服。

11時半チェックアウト。呼んでもらったタクシーに乗ってグラナダ市内のNAVASホテルへ。ホテルの前は歩行者専用道路とかで、タクシーを降りてから荷物を転がしてホテルへ。ホテルの前のナバス通りにはズラリとテントを張ったお店が並んでいる。ホテル前のテーブルに座り昼食を。

さて午後からは二度目のアルハンブラ宮殿です。
今度はヌエバ広場から出ているアルハンブラ行のバスに乗って行くことに。
手前には、初めてタクシーでホテルへ向かう時に見たイサベラ女王に跪(ひざまづ)くコロンブスの大きな像のある立派な広場を通ります。
ここがグラナダの中心、起点のようなもの。ここから出ている坂道を上るとアルハンブラへ、反対方向に向かうとアルバイシン。南はグラナダの市街で、カテドラル周りの下町も。今日の宮殿見学時間は4時なので、それまで庭園を楽しんだ後アルカサバのチケットを入手。

アルカサバ(Alcazaba)。今朝、朝食を摂った猫のいた広場の隣にある砦のような建物も、チケットが必要でした。ここは宮殿を防護する軍事要塞。アルハンブラの最も古い部分で、ローマ時代の砦の後に、モーロ人が9世紀に築いたもの。キリスト教国の攻撃から都を守る為、アラブ世界の軍事技術を結集した難攻不落の要塞となった。

↑砦から見えるアルバイシン。 ↓大砲の玉?(丸い石)が見える。

「監獄」の跡と言われる処を通って、屋上の鐘楼へ。グラナダの町が一望できるが風が強い。

昨日は、並ばずに入れてもらったが、今日はシッカリ行列についていよいよ宮殿内へ。
写真は、昨日、10分かけてチケットセンターへ戻って入手した25日のチケットと、
日本で予約、パラドールのフロントに日本語の音声ガイド器と一緒に届いた26日のチケットの2枚。
おかげで二度目の宮殿内は、音声ガイド付きで見学することに。
次の写真はほとんど前日に撮ったもので、今回は見ること、聞くことに集中。