猛暑続きの月曜日の午後、
お茶のお稽古に出かけました。
お部屋はクーラーがかかって涼しい。
まずは、先生と生徒3人で、市内情報の交換です、
といっても、話題豊富なNさんのお話を中心に、
市会のこと、市長のこと、学区の老人会のことなどなど。
お喋りだけで十分というお二人、私が代表でお茶を点てれば…と言われて、水屋に。
今日のお花は、木槿(むくげ)と斑入りのススキで、蝉(せみ)かごに入っていました。
お軸は滝。流れる滝です。
香合はカワセミの絵が涼しげ。下に敷いてある袱紗は蛍に笹です。
今日は棚が置いて無くて
”平水差し”といって、染付の大きな器に、黒漆の真中で折りたためる蓋が置いてあります。
水屋では、夏のお茶碗の浅くて口の広い平茶碗を用意しました。
平茶碗は、お湯の量が解らないので、どうしても入れ過ぎるそうです。
それに、やってみてわかった事ですが、茶筅がうまく回らず泡立ちにくい。
そのせいで、水っぽくなるそうです。
右手に左手を添えて、蓋を真中で折りたたむ作法を教わりました。
二服お茶を点てた後、蓋を棚代わりに、入り飾りに柄杓と蓋置を飾りました。
蓋置は、二つ出してあったので、グリーンで裾に青海波模様がついているのを選びました。
もう一つの蓋置には、網に蟹が数匹描かれたものでした。
次にNaさんがお茶を点てて、最後に立礼式のNさんの番です。
主菓子は扇形のブルーの透明の寒天に小豆が入った先生手作りのもの。
器は、底に切子模様が入った年代物の瑠璃色のガラスのお皿。
本当は白いお皿の方が良かったんだけどと先生が。
扇形のテーブルに置いてあったのは
高山の春慶塗の水桶です。
利休さんの時代は塗りではなくて、素木のままだったとか。
水漏れしないようにタップリ水を吸わせた状態で使ったのだとか。
それが水っぽくて?涼しいということだそうです。
随分と大胆なお道具の使い方です。
耐熱ガラス製のさぎ草の絵柄の平茶碗。
無地のは萩焼。それに天神祭のお茶碗。内側には花火が描いてあります。
棗は黒地に金銀で夕顔の花やツボミや葉が描かれたものでした。
8月はお休みにして、9月の初めの日を決めて終わりました。