7月のお茶のお稽古


猛暑続きの月曜日の午後、
お茶のお稽古に出かけました。
お部屋はクーラーがかかって涼しい。
まずは、先生と生徒3人で、市内情報の交換です、
といっても、話題豊富なNさんのお話を中心に、
市会のこと、市長のこと、学区の老人会のことなどなど。
お喋りだけで十分というお二人、私が代表でお茶を点てれば…と言われて、水屋に。
今日のお花は、木槿(むくげ)と斑入りのススキで、蝉(せみ)かごに入っていました。
お軸は滝。流れる滝です。
香合はカワセミの絵が涼しげ。下に敷いてある袱紗は蛍に笹です。

今日は棚が置いて無くて
”平水差し”といって、染付の大きな器に、黒漆の真中で折りたためる蓋が置いてあります。
水屋では、夏のお茶碗の浅くて口の広い平茶碗を用意しました。
平茶碗は、お湯の量が解らないので、どうしても入れ過ぎるそうです。
それに、やってみてわかった事ですが、茶筅がうまく回らず泡立ちにくい。
そのせいで、水っぽくなるそうです。
右手に左手を添えて、蓋を真中で折りたたむ作法を教わりました。


二服お茶を点てた後、蓋を棚代わりに、入り飾りに柄杓と蓋置を飾りました。
蓋置は、二つ出してあったので、グリーンで裾に青海波模様がついているのを選びました。
もう一つの蓋置には、網に蟹が数匹描かれたものでした。
次にNaさんがお茶を点てて、最後に立礼式のNさんの番です。
主菓子は扇形のブルーの透明の寒天に小豆が入った先生手作りのもの。
器は、底に切子模様が入った年代物の瑠璃色のガラスのお皿。
本当は白いお皿の方が良かったんだけどと先生が。
扇形のテーブルに置いてあったのは
高山の春慶塗の水桶です。
利休さんの時代は塗りではなくて、素木のままだったとか。
水漏れしないようにタップリ水を吸わせた状態で使ったのだとか。
それが水っぽくて?涼しいということだそうです。
随分と大胆なお道具の使い方です。
耐熱ガラス製のさぎ草の絵柄の平茶碗。
無地のは萩焼。それに天神祭のお茶碗。内側には花火が描いてあります。
棗は黒地に金銀で夕顔の花やツボミや葉が描かれたものでした。


8月はお休みにして、9月の初めの日を決めて終わりました。