金曜デモと明日にむけて

今朝、庭の真中に咲いているアフリカ浜木綿。
さすが夏の花で、大ぶりで肉厚で元気いっぱいです。
一つの花は一日花のようですが、一茎に沢山の花がつきます。
毎日、日替わりで薄いピンクの花が咲いているのが楽しいです。
◎さて、恒例「特別な1日」さんの金曜官邸前デモとその後の戦争法さん反対のデモについて、このところダブルで参加されて両方のルポを届けてくださっています。昨夜のタイトルは、反知性主義とは何か(読書『知性とは何か』)と『0828 再稼働反対!首相官邸前抗議』&『戦争法案に反対する金曜国会前抗議行動』>http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150828/1440770317
◎その前に、昨夜の報道ステーションで、安倍政権側も30日を控えて法案についてのスケジュールの発表がありました。


総裁選も無投票で安倍再選が決まったようですし、中国へ行かないのか行けないのか外交の方は放ったらかして、憲法違反の安保法案を何が何でも(アメリカで約束した手前という個人的なこともありますでしょうし)通さないと…と。
そのためにはオリンピック予算だって、勝手に首相判断で上限を決めちゃいました。
そして、9月11日法案成立をめざす皆さんは声を揃えて、
「デモはデモとして、(国会では安保法制を)粛々とやっていく。」
デモについての谷垣さんの言い方が振るっています、「興奮といたずらなポピュリズムを巻き起こすとなると好ましいとも言えない」とは、誰に向かって??ですが、そのあとが「民主主義の問題としてやって戴かないと」だったかな…

◎言われなくても、民主主義の問題として考え、街頭に出て声を挙げ始めた人々の様子を是非SPYBOYさんのブログを訪ねて読んでみてください。
ここでは初々しい大学生のスピーチを引用させていただきました:(プラカードの写真は「抗議風景@官邸前」から)

今日は最初に18歳の山梨の大学生がこんなことを話しました。


『ボクは昨年 安保法案が閣議決定した時、初めて政治に関心を持ちました。でも311を過ぎてもこの国では誰も政治に関心を持ってないんじゃないかとも思ったんです。でも官邸前で秘密保護法などで抗議している人たちを見て、自分が勉強不足だったことが判りました。自分よりちょっと上だけど同年代の人たちが自分の声を挙げているのを見て嬉しかった。政治の事を話すのがタブーみたいな雰囲気ってどう考えてもおかしいと思います。』

◎それでは、30日に向けてSPYBOYさんからの呼びかけと注意を:


日曜日は『8/30 全国100万人大行動』ということですが、全国で100万人、国会前で10万人なんてせこいことは言わず、200万人でも300万人でも集まればいいな、と思います。それくらいの数の人は怒ってるんじゃないでしょうか。あんないい加減な安保法案に対する反対の声を政治家が聞く気がないのなら、その眼に見せつけてやるしかない、じゃないですか。


ただし、ちょっと心配なのは事故や暴力が起きること。これだけ人数が集まれば、参加者の側にも知性の欠片もない大バカ(反知性主義者)だっているし、警察の側だって何か仕掛けてくるかもしれない。古今東西の歴史を考えれば、公安が群衆の中に入り込んで暴力を煽るようなことはあるかもしれません。ここで何かアクシデントが起きたら、安倍晋三の思うつぼです。今後のことを考えれば、バカどもの挑発に乗らず平穏無事に抗議が行われることは大勢の人が集まることより1億倍も大事!でしょう。                             

★大阪は、橋下・松井両氏によって、またまた都構想をめぐる11月府市ダブル選挙を仕掛けられています。
平松邦夫氏の「11/22ダブル選挙大阪・総替えの日・日本の復活は大阪から!」を掲げた「翔の会」というウェブサイトに内田樹氏がメッセージを寄せておられます。(引用先:https://khiramatsu.com/category/message/


「チャレンジ大大阪」へのメッセージ


内田樹(凱風館館長、神戸女学院大学名誉教授)


「この夏日本の政治は大きく動きました。
古い政治のメカニズムががらがらと音を立てて崩れ出して、これまで見たこともない新しい動きが若者たちを中心に登場してきました。


自公連立政権が選挙権年齢を18歳まで引き下げたのは6月17日のことです。そのとき官邸は『日本の若者たちは政治には無関心だから、メディアさえ抱き込んでおけば、その煽りで簡単に操作できる』と信じていたはずです。まさか、そのあとSEALDsが出現して、国政の土台を揺るがすような流れを作り出すとは想像もしていなかったでしょう。


今にして思えば、5月の『大阪都構想』をめぐる住民投票でも、最終時点では若者たちの、手作りの、非組織的な運動が一気に盛り上がって、僅差での否決に持ち込んだのでした。そのときからすでに政治の『潮目』は変わり始めていたのだと思います
これから11月のダブル選挙まで、日本の政治がどう変わるのか、僕は注目して見ています


大きな転換期ですけれど、市民たちひとりひとりと連携して、手触りのやさしい地域共同体を再建するという平松さんのこれまでの政治的信念は若者たちにもきっと支持されると信じています。その政治姿勢をこれからもぶれずに貫いていって欲しいと願っています。」

◎シールズの東京の源流は特定秘密保護法に反対する若者たちでした。


 私たちは2014年、SASPL(サスプル:Students Against Secret Protection Law/特定秘密保護法に反対する学生有志の会)として、ムービー・文章による情報共有や、新宿・渋谷に集まった学生デモや施行日での官邸前抗議行動などをしてきました。施行後はex-SASPLとして、主に沖縄、辺野古基地問題に関するアクションを行ってきました。私たちは微力ながらも、この国の主権者としての責任を行動とともに果たしてきたつもりです。


 めまぐるしいスピードで変動する政治状況を前にダラダラしている暇はありません。私たちはより幅広いイシューをもって、この国の自由と民主主義を破壊する勢力への政治対抗をする必要があると判断しました。このSEALDsはSASPLの後継団体として、これから様々なアクションを行っていくつもりです。

一方、大阪ではシールズ関西とは別に、内田氏が書いておられるように大阪都構想を巡る住民投票がきっかけで大阪市解体を許さないと声を挙げた若者たちがいました。SADLは今も健在ですね。

SADL

@SADL_OSAKA

民主主義と生活を守る有志(Small Axe for Democracy and Life 略称SADL)。
私たち一人ひとりは小さい斧に過ぎない。しかし集まれば`“権力”という巨木をも倒すことができる。今こそ民主主義と生活を守るために立ち上がる時だ。小さい斧なめんな!(Bob Marley「Small Axe」より)

(ジンジャーの固いツボミにも白く巻いた花びらが見えるようになってきました。松葉ボタンの黄色いめしべの中に、右斜め下、一本巻き毛の花のように見えるのは雄しべ?)