6月のお茶のお稽古

金曜日はお茶のお稽古日ですが、今回はちょっといつもと違って校外学習?があります。箕面の北西、茨木市と隣接した地域にモノレールの最終駅の彩都(サイト)があります。そこに、あのホットチーズケーキで評判のりくろーおじさんの店があるそうです。元民生委員仲間で現敬老会の会長のNさんは、ご近所の高齢者や敬老会仲間を車に乗せて春は花見に連れ出したり、あちこちのドライブに出かけています。そんな話をお茶の稽古の前後にされた折、先生が一度私たちも連れて行ってよとリクエストされました。それが、この日。いつもなら2時スタートですが、お昼を一緒にということで11時からです。(先生のお宅へ向かう途中、毎年、塀の中からこぼれるように咲いている素敵な色の紫陽花です)

ガレージに車が入っていたので私が最後かなと思ったら最初。Nさんは車を置いて、近くの会館で市の防犯講習会に参加。池田のNさんは、駅まで送ってもらって駅から歩いて来たと二人そろったところで、この日は、炭火を使わない立礼式です。扇面のテーブルでお点前をします。

床の間のお花は紫陽花に縞葦(斑入りのアシ)と半夏生(はんげしょう)。

掛け軸は、紫陽花の花に滴翠。文字通り滴るみどりの季節のことかな。

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半夏生は、雑季(ざっき)で、二十四節季と五節句のほかに、季節の移り変わりをより的確に掴むために設けられた暦日のことで、梅雨の終わりごろ(7月2日あたり)をさすそうです。ところが、今年は、近畿地方はまだ梅雨入りしていない異常気象です。
半夏生は、天辺の葉が一部白くなることから「半分化粧をしているように見える」とひっかけて半化粧と書くこともあるそうです。

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パイ生地に餡子を包んだお菓子が入っている器は形はひょうたん型で中にブドウの実が描かれています。形も色もなんにでも使えそうないい感じです。お干菓子の写真がピントが外れていますが、そら豆と手前にオレンジの砂糖漬けとスカンジナビア土産の同じく柑橘類の砂糖漬け。

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途中からNさんも来られて3人で。棗(なつめ)は藻にホタル。先生が蓋の裏にもホタルがと仰ったので、開けてみました。お茶を点てるときは、棗の蓋は指でつまんでそのままテーブルの上に置きますので蓋の裏まで見ることはありません。

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お茶を点てる前↓と、お茶を点て終わって、蓋置と柄杓の飾り置き↓

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お茶碗は、紫陽花の絵柄と笹船の京焼。

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これも京焼で、その年の勅題の森を図案化した角の取れた三角茶碗。

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お座敷と控えの間の掃き出し窓は全部網戸になって、簾が下がっています。

大きな釣り針のような簾懸け。途中で巻き上げておきたい時に使います。

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さて、お稽古が終わって、来月の日を決めて、いよいよ出発です。ケーキ屋さんの向かいにある食料品のお店が野菜や果物、肉、魚が安くて新鮮でおいしいというので買い出し兼ねて、いざ出発です。

関東出身のNさん、運転歴は半世紀以上、山麓線を東へ、外院あたりが先日ピストルを持った犯人が山へ入ったあたり。通り越して箕面の東端、モノレールが見えてきました。北に方向を変えて彩都西駅の先にりくろーおじさんの店と道路を挟んだ向かいにスーパーマーケット。

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お客さんが一杯。隅っこ人2人掛けテーブルを見つけて丸椅子2客を足して席を確保。焼きたてホカホカのチーズケーキを4等分して飲み放題のコーヒーや紅茶でランチ。ケーキでお昼は初めての体験でしたが、十分でした。

箕面の市政は維新にやられっぱなしという話でした。もともと自民党だった市長が維新に気を使って自民党の集まりに出てこなくなったと。今年の府市入れ替え選挙でどちらか落とせるとみんな思っていたのに・・・という話にも。御堂筋線延伸工事の完成が2年も延期され完成は3年後。それまで資金援助を府に頼まなければならない市長としては、お目付け役の市会議員の手前、自民党との関係は自粛ということなのでしょう。

おまけに池田市長まで倉田市長の息子に譲位という野望?のおかげで維新にやられてしまいました。池田のNaさんには市会議員選挙のダントツトップが維新ということで箕面市民はもっとマシかと思ってたのにと言われたことがありましたが、その池田まで維新が市政のトップです。いつまで続くのか・・・ケーキを食べながらの4人の話でした。話している間にも鐘の音が何回も鳴ります。ケーキが焼きあがった合図だそうです。

その後、向かいのスーパーでは主婦に戻って買い出し。調理師免許もあるNさんに調理方法を聞きながら食材を買い込んで、帰りはそれぞれの家の前まで車で送ってもらって解散でした。先日、「あん」の映画を見た時、手に入れた9月のメープルホール上映映画「日日是好日」のチラシを、まだ見ていないお二人に渡しておきました。

☆昨日の金曜デモは「特別な1日」のブログ主さんがお休みでしたが、最低賃金について書いておられます。また、「資本主義と民主主義の終焉」は今朝の朝日新聞の「読書/売れてる本」でも取り上げられていますが、SPYBOYさんの書評もおすすめです:

『最低賃金』と読書『資本主義と民主主義の終焉』、それに映画『パリ、嘘つきな恋』 - 特別な1日