安保法制の施行に反対する集会@梅田&国会前


◎昨日は、昨年9月、無理矢理”成立”させた安保法(戦争法)の施行日でした。全国で、この法律の無効と反対を訴える集会が開かれました。そして、民放をはじめNHKでも反対運動を取り上げていました。昼の番組、毎日放送の「ちちんぷいぷい」では、昨年の国会の審議から振り返って、民主的ではない、オカシイ過程を一つ一つ丁寧に振り返っていました。用事があって途中で出ましたが、頭の整理になりました。(右のプラカードは昨夜の国会前:SPYBOYさんの写真をお借りしました)
さて、ヨドバシカメラ前のシールズ関西(https://twitter.com/SEALDs_Kansai)と国会前の抗議集会をツィッターからです:

SEALDs KANSAI@3/29街宣 ‏@SEALDs_Kansai · 12時間12時間前

本日の安保法制の施行に反対する関西緊急街宣アピール@梅田、参加者数はのべ1700人です。国会の中で、外で、あるいは自分の生きる街で、やれることを。この社会の当事者は私たち1人1人です。夏、選挙に行きましょう。#0329決戦


みちお「戦争反対、平和を守れ、人を殺すな。この言葉は、今、ここにいる人たちの怒りの声だけでなく、かつてを生きた人たち、とくに戦争で犠牲になった多くの人たちの苦痛の声でもあるのです。そして未来を生きるこれからの人たちの悲しみの声が含まれているのです。」#0329決戦
・「70年もの間、平和憲法が生き続けてきた理由は、かつてを生きた僕たちの先輩が平和を愛し、求め続けてきたからにほかなりません。そしてそのバトンは引き継がれ、僕たちの手元に来ているのです。なんとしても、このバトンを次の世代に引き継がないとダメなんです。」#0329決戦


結(しーこぷ。)「民主主義って何だ? 安保法制に反対する行動の中で、幾度と無く聞いた言葉です。この言葉はこの国の権力者達に、あるいはデタラメな法律に向けられた怒りにも似た叫びでした。」#0329

結「「民主主義って何だ?」自問自答しながら、それでもおかしい事には声を上げなきゃいけない。「民主主義って何だ?」まだ自分でよく分からなくても、時には社会や政治に対してそれを問わないといけない。」#0329決戦


塩田「なぜ6万人もの子供が保育園に入れないのですか、なぜ男性と女性で同じだけ仕事をしているのに給料に違いがあるのですか。そうした問題の一方で、なぜ安全保障とは名ばかりの戦争できる国づくりが行われているのか。私たちは胸を張って言っていい。私たちの税金は私たちの生活のために使えと」
・「なぜ世界トップクラスの経済大国であるこの国で、子供の6人に1人が貧困状態にあるのですか、なぜ大学で勉強するために何百万もの借金を背負わなければならないのですか、なぜ毎日毎日働いても暮らしが楽にならないのですか 」


岡野八代先生「安倍晋三氏が総理大臣となったとき、これほど長期政権となるとは思いませんでした。そして、政治学や法学の常識からみれば、とんでもない発言をかれがするたびに、何度も何度も、民主主義の危機を語り、立憲主義を守れと訴えなければならなくなるとは、夢にも思っていませんでした。」

「今日3月29日、明らかに憲法違反の安保関連法、しかも一つひとつの法律が、これまでの日本の国際貢献のあり方や平和主義の姿勢に、大きな変更を加えることになる、10本もの法律が違憲のままに施行されました。」#0329決戦

・「日本の自衛隊の血を流して、米軍のイコール・パートナーになりたい、それこそが、かれの憲法破壊の中心にある思想です。この発想は、国会審議を無視したTPP合意でも同じ。わたしたちの生活より、アメリカの政治家を操るグローバル資本家たちに貢献する国づくりを始めたと考えてよい。」

・「2014年12月総選挙の自民党の絶対得票数は、2009年民主党による政権交代時よりも、小選挙区でも比例区でも減少しています。もはや、多数者の支配ですらなく、少数者の支配が続いています。この現象は、投票率の低下のために起こりました。」#0329決戦
・「私たちは、何度も確認すべきです。なぜ、憲法が他の法律と異なり、改憲するために高いハードルを自らに課しているのか。憲法が守ろうとしているのは、法律や秩序ではない。憲法が守っているのは、私たち一人ひとりの尊厳です。」


高木弁護士「弁護士になって3年目。母子家庭や非正規労働者の貧困、高齢者破産、ブラック企業問題などを目の当たりにして、私たちの生活の全てが政治と無関係ではいられないということを、痛感している。安全保障関連法の問題も同じ。この法律は、日本を平和で安全な国にする法律ではありません。」

ヨドバシカメラ前延べ1700人だったそうですが、国会前は明るいうちから始まって3万7千人とか。夜のニュース番組でもLIVEで国会前の様子が写されていましたがたくさんの人とプラカードが。ツィッターの中で、昨年うつぼ公園での集会と難波までのデモ行進に東京から応援に来てくれたSEALDsの本間君の写真を見つけました。「20回目の夏」と言ってましたので、今年は21回目ですね。一寸言葉を交わしただけで近所のオバサンみたいな気になります。頑張っているんですね〜いいこと言ってます。

fusae ‏@FATE_SOSEI · 10 時間10 時間前

本間くん「未来の子どもたちを戦場に送るために、あの建物(国会議事堂)があるんじゃない!」「政治は俺たちの生活を少しでも良くする為にあるんですよ!」 #0329決戦

ブブ・ド・ラ・マドレーヌ ‏@bubu_de_la_ma ·; 9 時間9 時間前

奥田さんは、スピーチのラストまで、ひとりひとりに語りかけていた。社会は変えることが出来るって。すでにこうやって変えて来たって。僕たちだって居酒屋で10人ぐらいで話してたことから始まった。だから自信を持ちましょうって。#0329決戦 #本当に止める


ブブ・ド・ラ・マドレーヌ
‏@bubu_de_la_ma
SEALDsのコールやスピーチの映像に、去年は「若いってすごいな・頼もしいな」と思っていた。こんな社会をバトンタッチすることに申し訳ないとも感じていた。でも、今日感じたことは少し違った。年齢とか世代の問題じゃないんじゃないか。「諦めない人」が連帯するってことじゃないか、って。


◎国会前といえば、「特別な1日」さんのルポです。早速覗いてみました。「臨時更新:安保法制の施行に反対する10万人国会前抗議」より:(写真も)

このころには色々な年代の人が集まってきました。高齢者だけでなく、ボクのような会社帰り、子供連れ、小さい子だけでなく中学生、小学生くらいの子を連れた人も多い。それに若い人。普通の大学生っぽい人、若いOLさんのような人も目立たないんだけど、よく見るとそういう人たちが大勢いる。『戦争法案絶対反対』っとまでは思っていなくても、こんなやり方をするこの国の行く末を案じているのが、顔を見ていると判る気がします。熱狂と言うより、心配そうな顔をしているんですね。

◎SPYBOYさんも本間君を取り上げています:「そのあとSEALDsの本間君が『ここにいる人たちは諦めない人たちですというスピーチをしたあと、後ろの方にいたSEALDsがプラカードを持ちながら前の方へ移動します。

ボクも含めて周りの人たちも一緒です。行く手の人波が自然に開ける。その中から自然発生的にコールが沸き起こります。あたりがさ〜っと明るくなるような奇妙な高揚感がありました
。」 こういう感じは、現場にいてこそ感じることが出来るんですね。

今日の参加者は『総がかり』の発表で3万7000人。そのあとSEALDsの時間帯になって参加した人もいましたから、トータル4万人くらいの参加でしょう。昨年9月の強行成立時の際は多い時で4万人くらいですから、ほぼそれと同じ人数が集まったことになります。賛成の人、反対の人、色々いると思いますが、こんな大きな問題で議論は尽くされているんでしょうか。すくなくともボクにはこの法案のメリット、特に他国に自衛隊を派兵することに日本に何のメリットがあるのか、さっぱりわかりません
抗議は11時になってもまだ続いています。

●是非、全文をコチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20160330/1459286678