初めてのお客様と「道徳が教科になり、愛国心に成績をつける!?」


◎昨日の土曜日は午後からお客さん二人をお迎えしました。
この4月だったか、ヨーガに新しいメンバーが加わり、家が近くで同じ方向なので、一緒に帰ったことがあります。歩きたいからと一緒にわが家の前まで来て、遠回りして帰って行かれたことも。私も一度、駅からの帰り道、バス道に面した高台になっている彼女の家の前を通ったことがあります。お兄さんが経営するお店の従業員3人を預かって、ご本人曰くシェアハウス、会社の寮とのこと。20代の女性を預かる寮長さんの役目ですね。ご本人は結婚されていないので、いま3人の心配をしながら、人並みの苦労を経験していると仰っています。一度お茶にと言いつつ、私が微熱続きの風邪気味で、ひと月かふた月経ってやっとその気になって、昨日、携帯に電話、午後のお約束ができました。ついでに、相客でSさんをと、電話。友人宅に泊まって友人の化粧水を借りたらカブレて顔が腫れ上がって土曜日はまだちょっと無理かな…というお話。ところが、当日の朝、お電話で、行けそうとのこと。夫が居ぬ間のお茶飲み話を楽しむことに。
誘ってもらうの初めて…と言って中に入られたSuさん。勝手知ったる我が家のもうお一人のSさん。話しているうちに、Suさんが私の中学校の4年後輩だとわかりました。そのうえ、昔住んでいた場所がSさんのマンションのすぐ近く。マンションの知り合い二人が共通の知り合いだということがわかりました。話してみるものです。え〜〜っ!!ということに。

暑い日でしたが、私はお抹茶を点ててお迎えするつもりで、めったに使ったことがないお盆を取り出しました。母が私たち3人姉妹に買ってくれた朱色の輪島塗のお盆にお茶碗と、棗に茶杓茶筅を並べて、布巾をかけてテーブルの上に置いていました。裏千家のお茶のたしなみがあり、陶芸が趣味で自分でお茶碗も作ったというSuさんは、入るなり、お茶点ててくれはるの!と。買い物に行けなかったので、お菓子は冷凍の鯛焼きをレンジで解凍。この餡がとても美味しいので大丈夫と、先にお出しして、電気ポットで湯を沸かしてお茶を淹れました。あとは、冷たい果物に自家製ヨーグルトかけ。それにコーヒー。
4時半ごろ、Sさんが午前中習ってきたという自力整体の施術?を、床にうつ伏したSuさんが受けて、4時半ごろお開きに。帰り際にパソコンでインターネット見ることある?と私。フェイスブックをやっていると仰るので、ブログ書いてるので、よかったら読んでみて、政治の事も書いてるけどと言ってみました。阪神大震災に車で駆けつけて炊き出しをしたという方ですので……
◎「☆句の無限遠点☆」さんの16日のブログ「いよいよアメリカ下請け軍事国家の完成へ、文科省愛国心」を点数制で教科に盛り込む」(http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20160616/1466092607)に、長妻衆院議員の動画が紹介されています。動画の内容を文字にすると:(書き起こしてみたら、産経の記事に全文引用されていましたので、それをコピーさせていただきます)

2016年6月10日【今週の活動報告】「子供の道徳心に成績をつける?」



 みなさん、こんばんは。本日は、平成28年の6月10日ということで、参議院選挙が迫ってまいります。


 本日も、文部科学省のお役人の方たちとお話をしました。非常にかたくなな姿勢で、私が気になりますのは、2年後3年後からですね、全国の小中学生に対して、道徳心愛国心に対して、一人一人成績をつけていく、それが各都道府県の教育委員会の判断では、中学受験、高校受験の内申書にも入ると、こういうことが決まってしまったわけでありまして、文部科学省は、それについてデメリットはないと、問題は全くない、こういうかたくなな姿勢で、私はちょっと背筋がぞっといたしました。


 私も愛国心道徳心は大変必要だと思いますけれども、果たしてそれに成績をつける、しかも受験の内申書に入る可能性があるというのはいくら何でもやりすぎだ。「それについてのデメリットは何ですか」と役所に聞いても、「いや、一切デメリットはない」「これは全く問題がないんだ」と。こういうことを、相当強硬に繰り返すばかりでありまして、これは安倍(晋三)総理や当時の下村(博文)文科大臣が導入したといわれています。


 相当今、日本の言論の自由、権力からの自由が脅かされていると、これも大きな今回の参院選のテーマです。子供たちに、道徳心愛国心の成績をつけるということは、非常におかしいのではないか。こういう声を全国津々浦々から挙げて頂ければと。批判を忘れた子供たちがどんどんどんどん、日本に増えていくということは、国家にとってもマイナスになります批判を忘れた国は、いずれ大きな過ちを犯すこれは戦前の反省でもあります。われわれはしっかりと、きちっと批判ができる社会を取り戻すべく、頑張ってまいります。それでは失礼いたします。

◎ネットで調べると、産経新聞が取り上げて、こう書いています:


一方、政府は1月以降、長妻氏からの質問に対し、同氏の説明とは異なる考えを繰り返し明示している。道徳の評価方法などについては現在、文科省の専門家会議で検討中だが(1)評価は数値ではなく記述式(2)個々の成長を励ます評価(3)愛国心などの項目ごとではなく大ぐくりなまとまりを踏まえた評価−としている。
 内申書への記載についても、衆院予算委員会馳浩文科相が「客観性や公平性の確保が求められる入学者選抜とはなじまない」と明確に否定している。長妻氏の説明について義家弘介副大臣は「極めて遺憾であり、正しい情報を発信すべきだ」としている。

一方で、当の長妻議員は:

 長妻氏は産経新聞の取材に対し愛国心などの個別評価について「評価のファクターの一要素であるのは間違いない」とし、内申書への記載については「(通知表などの基となる)指導要録に入ることが決まっており、都道府県教委の判断で内申書に入れることができる。国にそれを止める強制力はない」と話している。

○引用元: 産経新聞(2016.6.17 09:41 )【道徳教科化「愛国心評価、受験の内申書にも」 民進・長妻氏が説明 文科省「事実無根」】(http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/160617/lif16061709410003-n1.html

▽この問題での産経新聞の立場を示すこんな記事が:「産経ニュース」(2015.3.24 05:04)【道徳教科化 「愛国心」を堂々と育もう】(http://www.sankei.com/column/news/150324/clm1503240002-n2.html

▽安倍政権から持ち出された「道徳の教科化」について3年前の筋の通ったこんな社説も:
日経新聞社説(2013/2/28 3:30)「疑問ぬぐえぬ道徳の教科化 」(http://www.nikkei.com/article/DGXDZO52231760Y3A220C1EA1000/


提言は、現行のままでは学校や教員によって充実度に差があると指摘したうえで、「新たな枠組みによって教科化し、人間の強さ・弱さを見つめながら、理性によって自らをコントロールし、より良く生きるための基盤となる力を育てる」べきだと述べている。

 よくわからない説明である。かつて果たせなかった教科化を、こんどこそ実現させたいという思いが先走っていないだろうか


 下村博文文部科学相は「成績評価にはなじまない」としながら「国として、どこでも使える教材をつくる」とも述べている。全国統一の教材で授業を行い、それに基づいた尺度で規範意識を測る。そんな展開が予想される

 これでは道徳教育は窮屈な型にはまり、かえって矮小(わいしょう)化する。人間の心のひだに触れる道徳というものを上から押しつけたとしても、本当の効果は得られないだろう。教科化は弊害のほうが大きいのではないか。

▽長妻議員が提出した「子どもの道徳心愛国心に成績をつける政策に関する質問主意書」はコチラで:
「質問本文情報」平成二十八年一月四日提出 (http://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a190010.htm

▽「内閣総理大臣 安倍晋三」の名前で大島理森衆議院議長に送付された答弁書はコチラで:
「答弁本文情報」平成二十八年一月十二日 (http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b190010.htm


◎「☆句の無限遠点☆」さんが書かれているように、成績が点数で表されることはなさそうです(政府答弁書では数値ではなく記述式)が、道徳や愛国心が教科になり、成績をつけられ、内申書に書かれる可能性は決まっています。こんなことを教えないといけないと権力者が考える世の中といえば、わかりやすいのはお隣の北朝鮮か、戦前の軍国主義教育です。文科省のお役人は、教科にして教科書で教えてもデメリットは一切ないとしているわけですから、選挙前に政治家が口だけで否定しても、長妻議員が「背筋がぞっとした」感触のほうが真実味があります。