巨大ユズと今年最後の句会と俳句

◎昨日、21日(水)は冬至。この日を前に月曜日、小中の同窓生のKくんが、庭で生ったユズとお化けユズみたいな巨大ユズを届けに来てくれました。以前ユズを届けに来てくれた時、小さなカボチャのようなユズを一つ。見たことなくて、何とかユズとか言われ「良かったら冬至のユズ風呂用に持ってくる」と言われていました。約束通り、月曜の朝、巨大ユズを5個、持ってきてくれ、ご丁寧な年の瀬の挨拶も。去年の中学校の同窓会で何十年ぶりかで会って、それ以来、手作り野菜をいただくことに。庭の植木を切り倒して畑にし、レモンやユズなど実の生る木を植えたというお庭も見せていただいて、奥さんにも紹介されました。「気にせんといてや、配るとこに困ってるんやから」と言ってくれますが、ゴーヤやスダチ、ユズは今年は買わずに済みました。「元気でおってや、また来年、よろしく」と言われて、「ほんと、そうね、元気でいようね」と言って別れました。
その巨大ユズ、名前がわかりました。「獅子ユズ」とか「鬼ユズ」という名前で、中国が原産で奈良時代に日本に入ってきたとか。「ユズ」という名前がついていても、「ブンタンの仲間で、ダイダイのように正月に玄関などに飾ったりするのに使われるなど、食用と言うより観賞用に使われる事の方が多い果物」だそうです。それで「黒いお盆の上に飾ったら良い」ということだったんですね。香りも「ユズほど強くなく、ほのかな柑橘系の香り」です。(引用元:http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/shishiyuzu.htm

◎ユズを頂いた同じ月曜日の午後は母の俳句の年内最終日。私は郵便局やもろもろの用事を済ませて、4時近く、隣で留守番している父に声をかけて、二人でミルクティーの午後のお茶を飲んでいるとき、母が帰ってきました。俳句の会で、あれほど得意?だった席題の俳句がここ数回振るわないと言っていた母が、嬉しそうに部屋に入ってきました。家で作った俳句はサッパリだったけど、「風」の席題で作った句が5票ももらえたとのこと。



     掃きよせた 落ち葉に風が 来て遊ぶ



余分に淹れていた紅茶を注いで、母も加わってティータイム。すると、母が、知らない人から手紙が届いているけど何だろうと。二人が隣に引き上げてすぐ母が封書を持ってきました。書道の先生らしき方から、母の句を書にして、来年の書道展に出品し、年賀状にもしたいので了承してほしいという丁寧なお手紙でした。「お母さん、これ、ファンレターよ、良かったね〜」と私。

明石には伊丹三樹彦先生に師事する仲間が何人かおられるので、どなたかの句集を見て気に入って作品にしてくださったのでしょう。同人の方からは評価されてなかった句を取り上げてくださった方の出現に戸惑いながらも嬉しそう。



     願いごと 叶う予感や 花は葉に