梅の花と”箕面でシカの巻き狩り”



両親の家の西隣、四丁目で唯一の畑の梅の花が満開です。
今日から弥生、三月。
日差しはすっかり春ですが、風はやはりまだ冷たい。
奈良のお水取りが済むまで、あともう少しです。


◎月曜日の毎日放送、夕方6時台の”VOICE”というニュース番組の中で、箕面のシカが取り上げられました。
夕飯の支度にかかっていると、正しいイントネーションで『箕面』という声がテレビから聞こえてきました。
箕面」は標準語で読まれると「み」にアクセントを置いて発音されることがあって、地元の者からすると、箕面じゃないと拒否反応を感じます。ところが、この日はテレビで正しく『みのお』と発音しているのが聞こえて、画面を見ました。西キャスターです。
「憤懣本舗」というコーナーで、憤懣やるかたない出来事を取り上げて深堀り、追跡するコーナーです。

40代から箕面の山を歩くようになった夫が、箕面の山がシカの被害にあって大変なことになっていると言い出したのが、ここ10年ぐらい、7,8年前くらいからか。箕面の市花のササユリがなくなった。シカが食べたのだとか。そのうち、若木がみなダメになっているとか。天敵のオオカミがいなくなってからシカが増えだして、農作物の被害が大変という話も。シカの害は箕面に限らず全国的に増えているとか。グラフの縦軸の被害額の単位は億円です。
お茶で一緒のNさんは、山際に住んでいるので、お正月のお飾りや葉ボタンなどは、みなサルかイノシシかシカが持っていくと仰っていました。どこの山奥の話?という感じですが、シカが迫ってきているという気はしていました。
番組では、箕面のサルは天然記念物だけどシカは害獣で、今回、犬を放して猟銃でシカを撃つ巻き狩りをする漁師さんたちを取り上げていました。

イノシシはまっすぐ走るけど、シカはピョンピョン跳ねながら走るので狙って撃つのが大変難しいという話でした。
山がシカを養えるだけの数に抑えれば人間とシカは仲良くできるので、それ以上のものは狩りをして食べるというのもありですね。ジビエ料理もそういう意味ではもっと流行ってくれるといいのかも。
奈良や宮島には放し飼いのシカがいますし、花札にも描かれていますし、百人一首にもシカは歌われています。日本の山に鹿はつきものなんですが、オオカミの絶滅がよくなかったんですね。