今朝の日経新聞一面トップ。そして二面。注目は読売新聞ですね。
内閣支持率がー12、不支持率が+13、下げ幅、上げ幅ともにトップです。
◎今月になってからブログへのアクセスが増えました。15日にはいつもの倍以上のアクセス数。調べてみると「共謀罪がなくてもパレルモ条約は批准できる(報道ステーション)」(http://d.hatena.ne.jp/cangael/20170517/1494998852)という記事へのヒットが多いようです。皆さん、国会のとんでもないやり方を見て共謀罪についてもう一度調べてみようというアクセスかな〜とか想像しています。
それで、私ももう一度おさらいです。「テロ等準備罪」という名前にごまかされている人たちが多い、ということは、「共謀罪」で「治安維持法」と言われたんでは印象が悪いので、名前を「テロ等準備罪」にすれば五輪がらみで誤魔化せると考えた知恵者のワナにはまる人たちが多かったということですね。ここのところで引っかかってる人たちへの働きかけを考え直す必要もあります。大手新聞では、その点、最後まで「共謀罪」と呼んでいたところが多かったのですね。読売は政府の言いなりでしたが、産経もそうだったのかな・・・
◎↓この時のモーニングショー、私も見ていました。玉川氏が目を丸くして素っ頓狂な声を出したのも覚えています。平然と「名前はね・・・」と自民党の担当者が答えていましたが、こんなのに騙されたんでは・・・『賢くならなければ』の声が聞こえてきそうです。
内田樹さんがリツイート
異邦人 @Medicis1917 6月15日
共謀罪を政府見解そのままに「テロ等準備罪」だと思っている人々には、当該法案を取り纏めた古川法務部会長が弁解不可能なボロを出した瞬間を是非ご覧いただきたい。
古川「テロなんて言ってませんよ、この法律だって」玉川「皆さんがテロ等準備罪って言ってるんですよ」
古川「名前はね」
◎こんなヤジを飛ばす自民党議員。法治国家、民主主義を自ら捨てる国会議員の姿です。
加藤郁美 @katoikumi
加藤郁美さんがacaciaをリツイートしました「共謀罪で逮捕するぞ」というヤジも衝撃だが、それでわきおこる与党議員の心底楽しそうな笑い声が衝撃的。そして女性の笑い声も混じっていることがとにかく悲しい。与党議員達には議会政治の死に立ち会っているという意識がまるでない。acacia
@freie_Herz
報ステ。
福島議員の怒りの言葉に対し、「共謀罪で逮捕するぞ」という笑い混じりのヤジが。
◎京都新聞に高村薫氏の記事です。厳しい内容ですが自覚できないといけないと思います。
内田樹さんがリツイート
盛田隆二
@product1954 24時間
高村薫さん「悪いのは私たち。ある意味、平和や民主主義が保障されてきた戦後社会に慣れすぎていた。安心感を覚え、権力に対する警戒心が失われていた。いつ権力が私たちに牙をむくか分からないのに。…私たちは本当に取り返しのつかないことをした」(京都新聞:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170615-00000025-kyt-soci)
「共謀罪」成立、作家高村薫さん「悪いのはぜんぶ私たち」
6/15(木) 22:11配信 京都新聞
「共謀罪」法案は、私たちが自由に発言したり、行動したり、時には国に盾突くこともできる、といった戦後民主主義的な価値観を否定するものです。テロ対策や国際組織犯罪防止条約の批准のためといった理由は口実にすぎない。そんなとんでもない法律を、極めて強引な手法で成立させてしまう。しかし、悪いのはぜんぶ私たちですよ。政権のウソを見抜くことができず、高い支持率を与え、好き勝手にさせてしまったのだから。
「テロ対策」というのはまやかし。再三の指摘にもかかわらず適用範囲はあいまいなままで、対象となる罪もテロとは無関係なものが多数含まれている。他方で、都合の悪い異論を封じ込めるに、これほど便利な法律はない。今は、政府の方針に堂々と言論で反対することができるけれど、共謀罪があれば、そうした行為と、処罰対象となる「反政府運動」とを結び付けるのは簡単。ほんの一歩、あるいは半歩ほどの違いしかない。
犯罪の兆しを言動から探るには、日常的な監視が必要になる。メールやスマートフォンのアクセス記録、位置情報などが常時収集される社会が当たり前になる。テロ防止の実効性は不明だけれど、市民への威圧効果は十分です。異論が封殺され、物騒なことには口をつぐむ。非常に均質な社会になるでしょう。
では、なぜ政府のウソを見抜けなかったのか。高い支持率を与えてしまったのか。それは考えることを放棄してしまったから。今の日本は情報が多すぎて「何が最善なのか」「何が本当なのか」が見えにくい。分かるのは「結局、世の中難しいね」っていうことだけ。そこで、自分で決断することに限界を感じ、ある種威勢の良い言葉で現状をスパッと切ってくれる政治家に飛びついてしまう。
国会の論戦も、旧態依然とした保守対リベラルの構図に終始し、無関心を加速させた。冷戦時代は、市民の生活感覚として保革の対立は理解できたけれど、今やそんな感覚は皆無でしょう。だから野党の批判も、大きな反対の動きにはつながらなかった。
繰り返しになるけれど、悪いのは私たち。ある意味、平和や民主主義が保障されてきた戦後社会に慣れすぎていた。安心感を覚え、権力に対する警戒心が失われていた。そう、この70年、権力は「優しい顔」をしていたんですよ。よく注視すると本当は違うけれど、市民感覚として権力は怖くなくなっていた。いつ権力が私たちに牙をむくか分からないのに。共謀罪はまさにそういう法律だったのです。私たちは本当に取り返しのつかないことをした、今は、そのことを肝に銘じることしかできない。
松本創 @MatsumotohaJimu
昨日回ってきた郄村薫氏のインタビューも趣旨はわかるし、まあ賛同するけど、問題はそういう言葉が届かないことじゃないのかな。国民が「政権のウソを見抜けない」のではなく、ウソや不正だとわかって、「それでもいい」「そんなもんでしょ」と容認しているのだとしたら、そこに届く言葉はあるのかな。
◎NHKと共謀罪と言えば思い出すのがコレ→
「公共放送」なのに、事実を伝える以上に共謀罪に反対する人たちへの「感情」がこもっていますね。
こういうのを『印象操作』って言うんじゃないですか?
それなのに、成立後の放送では、”この成立した法律の中に「テロ等準備罪」は入っていません”なんて今さら?ですが、
なるほど、そういう見方もある・・・あるいは、『解禁』で待ってました?
内田樹さんがリツイート
kentarotakahashi @kentarotakahash 22時間
kentarotakahashiさんがNHK生活・防災をリツイートしました
NHKが今になって共謀罪の中身について伝えるのは、良心を取り戻したからではなくて、テロじゃなくて貴方を取り締まるヤバい法律、もう出来ちゃいました。だから、大人しくしないといけませんよ、と伝えるため。
NHK生活・防災
@nhk_seikatsu
【テロ等準備罪って わかりますか?】6月15日 21時08分
共謀罪の構成要件を改めてテロ等準備罪を新設する法律が成立しました。ネット上では「ちゃんと説明できる人いるのだろうか」などと内容がよくわからないという声があがっています。この法律、対象となる犯罪は277ありますが、この“中”にテロ等準備罪は入っていません。え? そうなんです。こうなっているんです。(ネットワーク報道部・梅本一成記者)
山崎 雅弘さんがリツイート
Hideyuki Hirakawa @hirakawah 6月15日
「NHKしぐさ」:
1. 後戻りできない段階になってから「何が問題だったのか」としたり顔で論じ始めること。
2. 単に「報道解禁」を指すこともある。
◎ル・モンドの記者がテロ対策に共謀罪は必要ないと書いていましたが、こちらは「ルポワン誌」だとか。
内田樹さんがリツイート
橋本一径 @KazumichiH 6月14日
フランスのメディアも国連特別報告の件を報じ始めた。「デヴィッド・ケイ氏が数々の証拠を提出したにも関わらず、日本の井原国連大使はこれに荒々しく反論、ケイ氏を『嘘つき』で『報告』は不正確だと決めつけた」。仏『ルポワン』誌。
Le gouvernement Abe est accusé de museler la presse et d'effacer les épisodes honteux de l'armée nipponne durant la Seconde Guerre mondiale.(Japon : Abe dans la tourmente
Le gouvernement Abe est accusé de museler la presse et d'effacer les épisodes honteux de l'armée nipponne durant la Seconde Guerre mondiale.)