庭の花と「ペリー・元米国防長官に聞く『核兵器禁止条約を支持 尊重すべきだ』(「米国核戦力 現場から」朝日新聞)」

シラン(紫蘭)と少し遅れて咲く白花のシラン。その向こうにフキの葉。

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◎我が家の庭の小さな畑ですが、白菜やキャベツを収穫、サニーレタスも柔らくて美味しい。今はウスイエンドウが終わりかけ。今まで5回ほど豆ごはんにして戴きました。中には失敗?というか楽しみにしていたイチゴの赤い実が何者かによって横取りされました。20個近くが盗まれて1粒も口に入らず。夫はカラスだと思うと。

(実家の側の庭の白花シランと今頃咲く赤花のツツジ

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今は紫のタマネギの収穫期です。玉ねぎ部分も美味しいですが、葉っぱが柔らかくて本当に美味しい。少しの油で炒めて酒とみりんを少し入れて蓋をして蒸し焼きにしてから合わせる肉や野菜によって味付け(塩麴か醤油かウエイパー)を。先日は鶏肉を短冊に切って片栗粉をまぶして先に炒めて、ひげ根を取ったもやしと薄揚げ、最後に4,5㎝に刻んだ玉ねぎの葉っぱを入れてウエイパーで味付けしてみましたが、とても美味しかったです。

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畑にした分、草花は減ったのですが、一番残念なのがジンジャー。東のブロック塀際のジンジャーを昨年そっくり南の塀際に浅植えにして移植しました。この冬、飛び切り冷え込みがきつく、藁をかけてやればよかったのですが、全滅したようです。

この辺り、40数年前、会社が世話してくれて住んでいた六甲のお屋敷の離れの庭にあったミョウガを持ってきて植えたので、今、このミョウガがアチコチから芽を出しています。ミョウガとジンジャーはそっくりなので、一つだけヒョットするとジンジャーかな?!と思えるのがあるので、もしこれが生き残っていれば・・・と期待しています。

と書いてからカメラを手に庭に出てみました。どうも場所からして生き残っている可能性が出て来ました。↓写真左がジンジャーらしい。右はミョウガ。葉の色が浅い方がジンジャーかなと思う方で、緑の濃い色はミョウガ。周りに小さな三つ葉ドクダミが生えています。(ジンジャーの花、薫り高く咲いて・・・ - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

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◎5月9日(日)の朝日新聞の記事から。

「核なき世界」を訴えたオバマ元大統領に影響を与えた「四賢人」の1人と言われるウィリアム・ペリー元国防長官(93)朝日新聞の取材に応じて、今年1月に発効した核兵器禁止条約について『核兵器保有を不道徳としており、支持する』と述べた。米国の国防長官経験者が核兵器を史上初めて違法とした条約への指示を明言するのは異例。

◎核の先制不使用に日本が反対したことも述べられていています。広島、長崎、ビキニ、福島と核による死者や被爆(被曝)者の願いや、日本人の非核の想いを裏切り続けてきた自民党ですので、いまや驚きはしませんが、それでも自ら非核の道を妨げる行為には呆れるし悔しいし恥ずかしいと思います。それでは、全文、書き移してみます:

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核禁条約を支持 尊重すべきだ

「先制不使用」 反対した日本側

   ペリー・米国防長官に聞く

 核禁条約発効の背景には、核不拡散条約(NPT)で義務づけられている核保有国の誠実な軍縮交渉が進まない事への非核保有国のいらだちがある。

  ペリー氏はオンラインのインタビューで「米ロは義務とは反対に、核兵器の数を増やさずに近代化や更新を進めて強化している」と指摘。「核禁条約とNPTは、核兵器なき世界を目指す目標は同じだ」としたうえで、「核禁条約は核保有国に圧力をかけ、再考を迫る。米国は条約に加わらなくても、その存在を尊重すべきだ」と語り、非核保有国との対話の重要性を強調した。日本については核兵器に反感を示す一方、米国の核の傘を受け入れており、発言が偽善的にとられる可能性がある。特殊な立場だ」としつつ、両者の橋渡し役が出来る可能性があるとの認識も示した。

 さらに、核攻撃を受けない限り核兵器は使わないとする「核の先制不使用」の宣言について言及。ぺリ―氏は自身が国防長官を務めたクリントン政権で宣言を検討したが、米国の「核の傘」に守られている同盟国の反対などで見送られたと明かした。「私が参加した会合で、日本政府の代表は反対し、米国は宣言すべきでないと述べた。間違った姿勢だったと思う」と証言した。

 オバマ政権も先制不使用宣言を検討したが、当時も日韓などの懸念が上がり、断念した。バイデン大統領は、核兵器の「唯一の目的」を米国と同盟国への核攻撃の抑止に限るとする宣言に意欲を示している。ペリー氏は「(こうした形の宣言は)十分可能性がある。米国が主導し、ロシアが続けば、世界はより安全になる」と期待を示した。

 ペリー氏はまた、オバマ政権が米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の批准を上院で認めてもらうのと引き換えに、30年間で1兆ドル(約108兆円)を投じる核兵器の近代化計画をのんだことは「間違いだった」と強く批判した。

 米国は(1)大陸間弾道ミサイルICBM)(2)潜水艦発射弾道ミサイルSLBM)(3)戦略爆撃機による「核の三本柱」の近代化を進めている。ペリー氏はSLBM戦略爆撃機の近代化には一定の理解を示したが、ICBMは「危険で不必要」として「退役させるべきだ」と主張。理由として、地上の発射場所が固定され、敵に攻撃されやすい▽敵の攻撃があったとの誤警報で数分で発射できる▽サイバー攻撃で誤警報のリスクはさらに高まっている――と指摘した。

 またバイデン政権について、「私は核兵器廃絶に動くとは思わないが、核兵器の役割を低減させ、近代化を見直し、その間は(開発を)止めるように求める」と述べた。

(ワシントン=渡辺丘)

MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM(書き移し終わり)