「女性が動けば 世界は変わる」中満泉・国連事務次長

◆もう以前から言われていることですが、日本は先進国の中でも女性議員の数が極端に少ない。

内田樹さんがリツイート

ガイチ

@gaitifuji 3月9日

日本の次がサモア、その次はカタールとなっている/“対象となった193か国のうち、日本の衆議院にあたる下院や一院制の議会で日本は10.2%、前の年より順位を7つ下げ、165位となりました。G7=先進7か国ではフランスが39.7%で16位、アメリカが23.5%で78位などとなっていて、100位台は日本だけ”

◎そこで思い出したのが、中満泉さんの記事です。3月7日の朝日新聞、「Dear Girls」という頁に「国連の日本人職員で最高位 事務次長・中満泉さん」が取り上げられています。

 中満泉さんが国連で活躍されているのが紹介されるようになったのは、核兵器禁止条約が国連で採択されたことがきっかけでした。

核兵器禁止条約は、2017年7月7日に122か国・地域の賛成多数により採択。条約の推進には2007年に核戦争防止国際医師会議から独立して結成された核兵器廃絶国際キャンペーンICANの貢献が大きいとされ、同団体は2017年10月6日にノーベル平和賞を受賞。 現在70か国が条約に批准、署名している。

 ただし、全核保有国は不参加アメリカの核の傘の下にあるカナダやドイツなどNATO加盟国や日本、オーストラリア、韓国なども不参加。反対票を投じた国はオランダの1ヶ国、棄権した国はシンガポールの1ヶ国。また、当初は条約に賛成だった北朝鮮核兵器の開発に成功後、不参加に転じた。

さて、新聞です。タイトルは「女性が動けば 世界は変わる」。

巨大組織の国連で、日本人職員として最高位に就いている中満泉・事務次長(55)。紛争地に飛び込んでキャリアを築き、家庭ではスウェーデン人外交官お夫と2人の娘を育ててきた。キャリアと家庭をどう両立させてきたのか。女性が活躍できる社会はどうすれば実現できるのか。中満さんに聞いた。(ニューヨーク=鵜飼啓)

 二つの見出し、1つは:

反対されても紛争地へ 結婚後も支えあい仕事」(省略)

2つ目が「変わらぬ日本 『男性優位』の刷り込みは異常

後半の2つ目のテーマについてに記事を写真で紹介です。

二つの国を比べて一番違うのは国民の主体性です

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「日本の状況は、はっきり言って異常です」

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「日本が変わらないのは、『優位が既得権益』だから」

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「日本社会では男性も大変」

若い人たちに言いたい、不可能なことはない」

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 「日本でベビーカーを担いで階段を上り下りしていても、誰も助けてくれない」ことに中満さんは「最初はショックでした」と。そして、「過度な自己責任論は良くない。社会はもっと支えあいが必要。お互い様なんです」と言っています。

ここに今の日本の特徴が出ていると思いました。もう少し優しくなれないのか・・・子供連れで満員電車に乗れば、子連れでこんな時間帯に出てくる方が悪いと思われる。命綱の透析治療が社会に迷惑をかけているからと、医者から死を選択するように迫られる風潮。冷たくて寒々としてきます。人と人のふれあい。人って様々。同じ地球の同じ場所で、長い歴史の今のひと時、一緒に生きているのは奇蹟のような偶然。もう少し優しくなれないのかな~