金曜デモ「再稼働反対と高プロ反対国会前抗議」

東京行から一週間、6月最初の金曜デモについては「特別な1日」さんの紹介をお休みしてしまいました。今回は6月2回目のデモ、ダブルで参加しておられます。タイトルは「ドキュメンタリー『ザ・フォーカス ムシロ旗と星条旗』と『無人化のお話し』と『0608再稼働反対!首相官邸前抗議』、『 #0608高プロ反対国会前抗議行動 』」です。
◎最初のテーマ、「ムシロ旗と星条旗」は内灘闘争を取り上げたドキュメンタリーについて書いておられます。内灘といえば基地反対闘争の先駆けとして10代のころの私の記憶にもかすかに残っています。内灘が石川県の海岸だということまでは知らなかった。ブログを始めてからNHKの番組で取り上げられたなかで、沖縄への基地集中のきっかけになったことを知りました。<内灘闘争「ETV特集『安保とその時代』第2回「”改定”へのみちのり」”(http://d.hatena.ne.jp/cangael/20100829/1283061286)>
今回、SPYBOYさんが取り上げておられるTBSのドキュメンタリーでは、「同じ頃、沖縄の宜野湾市伊佐浜でも米軍基地の設置に対し住民から反対の声があがっていた。そこには内灘で見たものと同じ旗(『金は一年、土地は万年』)が掲げられていた。しかし伊佐浜では一夜にして村が取り壊され基地になってしまう。石川と沖縄という遠く離れた地でつながった住民たちの思い、実情は大きく異なっていた」のを初めて知りました。
半世紀以上もの時間が沖縄の問題を難しくしていると思います。もちろん難しくしているのは政治のありようであり、考え方を変えれば簡単、日本政府が態度を決めればいいだけの話。ということは国民が沖縄の問題を他人事扱いしないで自分のこととして解決する気になるかどうかという問題なのですが…アメリカと一体化して利益を得ている政治家たちがもう三世代目ですから・・・意識の外という人たちが大勢になってしまいました。

◎『無人化のお話し』は、この度、東京へ行って地下鉄を利用するのに、切符を買ったのは私だけ、お二人はカード。ICOCAかもう一つのカード。私は阪急のカードが廃止になってから、切符に戻ってしまいました。その切符の購入ももちろん無人の機械。これからの世の中、人にものを聞いて生きていける時代ではなくなって、店員のいない店で一人で買い物をしなければならないようになる…という新しい未来を教えてもらいました。これからの世の中、ついていけないでは済まなくなりそうです。現金で支払いすることも終わりになりそうですね。

ちなみに今年から、日本のコンビニは経産省が音頭を取って、無線でつながる電子タグを使った無人化の実験が始まっているのは皆さんご存知だと思います。

コンビニをほとんど利用しない私、「電子タグによる無人化実験」、知らなかったです。日本の無人化は、それでも世界からは遅れているとか。『高プロだの、カジノ法案だの日本の足を引っ張る法案をゴリ押しする政治家も役人も全く危機感ないですよね・・・』と書いておられますが、大阪の松井知事(経済界も?)は時代遅れのカジノにかけておられるようです。内田樹氏のブログの最新記事(6月8日)はこの『カジノについて』(http://blog.tatsuru.com/2018/06/08_1512.php)です。

ということで、今週も官邸前抗議へ #金曜官邸前抗議
今日は6月とは思えないくらいの暑さでしたが、雨が降るより全然いいです。午後6時の気温は22度。 参加者は600人。


最近も今年40年を迎える東海第二の問題、日立のイギリスへの輸出の問題など様々な問題がありますが、とにかく日曜日の新潟の知事選は心配です。与党側は原発を争点から外しているし、野党側が原発を前面に押し立てても大丈夫かなあ。県民の人はどう思ってるのでしょう。原発に使うカネを教育や再生エネに回せば、日本だって将来の見込みがない訳じゃないんだけどなぁ〜

◎そして、デモの2つ目はこちら:

働き方改革とか高度プロフェショナル制度と言われても、我々世代は定年を過ぎて今や年金生活。息子世代や若い方たちのこれからの働き方が今以上に過酷で低賃金になるのは本当に気の毒です。低賃金はまだしも、命を奪われては元も子もありません。それなのに、労働組合に組織されている労働者は少ないし、肝心の労働組合の動きがよくわからないし、人口減に加えて、働き盛りの健康と命まで心配になる日本、本当にこれから先が思いやられます。高プロについて:

高プロは年収1075万円が対象どころか、色々悪用する余地があり(ブラック企業はやるでしょ)、

尚且つ、将来は対象が年収400万にまで広がる可能性(経団連の主張)だってある制度です。それでもメリットがあるならいいけど、別にメリットなんか思いつきません。だって そういう働き方が当てはまるかもしれないコンサルやアナリストなんて、とっくの昔にそういう労働環境で働いていますからね(笑)。そんなことは厚労省だって政治家だってよく知ってるはず。じゃ、狙いは何か将来は対象を広げて残業代抑制するために決まってるやんけ!
しかも法案の元となるデータだって間違いだらけなばかりか、今日は加藤厚労相の国会での虚偽答弁まで浮上しました。


今に始まったことじゃないですが、滅茶苦茶じゃないですか。高プロにしろ、IRにしろ、議論という民主主義の根幹を破壊してまでして、アメリカの要望に応えたいのか。

★★★抗議の様子やたくさんの写真をぜひ直接こちらのブログを訪ねて:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20180608/1528463299