金曜デモとJNNドキュメンタリーから(辺野古県民条例9万筆への道)「特別な1日」

昨日、26日は10月最後の金曜日。早いですね〜もう10月もおしまい、今年も残り2か月になってしまいます。いつものように官邸前の金曜デモの様子を「特別な1日」さんのブログから。今回のタイトルは、「『マウリツィオ・ポリーニ@サントリーホール』とTBS『JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス「翁長雄志を引き継ぐ」』と『1026再稼働反対!首相官邸前抗議』

芸術の秋、ポリーニさんも76歳になられていたとは・・・曲目変更で速弾き封印かと思うとアンコールでご披露とか、面白いですね。このコンサートのお話の前に、大きな話題が2つ。
★1つは、解放されたジャーナリスト安田純平氏に対する”自己責任論”について。自己責任という言葉が使われたのが小泉元首相のイラク人質事件あたりだといいますので、新自由主義の考えの一つなんですね。ダルビッシュさんのツィッターが紹介されていますが、野球人である前に社会人として発言されているところが立派だと思います。内田樹さんのツィッター欄で見つけた自己責任について:

ロジ
‏@logicalplz 10月25日

なるほど。自己責任論の正体が分かった。

命令によって動けば発生しないが、自らの意志によって動けば発生するもの。それが連中の言う自己責任だ

言い換えれば、権力に従う者には発生しないが、そうでない者には発生するもの

つまるところ、自己責任論は、権力に従わない者への脅迫だ。

★2つ目は、「もうひとつ、24日の日経朝刊に『歴代の経団連会長は今の中西に代わるまで、経団連の部屋にパソコンがなかった、メールも使えなかった』という記事が載ったそうです」。

経団連は、よく、これで労働者の生産性がどう、とか、国際競争力がどう、なんて言えましたね日本の権力層のジジイ連中の質が如何に低いかか、を顕著に示すエピソードだと思います。前々から言ってるとおり、日本企業の生産性が低いのは高プロとか裁量労働制とかの問題じゃありませんバカな経営者が多いからです(笑)。

★「老害経団連だけじゃありません。ケント・ギルバートネトウヨ本の読者の平均年齢は59.69歳、最頻値は68歳だそうです。もちろん男が圧倒的に多い」と、ニューズウィークに掲載された棒グラフを載せておられます。私もネットでこれを見てちょっと驚きました。若い人にもてはやされているのかと思ったら相当年齢の高い人たちが買って読んでいるということです。
★★このあと、10月21日(日曜)深夜に放送されたJNNドキュメンタリー ザ・フォーカス『翁長雄志を引き継ぐ〜民主主義の成熟へ〜』について詳しく書いておられます。
これは、知りたかったことが書かれていてうれしい記事でした。丁度、昨日、沖縄では普天間基地辺野古移設の賛否を問う県民投票条例が成立しました。今朝の朝日新聞の関連記事です:

★SPYBOYさんの記事より:(元山さんの写真も朝日新聞


元SEALDsの元山仁士郎くん金秀グループの呉屋会長、翁長知事の未亡人などのインタビューを交えながら、今 沖縄県が進めている『辺野古新基地建設についての県民投票』についてのルポです。ナレーションは東ちづる。番組のプロデューサーは昨年『米軍が最も恐れた男 その名はカメジロー』を作った佐古忠彦氏 番組の内容を、新聞などで補足しながらご紹介します。


☆当初は署名集めに苦戦していましたが、結果的に目標の4倍もの約10万弱の署名が集まりました翁長知事は生前最後の記者会見の冒頭で署名に言及します。県民投票条例は議会に提出されることになりました。


☆翁長氏の未亡人曰く、生前 翁長氏は『保守に見える人』でないと民意をまとめきれない、と言っていたそうです。そこでデニー氏に白羽が立った。デニー氏は就任時の記者会見でさっそく県民投票に言及、年内の条例成立が見込まれています。番組はここで終わる。


★そして、条例は成立‼ ぜひ、ブログを訪ねて読んでみてください。沖縄の民主主義のための戦いがとてもよくわかります。
◎私が知りたかったことは、「今春 沖縄経済界の大物、金秀グループの呉屋会長、それに、かりゆしグループが翁長知事を支援するオール沖縄から離脱、右から左まで含んでいたオール沖縄が分裂か?という事態が起きました。その理由は本土では『オール沖縄が革新色が強まりすぎてついていけなくなった』としか報じられませんでした」。ところが、「金秀グループやかりゆしグループが離脱した具体的な原因は、昨年来 呉屋氏らが主張していた新基地建設についての県民投票がオール沖縄の中で議論もされないまま却下されてしまったから、だそうです。翁長知事も県民投票に賛成で、前年から住民投票に詳しい大学教授にアドバイスを受けていたにも関わらず」だったということです。

◎SPYBOYさんが書いておられる記事を読みながら、私にも思い当たること、気になっていたことを思い出しました。リベラルと自称している方たちの中で翁長県知事誕生の際に、県知事としてすべきことは辺野古基地の建設許可の取り消し以外にない。即刻取り消しすべきだ。取り消ししない翁長氏は必ず裏切ると決めつけた人たちがいました。ある時期、その人たちのブログを訪ねて記事を読んでいましたので、がっかりしました。戦い方の手順まで自分の意見と同じでないと裏切り者扱いする神経がとてもついていけなくなって、それ以来、見限りました。それこそ、反対のための反対、分断や排除の思想そのものです。翁長氏の『保守に見える人』というのは、排除とは正反対の受容・包摂の人という意味かもしれないと思いました。


ということで、今週も官邸前 #金曜官邸前抗議
今日はほぼ😄秋晴れの爽やかなお天気でした。午後6時の気温は20度、参加者は600人

★ここで取り上げられているのが、「国連の特別報告者 福島への子どもの帰還見合わせを求める(2018年10月26日)」というニュースです。

「国連の人権理事会が任命したトゥンジャク特別報告者は、25日の国連総会の委員会で、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、日本政府が避難指示を解除する基準の1つを年間の被ばく量20ミリシーベルト以下にしていることについて「去年、人権理事会が勧告した1ミリシーベルト以下という基準を考慮していない」と批判しました。

↑この批判に対して日本政府は反論しています。詳しくはコチラ:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181026/k10011686691000.html
★もう一つのニュースは、「奇しくも今日、東芝がイギリスの原発子会社の売却を断念、清算を余儀なくされるのではないか、また日立はイギリスの原発事業で大きな損害が出る恐れがあるとして昨日、株価の年初来最安値を更新、子会社のクラリオン外資に売却、というニュースが報じられました。アメリカやドイツの企業が原発から足抜けしつつあるのに、わざわざ不慣れな外国の原発に足を突っ込んで火傷を負う。東芝も日立もババ抜きのババをつかまされたということです。これこそが自業自得、自己責任って言うんです(笑)。」
★★★今回もお役立情報満載ブログをぜひ訪ねて全文をコチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20181026/1540553757