プーチン氏年末記者会見「北方領土問題と沖縄(日本に主権はあるのか?)」

#StandWithOkinawa
●ロシアのプーチン大統領の年末記者会見のニュースがありました。4時間がかりだったそうです。北方領土返還についての質問に対するプーチン氏の返答の中に、沖縄の辺野古問題が。「民意が反対と言っているのに、日本政府は何もできていない。日本に主権はあるのか?」と本質をついています。世界から見た「沖縄・辺野古」の問題は、そういう問題なんだということです。

内田樹さんがリツイート

俵 才記
@nogutiya 12月21日

安倍さん、プーチンに軽くあしらわれてるね。
北方領土に米軍基地が置かれる可能性について「日本の決定権に疑問がある」と。
安倍が何を言おうが信用出来ないという事だ。
その理由が面白い
沖縄県知事が基地拡大に反対してるが、何も出来ない。人々が撤去を求めているのに基地は強化される」

プーチン氏「日本の決定権に疑問」 北方領土と米軍基地有料記事
モスクワ=喜田尚 2018年12月21日02時00分

年末恒例の記者会見で質問に答えるロシアのプーチン大統領=2018年12月20日、モスクワ、石橋亮介撮影


 ロシアのプーチン大統領は20日に開いた年末恒例の記者会見で、ロシアが北方領土を日本に返した場合に米軍基地が置かれる可能性について、「日本の決定権に疑問がある」と述べた安倍晋三首相はプーチン氏に北方領土には米軍基地を置かない方針を伝えているが、プーチン氏は実効性に疑問を呈した形だ。


プーチン大統領恒例の「年末記者会見」、報道ランナー(ABCテレビ)によりますと、(原稿なしで)4時間の記者会見だったとか。プーチンさんは日本でも人気?が高く?て、ロフトのカレンダー売り上げトップがプーチン氏のカレンダーだそうです。66歳で鍛え上げた肉体美とか。若い人が買っていくそうですが、不思議です。
ところで会見場の様子を見ていると、なかなかユーモアもありますね。どこの国の記者かわかりませんが、「あなたは世界を支配したいですか?」と質問、プーチン氏「勿論です」と答えてニヤッと。「再婚はしないんですか?」「君は結婚してるの?」「はい」「君が結婚したいのかと思ったよ。まともな人なら結婚はすべきだと思う」とか。さて、日本についてです:(ツィッターの発言記録と一致しませんが、番組の写真を張り付けてみました)

プーチンさんの発言、「沖縄を見ていると、あれだけ知事も人々も世論調査も反対しているのに何にもできない日本に、主権があるのかわからない」。その通りですね。プーチン氏は言及していませんが、「あれだけ民意は反対なのに、日本政府のやっていることはアメリカの言いなりじゃないか、かえって強化しているじゃないか」ですね。
いくら安倍首相が、帰ってきた2島には米軍基地は作らせないと約束しても、信用してもらえません。そもそも、そんな決定権を日本が持っているのか、主権は日本にあるのか?と疑われています。根本的で致命的なウィークポイントを突かれてしまっています。もうこれは二島返還も無理で経済協力だけの話になるのでは・・・・安倍首相も、日本国民は騙せても、ロシアをだますことはできないでしょう。

内田樹さんがリツイート
Akiyoshi Komaki 駒木明義
‏@akomaki 12月20日

プーチン発言概要
・「安全保障の問題は極めて大切だ。平和条約を締結の際にもだ。あなたは米国軍の施設の(返還後の島への)建設について述べた。しかし、それはすでに存在する。沖縄には最も強力な米軍基地がある。何十年も前から存在しているのだ」



この問題の決定に日本が参加できるかだが、私たちには分からないのだ。この種類の問題で決定を下す際に、日本にどの程度の主権があるのかが分からないのだ。あなたはこの会場の誰より知っていると思うし、私も知っていることがある。沖縄の基地の強化や拡大に、沖縄県知事は反対しているしかし、何もできない。人々も反対している。世論調査も、示しているし、デモをしている人もいる。基地に出て行って欲しいとしかし、基地の強化が進んでいる。みんなが反対しているのに


・「平和条約締結後に何がおきるのか、私たちには分からない。もちろん私たちはMDの日本への配備に深く懸念している。このことは何度も言ってきた。私たちはこれが防御的な兵器とは考えていない。これは、潜在的に米国の戦略的兵器なのだ」

「これは、攻撃的なシステムとして働くのだ。しかし、私たちは心から、日本と平和条約を締結したいと思っている。なぜなら、私は確信しているし、安倍首相もこの確信を共有しているが、現状はノーマルではないからだ。ロシアも日本も完全に関係を正常化したいと考えている。」


・「それは、経済的な観点からだけではない。経済的には前進している。日本の市場はロシアの肉やチキンに開かれようとしている。他の前進もある。
しかし、正常化は極めて大事だ。ロシアにとっても日本にとっても。
プロセスは複雑だが、我々は日本と共にこの道を進む」


・質問には、「島はいくつ返ってくるのか」といった部分もありましたが、プーチン大統領はその部分には答えませんでした。

●日本がIWC(国際捕鯨委員会)を脱退。国際連盟脱退を連想してしまいます。捕鯨の問題となると、「捕鯨は伝統文化」とか、ふだん鯨肉なんて口にしたことがなくても、「豚や牛を丸ごと食べる西洋人に言われたくない」と、にわかナショナリストになってしまいます。それほど、ナショナリズムというのは、文句なしに人を駆り立ててしまいます。森監督の「捕鯨ナショナリズムのアイコンになっている」には、な〜るほど!と納得しました。冷静にならなきゃいけませんね。それに、豚や牛は家畜として育てていますがクジラは違いますね。

内田樹さんがリツイート

森達也(映画監督・作家)

@MoriTatsuyaInfo 12月20日

5000トン以上の鯨肉が冷凍のまま備蓄されている。需要はほぼない商業捕鯨を再開する理由は何か。捕鯨ナショナリズムのアイコンになっているだから引けない。領土問題と同じだ。そもそも南氷洋捕鯨明治以降に始まった。伝統でも文化でもない

PS:「知ってはいけない2」の著者矢部氏のツィッターです

内田樹さんがリツイート

矢部宏治
@yabekoji 12月20日


だからプーチンは、日本の現状を完璧に理解してるって。
1)「平和条約は、在日米軍問題を抜きに決着するのは難しい」
2)「イージス・アショアは、瞬時にミサイル攻撃基地に変わる」
3)「辺野古への土砂投入は、日本の主権のレベルを疑う」
はい。北方領土返還交渉、完全終了!