今年の終わりに

やっと一年の締めくくりです。
何んという一年だったかと思っています。
個人的には、母の2度の入院と父の死去が何といっても不意の出来事でした。
私の70代は、隣の両親を見送るために…という覚悟はしていても
その日がやってくるのは突然です。
老いていく姿を身近に見ているので、いずれ私たちも…と思っています。
さて、ブログは今年で丸10年が終わります。
10年も続けているのかと他人事のようですが、数えれば10年。
来年はちょっとペースを変えて、落ち着いてみようか・・・

そうそう、朝日新聞の文化欄に「逝きし世の面影」の著者・渡辺京二さんが連載されていて、
28日がシリーズの最終回でした。そこに、こんなことが書いてありました。

 いくら稼いだか、どれだけ業績を上げたか。そんなことが人の価値を測るものさしになって久しい世の中ですが、みんな死ぬときはただの人間、無職ですから。職業や社会的地位なんか関係なく、いい仲間たちと出会って、好きなことをやったらいいんです


 若いころから雑誌を作ってはつぶしの人生でしたが、人と人を結び付けてきたとは言えるでしょうか。人に情をもてなくなったら、それこそ生きるのは地獄ですから。


世の中は、年々、悪くなる一方のような政治状況のなか、
内田樹さんは、自前の共同体を作って共同墓地までできてしまうという生き方を実践されています。
そこまで大掛かりではなくても、例えば、先日我が家で集まったヨーガ仲間のお一人は
80代のお一人暮らしですが、毎日のように年下の友達の来訪があって、
何かあったときはお願いと言える関係を普段から大切にされています。

地獄の中にあっても身の回りの生息場所は快適に・・・


さて、来年のことを言うと鬼が笑うとか、今年はこれで終わります。
毎日、毎日、ブログを訪ねてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
また、来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
みなさん、よいお年をお迎えください。