今年も「子ども110番の家」訪問の日を迎えて

母が退院した翌日の火曜日、水曜日と忙しい日でした。

火曜日は、午前中お二人の看護師さんが来られて母の入浴の介助。以前はお昼は母が自分でやっていましたが、退院直後ということで3人で昼食。三食とも我が家で。

午後3時に、今まで電話で連絡を取り合っていたケアマネさんが初めて来られました。とても若い方で、いろいろ書類に記入したり要望を聞かれたり、でした。

水曜日は、午前中ヨーガ。午後から訪問医の先生と看護師さん、ケアマネさんが来られることに。その前に、今年も北小の子供たちが「子ども110番の家」訪問に来ました。

玄関先の植木鉢は丁度半年咲き続けたパンジーから、今年初めてペチュニアに挑戦して植え替えた大鉢と、もう一つの鉢にはインパチェンス、丁度、蔓バラのカクテルが満開、白い柏葉アジサイも少し咲き始めています。大鉢のペチュニア、色を失敗したかも。年越しのナデシコとのバランスも悪いし・・・

5月に入って、北小の先生から今年もよろしくとの電話があり、前もってお願いの手紙を届けるといわれていました。例年、10日ほど前に6年生が封書を持ってくるのですが、先週は来られず。母の入院先へ毎日午後出かけていたので留守の時来られたかもしれないと思いながら今週を迎えました。前日の夕方、チャイムが鳴って、男の子が立っています。あぁ、来た来た・・・と思いながら、出てみました。封書を受け取って、お名前は?と聞いたら、Sです。「えっ?一つ下の筋の曲がったところ?」と聞くと、そうだと。そう~Sくんなのでした。お孫さんかな…と思っていました。

翌日の水曜日、最初に大きなバイクを横づけたのはケアマネさん。今から小学生が来ますので、それが終われば私も行きます、とまず母の待っている部屋へ案内。2時40分、約束の時間にチャイムが鳴って、玄関の扉を開けると大勢の子供たちがいます。前日封筒を届けてくれたSくんが、挨拶して、先生らしき方が指示。どなたが?と聞くと、僕がとSくん。

じゃ、一度玄関に入った方がいいかな?と前日受け取った手紙に書かれていた通り、チャイムが鳴るのを待って外に出て、「どうしたの?」「助けてください。今変な人につけられて」「早く家に入って。警察に電話したから、もう大丈夫」というセリフのやり取りをしました。「わかりましたか? こうするんですよ」と先生。子どもたちが「は~い」と言って、新一年生の紹介です。今年は女の子が一人、恥ずかしそうに小さな声で名前を言ってくれました。これで終わりです。15,6人ぐらいの子どもたちがいました。そこへ、看護師さんと訪問医の先生が到着。

すぐ母の部屋に入って先生の診察に立ち会ってお話を聞き、ケアマネさんとも今後のケアについての話し合いです。自己主張の強い母は、父と違って、納得するまでが大変。夕食が終わってからも、説明に一苦労。元気になった証拠です。

夕食の支度をしながら、バタバタしていてベルマークを先生に渡すのを忘れたのに気づきました。1年間貯めたベルマークですので、すぐそこのSくんに預けてこようと外に出ました。チャイムを鳴らすと、二階からSくんが顔を出して気付いてくれました。お母さんも出てきて、少しお話ができました。

やはり、お父さんは次男と同じ学年のS君でした。8年前に家を交代したんだとか。庭が広いのと玄関までの段差が年寄りにはきついので、池田のマンションと交代して、3人の子どもたちを連れて引っ越してきたということでした。結婚していれば、孫はもう小学6年生にもなるんですね。お茶の先生の次男のY君の娘さんは今年中1と聞いていたし・・・自己紹介して次男の近況も少し伝えて、ベルマークを預けてきました。

母が入院中に作っていたのか、それとも退院してから作ったのか、4月から退院までの俳句を書いた紙片を夕食の時、渡してくれました。並べてみます。

 

  新しい 元号は令和 さくら咲く

  待つ人も ないのに急ぐ 花は葉に

  春の星 会いたい人にだけ 会えぬ

  つばめ来る 時は積むもの 流れもす

  強がりも しくじることも 五月の風

  竹の秋 しばらく背伸び まっすぐに

  秘めごとの 一つもなくて 母子草